「家を買いたい」「子どもの教育資金が足りるかどうか不安」「老後が不安」など、お金を貯めることで解決できる問題はたくさんあります。ボーナスで自分へのご褒美としてモノを買ったり、車を買い替えたりしていればお金は貯まりません。お金を貯めるには、日々の節約が欠かせません。
では、どんな風に節約すればよいのか、具体的に節約方法を紹介していきます。
まずどのぐらい毎月お金を使っているのか把握する <家計見直しチェックシート>
項目 | (円) |
---|---|
食費 | |
日用雑貨 | |
交通費 | |
交際費 | |
娯楽費 | |
教育費 | |
美容費 | |
被服費 | |
保険料 (医療保険・定期保険等) |
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通信費 (携帯・インターネット) |
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光熱費 (水道・ガス・電気) |
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住居費 (家賃・住宅ローン返済) |
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大型出費 |
「毎月どの項目にどのくらいお金を使っているか」を把握することから始めましょう。
また、毎月の支出を全く把握できていない方は、「LINE家計簿」「Zaim」「マネーフォワード」「Money Tree」「LINE家計簿」等のスマホの家計簿アプリを使って、レシートを読み取り日々の食費や日用雑貨等にどれだけ使っているか、記録すると良いでしょう。
毎月の収支が把握でき、毎月どのぐらい貯めたいかでどのぐらい節約しなければならないかが分かります。そして、項目ごとの支出を把握することで、使いすぎている項目すなわち節約すべき項目が見えてくるわけです。
項目ごとに節約する
・食費 自炊を心掛け、できるだけ外食を控えるようにし、できるだけ食材を無駄にしないようにすることで食費は節約できます。
食品ロスを防ぐために、まず冷蔵庫を整理し、冷蔵庫に詰め込みすぎないようにすることで、食材の使い忘れを防ぎます。
また、仕事をしていて帰ってからごはんをつくるのが大変の場合は、仕事が休みの日に「焼くだけ」「煮るだけ」になるように味付け食材を冷凍庫にストックするのも手作りを長続きさせるコツです。
傷みやすい野菜は、平日切る手間をなくすため、切って冷凍庫に入れておくのがおすすめです。
冷凍できる野菜は、ニンジン、大根、ねぎ、玉ねぎ、きのこ類はカットして保存できます。
じゃがいも、かぼちゃ、ホウレンソウ、アスパラ、さつまいも、キャベツはカットしてゆでて冷凍するのがおすすめです。
このように、味付けしてある肉や野菜と冷凍野菜を組み合わせることで、仕事で遅くなっても手早く料理することができます。
・通信費
ドコモ、ソフトバンク、auの大手携帯キャリアを利用するのではなく、いわゆる「格安スマホ」「格安SIM」を利用することで携帯料金を節約することができます。
格安スマホ、格安SIMとは、大手携帯キャリアの電波を借りて通信事業を行う会社と契約することです。電波を借りていることから回線維持のための莫大な費用がかからないこと、店舗を構えないことで、コストを削減し、月額料金が安くなっているのがメリットです。
格安スマホは、大手携帯キャリアが提供する高額な最新のiPhone等と異なる、「ASUS(台湾)」「ファーウェイ(中国)」「ZTE(中国)」「京セラ(日本)」などのメーカーが生産する1~4万円程度で購入可能な端末代が安いスマホを使うことです。
最新の高機能スマホに比べると、スペックは下がりますが壊れやすいとかアプリが使えないということは全くありません。
「映像レベルの高いゲームがしたい」「iOS(iPhone)しか使ったことない」ということだと、不便さを感じることがあるかもしれませんが、普通に使う分には全く問題ないでしょう。
一方、今持っている端末を大手キャリアから格安SIMで他の通信量の安い会社へ移行することもできます。保有している端末が最初からロックされていないSIMフリーの端末であればそのまま格安SIMを差し込めば安い通信料で使えます。
SIMロックがかかっている場合でも、同じ回線を使う格安SIM会社なら解除しないまま移行できます。例えば、LINEモバイルとマイネオは全ての回線に対応しています。
格安SIM会社 | 借りている回線 |
---|---|
LINEモバイル | ドコモ、au、ソフトバンク |
楽天モバイル | ドコモ、au |
