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株主優待とは、権利付確定日までに株主になっていると、株主が商品やサービスを受け取れるものです。
株主優待を受け取るために必要な株数は銘柄によって異なりますが、100株(1単元)保有することによって受け取ることができる銘柄が多いです。
例えば株主優待として、「ディズニーランド・ディズニーシーの1日パスポート券」がもらえる「オリエンタルランド」の株価と優待を受け取るために必要な投資額は以下のようになっています。
※2024年2月現在株価 (1株当たり) |
必要株数 | 必要投資額 |
---|---|---|
5,483円 | 500株 | 2,741,500円 |
このように人気で株価が高い銘柄では優待をもらうのに非常に多くの投資が必要になってしまいます。
しかし、中には有名で人気の優待にかかわらず株価があまり高くなく手が届きやすいものもあります。
例えば、家電量販店の「ヤマダ電機」は株主優待として「優待割引券(500円×3枚)」を受け取ることができ、人気の銘柄ですが、必要投資額はそこまで高くはありません。
※2024年2月現在株価 (1株当たり) |
必要株数 | 必要投資額 |
---|---|---|
448.7円 | 100株 | 44,870円 |
このように株主優待を受け取ることができる銘柄の投資額には天と地の差があります。
そのため、投資可能な資金量に合わせて銘柄を選ぶことができ、少ない資金で優待がもらえる銘柄もたくさん存在します。
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配当金をもらうなら、少しでも利回りの高い株に投資したくなってしまいます。
しかし運用している最中に配当が下がっては意味がありませんね。
ここでは配当利回りが高く、過去3回以上配当を下げていない銘柄5つを紹介します。
ヨンドシーホールディングス(8008) | |||
---|---|---|---|
株価 (2024年2月1日) |
年間配当 (100株あたり,%) |
PER (株価は割安か、割高か) |
優待 |
2,001円 | 8,300円 (4.15%) |
37.33倍(割高) | ①2,000円相当の優待券または500円相当のQUOカード(100株以上) |
ヨンドシー(4℃)は、ジュエリーを中心としていまが、そのほかにもアパレルも手掛けており2023年11月には100店舗に到達しました。
不採算事業の統廃合や値上げにより増益に寄与。ジュエリー店舗数は微減しているものの、EC売上比率が堅調です。
配当に関しては、安定して高い水準を実現していることが魅力。100株保有している場合は、年間で8,300円もの配当金を受け取ることができます。
高配当にもかかわらず優待も実施。100株保有している場合は、グループ会社で使える2,000円の優待券か500円分のQUOカードがもらえます。
ヨンドシーを利用する方はもちろん、利用しない方はQUOカードが選べる、優しい優待といえるでしょう。
ヨンドシー株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
200,100円 (2,001円) |
0円 | 200,100円 | |
0円 | 200,100円 |
タマホーム(1419) | |||
---|---|---|---|
株価 (2024年2月1日) |
年間配当 (100株あたり,%) |
PER (株価は割安か、割高か) |
優待 |
4,205円 | 18,500円 (4.28%) |
14.09倍(平均) | ①500円相当のオリジナル・QUOカード ※3年以上保有で1,000円相当に増額 |
タマホームはローコスト系の注文住宅会社です。注文住宅を事業の柱としており、販促強化・値上げにより利益を確保しています。
近年は展示場来場特典を行い需要喚起。地方中核都市軸に分譲地用地の仕入れ強化を行っていることが特徴です。
配当は連続増配をしており、今後に期待を持てる銘柄といえるでしょう。
タマホームの配当(100株当たり) | |
---|---|
2019年 | 3,800円 |
2020年 | 7,000円 |
2021年 | 10,000円 |
2022年 | 12,500円 |
2023年 | 18,000円 |
2024年(予想) | 18,500円 |
さらに優待はQUOカード500円分を受け取ることができます。(100株以上保有)
3年以上保有すると、QUOカードが1,000円分に増額されるため、配当・優待両方の面でぜひ長期保有したい銘柄です。
タマホーム株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
421,500円 (4,215円) |
0円 | 421,500円 | |
0円 | 421,500円 |
KDDI(9433) | |||
---|---|---|---|
必要資金(株価) (2024年2月1日) |
配当 (100株あたり,%) |
PER (株価は割安か、割高か) |
優待 |
489,700円 (4,897円) |
14,000円 (3.03%) |
14.73倍(平均) | カタログギフト3,000円相当 (100株以上) |
KDDIは携帯キャリアのauをはじめ、電力やコンテンツなどの事業も展開しています。近年は高価格の新プランが好調で、下落が続いていた顧客単価が反転蔵しています。
法人向けの事業としてIoTなど、多角的な事業展開で株価が底堅いのも特徴です。
配当は年14,000円(100株・予想)です。現在でも好配当ですが、数年前から増配が続いています。
KDDIの配当(100株当たり) | |
---|---|
2019年 | 10,500円 |
2020年 | 11,500円 |
2021年 | 12,000円 |
2022年 | 12,500円 |
2023年 | 13,500円 |
2024年(予想) | 14,000円 |
2025年(予想) | 14,500円 |
株主優待は100株以上保有していれば3,000円相当のカタログギフトをもらえます。また5年以上継続して保有すると、5,000円分のカタログギフトに増額されます。
KDDI株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
489,700円 (4,897円) |
0円 | 489,700円 | |
0円 | 489,700円 |
日本たばこ産業(2914) | |||
---|---|---|---|
必要資金(株価) (2024年2月1日) |
