2024年から始まる「新NISA」は使わないと損!すでにNISAを始めている方・これからの方ごとに得する新NISAの始め方を解説

2022年12月、金融庁は2024年から始まる新NISAについての情報を公開しました。

新NISAは既存の「NISA」と「つみたてNISA」の2つを合わせて内容を強化した、使わなければ損をする制度となっています。

ほぼすべての方にとってメリットのある新NISA。このコラムを読んであなたの資産形成を始める足がかりとしていただければ幸いです。

このコラムの要点を10秒で確認!

① 新NISAは2024年1月1日から始まる(予定)
② 新NISAは生涯で1,800万円まで投資できる
③ 既存のNISAを使っていても、新NISAの1,800万円の非課税枠は変わらない
④ NISAやつみたてNISAを使っていない方。今年から始めるのが40万~120万もお得!
楽天証券は○○な人におすすめ!SBI証券は○○な人におすすめ!
⑥ 2024年は口座開設に遅れが出ることが予想されるので、あらかじめ作っておいたほうが良い
NISA・つみたてNISA
口座開設数NO.1


楽天証券


株、投資信託の
売買手数料

無料

無料
新NISAで投資できる
投資信託銘柄数

2,633本

2,691本
相性のいい銀行
楽天銀行
三井住友銀行
住信SBIネット銀行
相性のいい
クレジットカード
楽天カード
還元率最大1%
三井住友カード
還元率最大5%
貯まるポイント
楽天ポイント
Tポイント
Vポイント
おすすめな人
楽天会員の人
とりあえずNISAを
始めたい人

新NISAの概要


         
新NISA 現行NISA
一般NISA つみたてNISA
最大利用可能額 1,800万円600万円 800万円
年間投資上限額 360万円 120万円 40万円
非課税期間 無期限 5年間20年間
実施期間 2024年から恒久化2023年まで2042年まで

現行NISAは2023年で新規投資終了

現行のNISAは「NISA」か「つみたてNISA」の2つから選択して投資することができる制度です。

それぞれ投資できる対象や金額、期間が異なります。

現行NISAの情報
NISA つみたてNISA
年間投資枠 120万円 40万円
投資できる期間 2023年12月31日まで
2023年に投資した場合の
非課税期間
2027年12月31日まで 2042年12月31日まで

今年NISAを始めれば、120万円、5年の非課税枠を追加で獲得できることになる

2024年以降は新規で投資ができないものの、2023年に投資したものに関しては2027年まで非課税で運用可能。

非課税枠が120万円も増えるのはやらないと損です。

新NISAから毎月5万円を30年間積立運用した場合と、現行NISAから始めた場合の比較

(投資額:新NISA1,800万円、現行NISA120万円)

上の図からも分かるように、今年NISAを始めて120万円を30年間運用すれば、やらなかった場合と比べ518万円も差が生まれます

新NISAを始めようと思っている方は、今年現行NISAから始めたほうが断然お得です。

新NISAは1,800万円まで投資ができる

新NISAでは合計で1,800万円まで投資が可能です。(1年間360万円まで)

現行NISAでは、1年間で決められた枠を使い切らないと無効になり損をしてしまうという仕組みです。
ですが、新NISAでは生涯で1,800万円と設定されているため、1年で360万円の枠を使い切らなくても損をすることはありません。

新NISAの非課税期間は無期限。ずっと税金がかからず運用できる

現行のNISAでは5年か20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAではこれを撤廃。無期限で非課税となりました。

投資できる商品はつみたてNISAやNISAと変わらない

新NISAでは現行NISAとつみたてNISAで投資できる商品両方に投資することができます。

新NISAで投資できる商品

・投資信託
・国内株
・米国株など

初心者の7割が選ぶつみたてNISA口座3選




積立NISA
対応商品数
手数料無料の
投資信託本数
最低積立金額
積立頻度
NISAでの
IPO対応
サイトの
見やすさ
相性のいいクレジットカード
ポイント投資
 
NISA・つみたてNISA
口座開設数NO.1








182本 185本 155本
2,633本 2,691本 1,278本
100円~ 100円~ 100円~
毎日,毎週,毎月 毎日,毎週,毎月 毎日,毎月
楽天カード
還元率最大1%
三井住友カード
還元率最大5%
マネックスカード
還元率最大1.1%

楽天ポイント
利用可能

Tポイント
利用可能

マネックス
ポイント

NISA・つみたてNISA口座開設数NO.1
楽天証券
の特徴

積立NISA対応本数がトップクラス!
楽天会員なら口座開設手続きが約5分で完了
楽天カードで楽天ポイントがお得に貯まる!
1つのスマホアプリで国内株・外国株が取引できる
楽天銀行との連携「マネーブリッジ」で、普通預金金利5倍
楽天市場のポイント還元率アップ

SBI証券の特徴

積立NISA対応本数が最多の185本
三井住友カード決済でVポイントが最大5%貯まる
Tポイントが貯まる&使える!
ジュニアNISA口座で外国株式が購入可能なのはSBI証券だけ!
1株単位の取引に対応
今ならNISA口座開設&クイズに正解でもれなく2,000円もらえる!

