楽天証券のiDeCoのメリットデメリットまとめ。他社とは何が違う?手数料、商品を比較

楽天証券(iDeCo)
 楽天証券(iDeCo)

手数料(月額)

171円

投資信託

35本

定期預金

1本

サポート

iDeCoとは?

iDeCoは確定拠出年金の1つ、確定拠出年金とは?

iDeCoは確定拠出年金のうちの1つです。確定拠出年金には企業型(DC)と個人型(iDeCo)があり、掛金の支払いが会社か自分かで異なります。
(※拠出:相互扶助のために互いに金品を出し合うこと)

確定拠出年金は、国民年金や厚生年金と異なり運用を自分で行う点においてDCとiDeCoで共通しています。

したがって、運用がうまくいけば掛金より多くの資金を受け取れますが、運用がうまくいかなかった場合は掛金より損をしてしまうこともあります。

企業型(DC)と個人型(iDeCo)の違い

  企業型(DC) 個人型(liDeCo)
掛金負担 会社(本人が自己負担で追加可能) 本人
運用・運用リスク 本人が負担 本人が負担

確定拠出年金はなぜ必要なの?

※楽天証券より

年金は、国民年金(第1号被保険者・自営業者等)、厚生年金(第2号被保険者・会社員、公務員)、国民年金(第2号被保険者・専業主婦等)があり、どの種類でも通常65歳からの受け取りになります。

(国民年金は昭和16年4月2日以後に生まれた方、厚生年金は男性は昭和16年4月2日以後、女性は昭和21年4月2日以後に生まれた方は65歳以降の受け取りになります。)

しかし、60歳以降現役並みに収入がない場合や国民年金や厚生年金だけでは老後の収入が足りない可能性が考えられます。

年金を60歳からの受け取りに繰り上げることはできますが、その分受取額は下がり、さらにその額が終身続きます。

夫婦2人の老後生活費

・平均的な老後の生活費 月額27.9万円
ではどれほどの金額が不足するのでしょうか?

会社員の場合
月の収入(年金など) 22.1万円
月の不足額 5.8万円
年間の不足額 約70万円
20年間の不足額(65~85歳) 約1,400万円

自営業の場合
月の収入(年金など) 13万円
月の不足額 14.9万円
年間の不足額 約180万円
20年間の不足額(65~85歳) 約3,576万円

(参考)楽天証券 確定拠出年金(iDeCo)ガイド IMAKARAイマカラ

会社員の退職時期は遅くなっていたり、自営業の方は生涯現役の方もいると思いますが、60歳以降は現役並みに働けるかどうか分かりません。そんなときに年金収入だけでは不足する可能性が高いため、確定拠出年金で若いうちから備えておくことは肝要です。

確定拠出年金(DC・iDeCo)のメリット

1. 税金の優遇、35年で287万円の節税ができる!?

運用益は非課税で、さらに受け取り時も年金として受け取れば公的年金等控除の対象となり、一時金として受け取れば退職所得控除の対象となります。
さらに、掛金が全額所得控除の対象となり、所得税・住民税を減らすことができます。

例えば、年収650万円の会社員が毎月2万3,000円の拠出をした場合、年間の所得控除額が27.6万円となり、年間8万2,000円の節税をすることができ、35年で287万円の節税効果があります。

節税シュミレーションが楽天証券でできます。
https://dc.rakuten-sec.co.jp/feature/simulation/

 

専業主婦(夫)の場合(第3号被保険者)は、収入がない又はパートなどの収入が103万円以下の場合、課税所得がないため所得控除の恩恵は受けられません。パートなどの収入が103万円以上ある場合で、厚生年金に本人が加入していないとき130万円以下まで所得控除を受けることができます。

2. 年金の補助

60歳以降に一時金または年金の形としてお金を受け取れるので60歳以降収入が減った場合や年金だけでは生活費が足りない場合の補助収入になります。

3. 投資の勉強

運用によっては大きく額が変わり、元本が割れる可能性がありますが、毎月少しずつ積立て、投資先を考えることで投資の運用の勉強になります。また、運用益は非課税になります。

iDeCo のデメリット、拠出限度はいくら?