マイネオ | ドコモ、au、ソフトバンク |
UQモバイル | au |
もしくはロックを解除して自由に格安SIM会社を選ぶこともできます。端末自体に割賦支払いが残っていなければ契約している会社でロックを解除してもらうことができます。解除は店頭で手続きをしてもらうか(有料3,000円程度、解約後も可能)、キャリアとの契約を解約する前で2015年5月以降に発売された端末ならウェブ上でも手続きできます。
ただ、SIMを解除しても端末自体が移行先のSIMに対応していないこともあるため確認してからロック解除とSIM契約を結びましょう。
電気会社、ガス会社、インターネット会社等をまとめる
・電気とガスをまとめる
電気会社にガスをまとめることで、ガス料金を安くすることができます。
・電気会社を携帯会社にする
携帯会社で電気事業を行っていることがあります。使用している携帯会社に電気もまとめることで安くなります。オール電化の場合はオール電化用の特別料金となっていることがあるため、会社を変更すると電気料金が高くなることがあるため注意しましょう。
・インターネットを携帯会社にする、同じ系列にする
携帯会社や同じ系列にすることで、携帯料金やインターネット料金の基本料金が割引になります。
保険を見直す
会社で加入している保険、個人で加入している保険、親が自分のために加入してくれていた保険等を比較して、保障が重なっていたり、保障が大きすぎたりすることはないか確認するのがおすすめです。自分でわからない場合は、加入している保険会社や保険の無料相談窓口で教えてもらうのもおすすめです。
節約は1か月だけ行っても資産は増えません。長く続けることが大切です。それには、長く続けられるためのコツが必要です。
無理はしない
急に食費を10万円から5万円にするといってもつづきません。自分の性格に合った無理のない方法で長く続けることが大切です。家計簿をつけるのが続かないという方には、今はアプリで写真を撮るだけで家計簿をつけることができるのでおすすめです。
それすらも面倒と感じるなら、銀行と連携させれば自動で家計簿アプリに反映させることができます。
クレジットカードで何にいくら使ったか振り返るのもおすすめです。
また、「海外旅行」「家」「車」など貯めたい目的を具体的に思い浮かべることで、目の前の無駄遣いを減らすこともできます。
生活水準を変えない
昇進や転職等で給与が増えていって給与が上がると、外車を買ったり海外旅行に行ったりと生活水準を上げてしまう人もいます。年収1,000万円あったとしても生活水準が高く、高級マンションに住んでいると将来老後破産、教育費に困ってしまいます。収入が上がってもできるだけ同じ生活水準で生活すると良いでしょう。
無駄な税金を払っていないか勉強する
節約ももちろん大切ですが、勉強することで支払う税金を減らして手取り額を増やすことができます。
税金を減らすまたは還付を受けるには、確定申告や年末調整により申告することが必要です。申告することで、払いすぎた税金の還付を受けたり、翌年度に支払う住民税を減らすことができます。主に以下の条件に当てはまるなら、申告して税金を減らすのがおすすめです。
・医療費控除
生計を一つにする親族のために支払った(扶養に入っている必要はない)医療費が10万円を超えた金額(総所得金額200万円未満の場合は総所得金額の5%)を所得から控除することができます。確定申告が必要になりますが、所得が減ることで所得税と住民税を軽減できます。
もしくは、10万円を超さなくても、健康診断や予防接種などを行っており、薬局等で対象の医薬品を購入し1万2,000円(8万8,000円が限度)を超えた分を所得から控除できる「セルフメディケーション税制」もあります。対象医薬品は、薬局やドラッグストアで受け取るレシートに◎や★などで印がついているためすぐにわかります。
・ふるさと納税
税金を減らすことはできないものの、寄付した金額の2,000円を超える分が全額確定申告時の所得税還付または住民税の支払額の減額で返ってきます。寄付した金額の30%まで地域に由来する食品などを受け取ることができます。
5自治体までの寄付なら、ワンストップ特例制度を使えば確定申告不要にすることができます。
なお、寄付できる金額には所得に応じた上限があるため、ふるさと納税サイトで細かくシミュレーションして寄付金額を決めましょう。
・保険料控除
生命保険、医療保険等に支払う保険料の一定金額を年末調整または確定申告で所得控除することができます。支払った保険料の証明書は10月から年末にかけて届くので、忘れずに申告しましょう。
<生命保険料控除額の金額>
年間支払保険料 | 控除額 |
---|---|