【銀行と新NISA】30年間積立したときの利益は?

ここでは、銀行の定期預金新NISAで運用期間30年間で月々「5万円」を投資した場合の30年後の利益を比較したいと思います。

シミュレーションの条件

① 30年間毎月積み立てを行う
② 毎月一定額で積立

■銀行の定期預金(毎月5万円の預入額の場合

月々の預入額(5万円の場合) 合計投資額 30年後の評価額 運用益
三菱UFJ銀行
1,800万円 18,002,693円
→年利0.001%
2,693円
三井住友銀行
1,800万円 18,005386円
→年利0.002%
5,386円
みずほ銀行
1,800万円 18,002,693円
→年利0.001%
2,693円

■新NISAの積立シミュレーション(毎月5万円、年利5%の場合


月々の積立額 合計投資額 30年後の評価額 発生した利益
5万円
1,800万円 約4,161万円 約2,361万円
3万円
1,080万円 約2,496万円 約1,416万円
1万円
360万円 約832万円 約472万円

3大メガバンクは年率が低く、運用益が30年間で5,000円前後しか得られません。それに対して、新NISAは投資した額の約2倍の利益を得ることができるため、初心者から見てもかなりお得なことが分かります。

投資は長期運用するほど大きな利益を得ることができます。ぜひ、可能な限り長期運用をしましょう。

新NISAで注目すべき4つの点


年間360万円まで使用可能

合計の投資枠が決まっているため、現行NISAと異なり1年間で枠を使い切らなくても損をしない仕組みになっているため安心です。

360万円の内訳は、つみたて投資枠120万円(一部の投資信託対象)・成長投資枠240万円(株など)となっています。

枠が復活する

新NISAで最も注目すべき点の一つとして「非課税枠が復活する」という特徴があります。

例えば1,800万円のうち1,000万円分枠を使っている状態で500万円分売却すると、翌年度に売却した分の枠が復活し、残りの枠は1,300万円となります。

現行のNISAは売却しても枠は復活せずにただ損をするだけとなっていたため、これは大きなメリットだといえます。

非課税期間は永続

現行NISAは5年、つみたてNISAは20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAでは無期限で非課税で運用することが可能です。

現行NISAからはロールオーバーができない


楽天証券より

ロールオーバーとは、NISAの枠を使って非課税期間を延長することです。

例えば、NISA2018年に投資した商品は、2022年で非課税期間が終了しますが、2023年の枠を使うことで2027年まで非課税期間を延ばすことができます。

残念ながら現行NISAで保有している資産を新NISAに移すことはできません。

まだ、NISAやつみたてNISAを使っていない方。今年から始めるのが得!


今までで使用したNISA・つみたてNISAの枠は、新NISAの枠に影響しない

例えば、今までに現行NISAの枠300万円を使用していた場合でも、新NISAの生涯投資枠「1,800万円」は変わりません。

そのため、2023年に新たにNISA・つみたてNISAを始めることで、非課税枠を丸々上乗せすることが可能です。

今年NISAを始めれば、120万円、5年の非課税枠を追加で獲得できることになる

2024年以降は新規で投資ができないものの、2023年に投資したものに関しては2027年まで非課税で運用可能。

非課税枠が120万円も増えるのはやらないと損です。

■毎月5万円を30年間積立運用した場合の比較(合計1,800万円)

上の図からも分かるように、今年NISAを始めて120万円を30年間運用すれば、やらなかった場合と比べ518万円も差が生まれます

つみたてNISAを選択した場合は、40万円、20年の非課税枠を追加で獲得

NISAと同様に2024年以降は投資できません。

ただし、2023年に投資したものに関しては、2042年まで非課税で運用可能なため、新NISAを利用し始めたからといって、つみたてNISAの資産を売却する必要はありません。

楽天証券でNISA・新NISAをはじめる

今NISAやつみたてNISAを使っている方。乗り換えるにはどうすればよい?