配当 (100株あたり,%) |
PER (株価は割安か、割高か) |
優待 |
390,300円 (3,903円) |
18,800円 (4.80%) |
15.02倍(平均) | なし |
日本たばこ産業(JT)はたばこだけでなく医薬品、食品、飲料も製造販売しています。
日本ではたばこの売り上げは右肩下がりですが、海外では売り上げを伸ばすことに成功。特に欧州で販売を拡大しています。
過去から配当は安定して高く、今後も継続して高い配当を維持できると考えられるでしょう。
残念ながら株主優待は2023年発送分をもって廃止されました。しかし依然として魅力的な銘柄であることに変わりはありません。
JT株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
390,300円 (3,903円) |
0円 | 390,300円 | |
0円 | 390,300円 |
コナカ(7494) | |||
---|---|---|---|
必要資金(株価) (2024年2月1日) |
配当 (100株あたり,%) |
PER (株価は割安か、割高か) |
優待 |
42,100円 (421円) |
2,000円 (4.75%) |
145.22倍(割高) | なし |
コナカは3位の紳士服チェーンです。子会社にサマンサタバサを有しています。
スーツ店舗数は減少しているものの、都市型店舗、オーダースーツを中心に好調で単価上昇に寄与しています。
今まで紹介した銘柄より1株当たりの価格が低いもの、配当利回りは同等。少額から高配当株に投資したいという方にお勧めできます。
優待は100株以上の保有でコナカ等で使える20%割引券3枚を受け取ることができます。
コナカ株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
42,100円 (421円) |
0円 | 42,100円 | |
0円 | 42,100円 |
優待を実施している銘柄はほとんどが100株以上保有していることが優待付与の条件になっています。
しかし、中には100株未満(単元未満株)でも優待が受け取れる銘柄が数十銘柄あります。
その中でも生活の役に立つ優待を2つ紹介します。
銘柄 | 必要資金 (2024年2月) |
優待内容 | 配当 |
---|---|---|---|
上新電気(8173) |
2,474円 | 買物優待券5,000円分 | 75円(3.03%) |
ラストワンマイル(9252) |
3,500円 | Amazonギフト券1,000円分(6か月以上の保有が必要) | 0円(0.00%) |
これらの銘柄は1株保有しているだけで優待を受け取ることができます。
100株買うと数十万円してしまう銘柄でも1株なら気軽に買うことができますね。
1株だけの保有でも配当はしっかりもらうことができますのでまさに一石二鳥です。
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一部の優待銘柄では、投資家に株を長期保有してもらうために長期保有特典を実施している場合があります。
例えば、ビックカメラの場合は優待が通常3,000円分の商品券ですが、2年以上保有すると5,000円に増額といった具合です。
実はこの特典の条件を達成するには単元株(100株)持っている必要はなく、1株だけ持っていた場合も保有期間にカウントされます。
そのため、1株だけ持って2年たったら100株まで買い増すことで最初から長期保有特典を受け取ることができるのです。
長期保有特典を実施している銘柄を1株だけ買っておくことで、より多くの銘柄に効率よく投資ができますね。
長期保有で優待内容がグレードアップする銘柄は約500銘柄弱あります。
その中でも優待内容が大幅にグレードアップする銘柄を集めました。
今のうちに1株だけ保有し長期保有特典を受け取る準備をしましょう!
必要資金(株価) (2024年2月1日) |
優待 (100株保有時) |
配当 (100株保有時) |
おすすめ度 |
---|---|---|---|
183,950円 (1,839.5円) |
・株主優待券 | 5,000円(2.72%) |
イオンモールは名前の通り「イオンモール」を展開している企業です。本体の「イオン」とは別に上場しており、株主の半数以上がイオンであることが特徴です。
長期保有特典は1,000株以上の保有に限られますが、通常の特典に加え2,000円分のイオンギフトカード(1,000株保有の場合)を受け取ることができます。
イオンモール株の購入に必要な資金 | |||
---|---|---|---|
株価 | 手数料(税込) | 合計 | |
183,950円 (1,839.5円) |
0円 | 183,950円 | |
0円 | 183,950円 |
同じ株を買う場合でも、口座が異なれば手数料も異なります。
最も手数料が安い口座を選んで、無駄な手数料を省きましょう。
【100株単位の場合!】安い手数料で取引できる証券口座 | |||
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取引額 | |||
10万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 |
20万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 |
30万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 |
40万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 |
50万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 |
100万円以下 | 1,100円 | 0円 | 0円 |
【1株単位の場合!】安い手数料で取引できる証券口座 | |||
---|---|---|---|
取引額 | |||
1,000円購入時 | 0円 | 0円 | |
5,000円購入時 | 0円 | 0円 | |
1万円購入時 | 0円 | 0円 | |
SBI証券は完全無料で1株単位の取引を行うことができます。
楽天証券も1株単位の取引が無料ですが、対象の銘柄数がSBI証券よりも少ないため注意が必要です。
口座は無料で開設できるので、100株単位で取引したい場合は松井証券。1株単位の取引もしたい場合はSBI証券の口座で取引を始めましょう。
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