20,000円以下 | 全額 |
20,000円~40,000円 | 保険料の1/2+10,000円 |
40,000円~80,000円 | 保険料の1/4+20,000円 |
80,000円~ | 一律40,000円 |
生命保険料や医療保険、年金保険には全額所得控除とならず、一定金額までが控除できる仕組みですが、自分で私的年金が作れる確定拠出年金の個人型(iDeCo)や企業型(DC)の自己掛金は小規模企業共済等掛金控除として全額所得控除が可能です。
浮いたお金を今の低金利下の中貯金するだけでは、全く増えません。 浮いたお金を少しでも投資することで、将来に向けた大きな資産づくりへの資産形成を図ることができます。
節約においてもですが、投資においても長く無理なく続けることが重要です。
投資は、利益を得られる可能性があるものですが、損失も被る可能性もあります。せっかく頑張って節約して貯めたお金が減ってしまっては、元も子もありません。
そこで、損をしないよう安定的な利益を生み出しながら資産形成するには、時間を味方につけて長期で運用することにより、リスクを低減して利益を狙うのがおすすめです。
節約と同様長期で投資することが必要な投資は、長く続けるためのポイントがあります。
ハイリスクハイリターンな投資には手を出さない
FXや仮想通貨は、短期かつ少額で大きな利益を狙える可能性のある商品ではあるものの、投資資金も50%以上一気に失う可能性もあります。レバレッジをかけて投資している資金よりも大きな資金を投資している分、損をすると追加で資金を入れなければいけなくなるため、短期で損を抱えたまま損切りを迫られることもあります。
一方、レバレッジをかけずに長期で投資する場合は一度評価損を抱えても、投資資金以上に損をすることはないため、気長に価格が戻るまで待つことができます。
気にしすぎない
長期で投資するなら、少しの値下がり値上がりで売ってしまったりすることは厳禁です。価格を見て売ってしまったりしてしまうおそれがある方は、あまり価格を見ないほうがいいかもしれません。
リスクの分散
長期で投資し利益を安定的に生み出すために効果的なのが定期的に購入する方法です。長期間定期的に購入することで、価格が安い高いを予想しなくても、買付価格を平均化することができます。また、1銘柄に集中して投資するのではなく、銘柄や資産を分散して投資することで、一つの銘柄が大きく下がったとしても、他の銘柄でその損失を低減させることができます。
証券会社 | 20万円のとき 株式取引手数料 (単元株取引) |
単元未満株取引 | ポイント |
---|---|---|---|
LINE証券 | 買付時無料売却時198円 | 株価に0.05%上乗せ 15:00~21:00は0.5% |
LINEポイントで株式や投資信託の購入可能 |
マネックス証券 | 片道180円 往復360円 |
約定代金の0.55% (最低手数料55円) |
マネックスポイントAmazonギフト券等と交換 |
SBIネオトレード証券 | 片道106円 往復212円 |
取扱なし | - |
DMM株 | 片道106円 往復212円 |
取扱なし | 現金に交換可能株式購入代金に充当可能 |
浮いたお金で投資するならLINE証券がおすすめです。LINE証券は1株から少額でも投資でき、取引手数料が最低水準のためコストをかけずに長期で投資するのに最適です。
LINE証券は、トークアプリのLINEの右下【ウォレット】をタップするとLINE Pay の下部に出てくる【証券】をタップすると起動できます。LINE証券では、1株から少額で株式に投資でき、入金はLINE Payから可能で、LINEポイントから充当することもできます。
2019年8月にLINEと証券会社第1位の野村證券が業務提携、出資してできた新しい証券会社で、老舗証券会社で証券会社第1位の野村證券が出資しているので、大切な資金を安心して預けることができます。
また、LINEモバイルやLINE家計簿と一緒にLINEアプリ内でできるので、節約と投資を面倒に感じることなく、手軽にスマホでできます。
1株から購入できる
株式を購入するには、単元株式制度といって通常100株からの購入となります。多くの株が1株あたり2,000~3,000円するため、最低投資資金として20〜30万円必要でした。LINE証券では1株から購入できるため、1株1,000円なら1,000円から少額で株主になることができます。1株だけの保有でも、株主としての権利である配当金を受け取ることができます。対象銘柄は、国内有名企業の300社、15銘柄のETFとなっています。