現在の証券口座で新NISAを始めるか、他の証券口座を作るか考える

手数料や取扱数を考えると、「ネット証券」が最も優れているといえます。

現在、銀行の口座でNISAを利用している方。インターネット以外の証券会社で取引をしている方は乗り換えたほうが手数料を抑えられ、利益を多く残すことができるでしょう。

(ネット証券) 銀行(三井住友銀行) 証券会社(野村証券)
国内株の手数料 無料 取扱なし 最大1.43%
最低手数料2,860円
投資信託の購入手数料 無料 無料 一部無料
NISA対応の投資信託の取扱数 2,600本以上 195本 7本

乗り換えたい場合は証券会社の通常口座を作る

新NISAが開始されると、申し込みが殺到することが考えられます。
さらに、年末年始は証券会社の新規口座開設業務が停止します。しかしその間にも申し込みはできるため、どんどんと口座開設待ちの数が増えていき、これも口座開設を遅らせる原因に。

そのため、通常は1週間程度で解説が完了するところ、新NISA開始後は確実にそれ以上かかることが想定されます。

あらかじめ口座を作成しておくことで、すぐに新NISAを利用することができます。

2024年、新NISAが開始されたら利用の申込をする

ネット証券口座である場合、マイページで申請をすることができるようになります。

口座開設時に必要な書類

SBI証券でNISA・新NISAをはじめる

取扱銘柄が多く、手数料がかからない「SBI証券」「楽天証券」でNISAを始めよう!


野村證券
新NISAで
投資できるもの
投資信託・国内株・米国株など
株、投資信託の
売買手数料

無料

無料

有料一部のみ無料
新NISAで投資できる
国内株
ほぼすべての上場銘柄※一部除く
新NISAで投資できる
投資信託銘柄数

2,691銘柄

2,633銘柄

1,000銘柄以上

楽天証券がおすすめな人


楽天ポイントを貯めている方(ポイントで投資可能)
楽天カードを持っている方(カードで積立可能)
楽天会員の方(スムーズに口座開設可能)
少額で始めたい方(100円から可能)
楽天銀行で預金をしたい方(金利が0.1%になる)

楽天市場や楽天カードなど、普段から楽天のサービスを利用している方には「楽天証券」をおすすめします。


SBI証券がおすすめな人


Tポイントを貯めている方(ポイントで投資可能)
三井住友カードを持っている方(カードで積立可能)
③ とにかく手数料を抑えて運用をしたい方
少額で始めたい方(100円から可能)
20歳未満の方。もしくは子どもの資産形成を行いたい親。

口座に特にこだわりが無い方には手数料が低い「SBI証券」をおすすめします。

NISAは2023年に始めるのがお得!

新NISAが始まるのは2024年からですが、既存のNISAは2023年末まで口座開設・投資が可能です。

既存のNISAを利用した場合でも新NISAの枠1,800万円は変わりませんので、まだNISAを始めていない方は2024年まで待たず、今始めましょう!

今のうちに口座開設をしておくことで、スムーズに新NISAの利用を開始できる

新NISA開始後は、各証券口座申し込みが殺到して口座開設に遅れが出ることが予想されます。

2023年の年始でも2~3週間の遅れが出ている口座があるため、2024年の新NISA開始時はさらに遅れるでしょう。

スムーズに利用を開始するために、あらかじめ通常口座を作っておきましょう。

「SBI証券」「楽天証券」を選べば、手数料がかからず多くの商品から選ぶことができる

ネット証券口座の大手、「SBI証券」と「楽天証券」は、NISAに係る手数料が無料かつ非常に多くの商品から選ぶことができる口座です。

ただ商品数が多いだけでなく、初心者でも選びやすいコンテンツが充実しており、迷わずに選択することができるでしょう。

手数料は低いほど手元に残る利益は増えます。ぜひSBI証券と楽天証券で資産形成を始めてみましょう!

SBI証券NISA・新NISAをではじめる

手数料が安く低コスト取引が可能な証券会社

楽天証券
楽天証券

取引手数料が最安水準の証券会社。
楽天ポイントを1ポイント1円として投資をすることも可能!

さらに、手数料から1%の楽天ポイントがキャッシュバックされるなど、手数料を徹底的に抑えたい方に最適な口座になっています。

投資信託本数

2,682本

つみたてNISA商品数

182本

最低積立金額

100円~

ポイント投資

スマホで取引

ジュニアNISA

現物取引手数料
(株取引手数料)

0円~

IPO件数
(2022年)

65件

特徴

投資で楽天ポイントが貯まる、使える!

口座開設数最多の大人気ネット証券会社

SBI証券
SBI証券

口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
人気のIPOを122社と多数取り扱っているところも◎また夜間取引が可能という点も初心者から上級者まで幅広い方に支持される理由のひとつ!

さらに、独自のサービスとして 銘柄条件検索機能は初心者には助かる機能です。まさに死角のない証券口座です!

投資信託本数

2,705本

つみたてNISA商品数

183本

最低積立金額

100円~

ポイント投資

×

スマホで取引

ジュニアNISA

現物取引手数料
(株取引手数料)

0円~

IPO件数
(2021年)

122件

特徴

豊富な取扱本数とIPO件数

目的別で選ぶ