※楽天証券より

確定拠出年金にはDCとiDeCoがあり、DCは会社員のみの制度で、会社の厚生年金基金がDCの加入を義務付けていれば、掛金は会社負担で加入しています。iDeCoでは、自分で掛金を負担する必要がありますが、会社員や自営業など年金の種類に関係なくほとんどの方が加入することができます。

1. 会社員は注意! iDeCoに加入できない人もいる

まずiDeCo自への加入ができない方がいます。会社員の方で、会社が企業型DCを導入している場合で、DCに自己負担拠出が可能な場合や企業型DCの規約にiDeCoへの加入が認められていない場合です。iDeCo加入前に、勤めている会社の厚生年金基金に問い合わせてて確認すると良いでしょう。

2. 60歳まで引き出せない

iDeCoの現制度では60歳以降まで引出しすることができません。

そのため、教育資金や大型出費に備えたい方にはiDeCo(確定拠出年金)ではなく、つみたてNISAやNISAで貯めるのがおすすめです。

ただし、つみたてNISAとNISAは運用益は非課税になりますが、所得控除を受けることができません。

また、iDeCo加入後にお金を引き出す際には、最低10年以上の加入期間が必要です。

50歳以上でiDeCoを始めた場合は受け取れる時期が繰り下がります。(例:53歳でスタート→62歳から70歳の間に受給開始)

3. iDeCo拠出限度

※楽天証券より

iDeCoには加入している年金によって拠出限度額が異なります。

第1号被保険者・自営業

月額6.8万円(年額81.6万円)

国民年金基金または国民年金付加保険料との合算

第2号被保険者・会社員

  • 会社に企業年金がない場合→月額2.3万円(年額27.6万円)
  • 企業型DCに加入している場合→月額2万円(年額24万円)
  • 企業型DCと確定給付企業年金、厚生年金基金に加入している場合→月額1.2万円(年額14.4万円)
  • 確定給付企業年金、厚生年金基金のみに加入している場合→月額1.2万円(年額14.4万円)

第2号被保険者・公務員

月額1.2万円(年額14.4万円)

第3号被保険者・専業主婦(夫)

月額2.3万円(年額27.6万円)

専業主婦(夫)でも厚生年金に本人が加入していれば第2号被保険者の区分となり、130万円以上の収入があれば第1号被保険者の区分となります。

(参考)iDeCo公式サイトhttps://www.ideco-koushiki.jp/guide/

4. 拠出をやめても引き出せず運用手数料がかかる

運用商品である投資信託などには、保有期間中にかかる運用管理費用(信託報酬)がかかります。

iDeCoでは運用管理費用以外でかかる費用があり、拠出をやめてしまった場合でも、お金は60歳になるまで引き出せない上に、手数料も毎年かかってしまいます。

楽天証券の場合、拠出をやめてもかかる手数料は年間792円しかかからないため安心してiDeCoを始めることができます。

例えば三菱UFJ銀行の場合拠出をやめて運用のみ行っている間、年間4,980円(税込)かかります。

楽天証券の手数料を他社と比較

主要ネット証券iDeCo管理手数料の違い

 
iDeCo口座開設手数料(初回のみ) 2,829円 2,829円 2,829円
口座管理手数料
(月額)
積立をする:171円
積立をしない:66円
積立をする:171円
積立をしない:66円
積立をする:171円
積立をしない:66円
 
iDeCoの手数料

1.金融機関独自の手数料(運営管理手数料)
金融機関によって異なるため、手数料で選ぶならこの手数料の安さを比較して選びます。

2.iDeCoの固定費
加入時手数料2,829円、国民年金基金連合会向け手数料月額105円、事務委託先金融機関向け手数料月額66円が固定費としてかかり、どの金融機関を選んでも同じ手数料がかかります。