株主優待は銘柄により異なりますが、多くの銘柄が100株以上としているため、株主優待目的での投資で100株未満となっている場合は、買い足して100株以上を目指しましょう。
2.LINEポイントで投資できる
LINEPay決済などで貯めることができるLINEポイントを1ポイント→1円として、株式、ETF、投資信託の購入代金に充当することができます。
なお、LINE Payは2020年5月1日から銀行口座から入金して決済を行う「残高払い」に対して、ポイント付与されなくなったことに注意が必要です。
決済でポイントを貯めるなら、LINE Payから発行できる「Visa LINE Pay カード(クレジットカード)」が必須です。LINE PayにVisa LINE Pay カード登録するとLINE Payでのカードによる後払い「チャージ&ペイ」が可能になります。この後払い決済で1~3%のポイント付与、そのままクレジットカードとしてカード決済すると初年度3%のポイント付与される仕組みになっています。ポイントをたくさん貯めて、ポイント投資するならVisa LINE Pay カードの申し込みがおすすめです。
Visa LINE Pay カードは、初年度年会費無料で、翌年度も年1回の利用で年会費が無料になります。
また、決済以外にもLINEショッピング、クレジットカード(dカード、三井住友カード等)発行、資料請求やサービス利用、動画視聴等でポイントをコツコツ貯めることもできます。
3.手数料が安い
取引所取引は買付手数料無料となっています。取引所取引とは1株単位の取引ではなく、100株単位で証券取引所を通した取引のことをいい、買付手数料が無料です。
1株単位での単元未満株取引は手数料が割高な証券会社が多い中、LINE証券の昼間の取引なら、0.05%という非常に低い手数料で取引できます。
長期投資であれば売却をあまりしないので、買付手数料無料ならまったく手数料をかけずに投資できます。
4.買付手数料無料で投資信託に積立
毎月1,000円から毎月投資信託への積立ができ、全銘柄買付手数料が無料です。投資信託は、複数の株式や資産に分散して投資しているため、投資信託の銘柄を選ぶだけで分散投資ができます。また長期で積立により投資することで、買付時期を分散させ、取得単価を下げる効果があります。
そして、最初の設定だけすれば、自動で引き落とし、購入まで行ってくれるため、手間がかかりません。
また、自動でポイント充当する設定にすれば、毎月の積立購入時自動で貯まっているポイントを購入代金に充てることができます。
さらに、LINEポイントクラブのマイランクがゴールドかプラチナの方は、対象投資信託を保有しているだけで、保有残高のプラチナ0.3%、ゴールド0.15%のキャッシュバックを毎月受けられます。
口座開設方法は簡単で、スマホで完結させることができます。
まず、LINEアプリのウォレットの【証券】をタップし、【口座開設】をタップします。
利用規約に同意し、必要事項を確認、本人情報を入力します。ここまで、LINEで既に情報登録してあるため、入力作業なしで確認してタップするだけです。
この後、電話番号認証し、「マイナンバー個人番号カード(プラスチックカード状のもの)+運転免許証」なら、スマホで書類または証明書を写真撮影するだけで手続き完了し、最短翌営業日に口座開設完了します(その他の証明書は郵便はがきによる本人確認あり)。
手続きはとても簡単なので、是非ウォレットをタップして証券をタップしてみましょう。
厳選した日本の有名企業1,000社が1株150円~3,000円程度から購入でき、初心者の方にとてもおすすめ。
いつも使っているLINEのアプリから口座開設や、取引ができるので気軽に利用できるのが特徴です。
取引手数料は無料です。(取引コストが発生)
取引可能商品 |
国内株式 |
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利用可能ポイント |
LINEポイント |
最低取引単位 |
1株 |
取引手数料 |
0.2%~1% |
スマホで取引 |
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株の定期買付 |
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つみたてNISA |
9本 |
ロボアド |
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IPO件数 |
11本 |
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