楽天証券は、1の運営管理手数料が無料のためiDeCoの管理手数料が最安水準です。他社の主要ネット証券であるSBI証券マネックス証券も同じ水準です。

楽天証券の取扱商品を他社と比較

主要ネット証券iDeCo商品取扱本数

※楽天証券より
 
元本変動型(投信など) 35本 39本 36本
元本確保型(定期預金など) 1本 1本 1本

楽天証券のiDeCoは、SBI証券には一歩及ばないものの幅広い商品を取り揃えており魅力的な商品を一部紹介したいと思います。

たわらノーロード国内債券

ノーロードというのは買付手数料が無料のことで、国内債券で運用するため安定志向の方におすすめです。

フェデリティ・成長株ファンド<DC年金>

日本株運用で日経平均株価などの指数を上回る運用成果を目指すアクティブ運用の投信です。

ターゲットイヤー2030、2040、2050

日本を含んだ先進国の株式や債券に分散投資をすることで、リスクを分散した資産運用を行っております 。

またその運用方法は、多くの学者やコンサルタントが顧客とコミュニケーションを取りながら、検証と改善を続けていますので、常に最高水準の投資戦略が実現できます。

野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)

J-REITとは日本の様々な不動産を小口で購入できる仕組みの投信で、J-REITの指数である東証REIT指数を上回る成果を目指すものです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド)

先進国で唯一ニューヨークダウを高値更新し続けている、強い国アメリカの株式を組み入れた投信です。

みずほUSハイイールドファンド

アメリカの高い利回りのハイイールド債を組み入れた投信です。利回りが高い分、信用格付けが低い債券が入っているため通常の海外債券ファンドよりリスクは高くなります。

ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)

金本位制をとっていた頃はお金価値を担保していた金。今でも宝飾品としての価値だけではなくドルの価値が下がったときや金融リスクが起きた際に上がります。

インデックス海外新興国(エマージング)株式

今後成長していく新興国の株式を組み入れた投信です。

これらの商品はほんの一部ですが、このような多彩な商品から選べて退職に向けて資産形成をすることができます。

楽天証券のiDeCoのメリット、デメリットまとめ

ウェブページが見やすい!

※楽天証券より

実際に利用している加入者の声を反映しながら、最新の機能とデザインで使いやすさを追求しています。楽天証券の口座があれば、証券資産と年金資産を1つのIDで管理できて便利です。初心者でも分かりやすいスタートガイドはインターネット上でダウンロードすることも可能です。

低コスト中心の取扱商品のラインナップ

ファンドアナリストが厳選した低コスト・好運用実績の投信を中心に取り揃えています。話題のREITや金に投資できるものもあります。

iDeCoの拠出変更やスイッチング、掛金の投資先変更などの運用先変更が分かりやすく利用しやすいと評判です。

iDeCoは変動する投資信託で運用されているため掛け金の設定が終わってほったらかしにしてはいけません。

長期運用でも大きく利益が出ていれば売却して一時、定期預金などの元本確保型商品にするとか、相関性の低い商品に投資先をスイッチングするなどしてみたり、そこまでしなくてもこまめに値段や資産全体のチェックを怠らないようにしましょう。

電話でのサポートが丁寧で、土曜日も電話可能

 
iDeCo電話サポート 平日10~19時
土曜9~17時
平日8~17時 平日8~18時
LINE AI × ×
 

初心者でも安心のサポート体制が充実しています。セミナー開催やスタートガイドブックを2冊受け取れます

平日は10時~19時まで、土曜日は9時~17時まで電話で問い合わせができ、プッシュボタンを押さずにすぐにつながるiDeCo専用もダイヤルがあります。

気軽に問い合わせでき、土曜日でも質問できるので土日休みの会社員の方でも安心して始めることができます。

電話を煩わしく感じる方はLINE AIチャットでも質問することもできるのが便利です。

手数料が無料で商品数も豊富

運営管理手数料が、残高や取引量などの条件に関係なく誰でも無料だから、手数料無料で安心してiDeCoを始めることができます。(固定費の口座管理料月額167円はどの会社でもかかります。)

また、取扱商品は全てで32本と豊富で幅広い商品の中から選ぶことができます。

ポイントが獲得出来ない

楽天証券ではハッピープログラムなどを使えば投資信託の保有残高に応じてポイントを獲得することができますが、iDeCoで保有している投資信託については還元の対象外となっていますので注意が必要です。

思い立ったが吉日!

申込時は職業により異なるため(会社員でDC加入者で自己拠出・規約で禁止している場合加入不可)、加入できるかどうか確認して、移管する場合も新規加入でもインターネット上で申込し、書類を返送してから手続完了となります。スタートするには時間がかかりますので早めに申し込みましょう。

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