IPOとは、新規上場株のことで、新しく市場に上場する株のことです。
IPO株は上場前の抽選に当選した人だけが購入することができ、それを上場後に売却することで利益になります。
IPOで利益が出るまでの4ステップ
取扱銘柄数 2021年 |
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取扱銘柄数 2020年 |
2020年主幹事数 |
抽選方法 |
その他特徴 |
IPO抽選資金不要! ![]() SBIネオトレード証券 |
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56社 | 47社 | 11社 | 65社 | 21社 | 122社 |
17社 | 38社 | 0社 | 50社 | 7社 | 85社 |
0社 | 0社 | 0社 | 0社 | 0社 | 15社 |
完全平等抽選 (一人一票) |
完全抽選 (一人複数票) |
完全抽選 (一人複数票) |
完全平等抽選 (一人一票) |
完全平等抽選 (一人一票) |
個人配分に対し70%平等抽選 30%チャレンジポイント配分 |
IPO申し込み時に資金不要。 当選が分かってからの入金でOK! |
取引金額によって抽選回数が変わるステージ制の抽選。 IPOの取扱い数が急増中で今後の成長に期待できる |
1株単位でIPOに参加できる。 野村証券からIPOを委託販売するため、 取扱銘柄数と数量に期待できる |
IPOの取り扱いが多い証券会社。 一人一票の完全平等抽選なので、 資金が少ない方でも当選するチャンスが大きい! |
IPOの申込時資金不要。取扱銘柄数も多め。 IPO以外でも100万円以下の取引なら 手数料が無料 |
「IPOチャレンジポイント」が貯まり、 いつか必ず当選できる |
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IPOには新興企業が多いため成長余地が大きいことから大幅に値上がりする可能性があるためです。
また、IPOの購入価格(公募価格・売出価格)は割安に設定されるため、初めて上場したときに付ける値段、つまり『初値』で売却すれば大きな売却益を得られることが多いです。
2021年のIPO抜粋 | |||
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銘柄 | 公募価格 (買った価格) |
初値 (売れた価格) |
利益 |
セキュア(4264) | 950円 | 2,185円 | +123,500円 (1株当たり+1,235円) |
フューチャーリンクネットワーク(9241) | 2,470円 | 4,315円 | +184,500円 (1株当たり+1,845円) |
アイ・パートナーズフィナンシャル(7345) | 3,120円 | 9,880円 | +676,000円 (1株当たり+6,760円) |
デコルテ・ホールディングス(7372) | 1,720円 | 1,582円 | -13,800円 (1株当たり-138円) |
アピリッツ(4174) | 1,180円 | 5,600円 | +442,000円 (1株当たり+4,420円) |
■2021年IPO勝率と全ての利益合計
IPO件数 | 126件 |
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初値で値上がり | 104件 |
初値で値下り | 20件 |
初値で変わらず | 2件 |
勝率 | 82.54% |
全ての利益合計 | 1,319万2,900円 |
2021年の全IPO銘柄のうち、82%以上の銘柄で利益が出ています。
可能性としては低いですが、1年間でIPO株全てに当選して初値で売却した場合、1,319万円の売却益を得られたことになります。中には1銘柄で67万円以上の売却益が出たものがあるので是非当選したいところです。
IPOは、大手証券会社で申込すると普段多額の取引をして手数料を証券会社に多く落としているお客様を優先させて当選します。ネット証券や大手証券会社のネット部門では、平等抽選が多いですが、大手証券会社がお得意様に配分する株数に比べると少ないため、普通に申込をしていては中々当選することができません。
IPO抽選で当選するためには、複数口座でIPO抽選に申込すれば抽選回数を数倍に増やすことができます。通常IPO申込には、申込分の資金を事前に預けておく必要があり、申込から上場まで2~3週間かかるためその間その資金を動かすことはできません。
事前に預けておくべき金額は「株価×100株」で銘柄によって異なりますが2020年では5万円程度の資金を最低でも預けておかなければなりません。
複数口座申込むためには、大きな資金が必要となり、さらに数週間縛られてしまいます。しかし、中には資金を事前に預けておかなくても良い口座もあるので、当選しやすい口座と資金不要の口座を組み合わせて複数口座申込むことで当選倍率を数倍に増やすことができます。
IPOの抽選回数を増やすための戦略
事前入金が不要の証券会社「松井証券」
①抽選前に入金する必要なし!資金の用意は抽選結果を確認してからでOK
②70%以上完全抽選のため、IPOの抽選参加者全員に同じ確率でチャンスがある!
③NISA口座で申込が可能!大きな利益が狙えるIPOだからこそ非課税枠でスタート
④IPOに関わる手数料は無料!コストを抑えてIPO投資ができる
IPOで当選確率を上げるためにまずやることは「資金不要で抽選できる口座」を作ることです。
資金不要の口座でおすすめの3社はこちらです。これだけでも抽選回数を大幅に増やすことができますね。
どの口座も無料で作成でき口座維持手数料などはかからないので必ず作っておきましょう。
証券会社 | 2021年IPO件数 | 2020年IPO件数 | 2019年IPO件数 |
---|---|---|---|
56社 | 18社 | 21社 | |
47社 | 39社 | 37社 | |
20社 | 7社 | 5社 | |
5社 | 5社 | 3社 |
資金不要の口座でも当選したら入金が必要です。
入金を忘れるとIPO株の購入ができなくなってしまうので、忘れずに行いたいところです。
資金不要で申し込みできる口座が作成できたら、次にLINE証券とSBI証券の口座を作成します。
証券会社 | 2021年IPO件数 | 2020年IPO件数 |
---|---|---|
11社 | 0社 | |
122社 | 85社 |
LINE証券は2021年からIPOの取扱スタート!
LINE証券では、2021年からIPOの取扱をスタートしました。
他の証券会社と異なり、1株単位でIPOに申し込みが可能です。当たった時の利益が100分の1になりますが、当たる確率が100倍になります。
IPOは当たらなければ1円の利益にもなりません。1株でも数万円の利益が発生した例もありますので、まずは1株でも確実に当選していきましょう。
LINE証券のIPOは証券会社大手の野村証券から受託販売するため、件数だけでなく取り扱う株数にも期待できます。
2021年は合計11件のIPOを取り扱いました。
IPOの取り扱いを発表してから口座開設を行っていては、申し込みに間に合わない可能性が大きいです。今後も多くのIPOを取り扱うことが予想できるのであらかじめLINE証券の口座を解説しておきましょう。
LINE証券は以下の3つの理由でIPOに最も当たりやすい口座といえます。
LINE証券でIPOに当選しやすい3つの理由
LINE証券の最も大きな特徴は、1株単位でIPOに申し込めることです。
通常、IPOは100株単位(数万円~)の申込ですが、LINE証券では1株単位(数百円~)で申込・抽選が行われます。
つまり当選確率は100倍になりますので、資金を多く用意できない方にとって極めて有利な条件です。(その代わり、当選時の利益は減ります)
また、IPOに100株までしか申込できないので、多くの資金を持っている人が集中的に当選してしまうことが防げます。
IPOは当たらなければ1円の利益も出ませんので、少ない株数でも着実に当選していきましょう。(1株でも数千円~数万円の利益が出たIPOはたくさんあります)
手元にある資金でIPOに申し込む場合、まずはLINE証券で行うべきですが、資金が余った。もしくはLINE証券でIPOの取り扱いがなかった場合はSBI証券で申し込みを行いましょう。
証券会社 | 2021年IPO件数 | 2020年IPO件数 |
---|---|---|
122社(主幹事:21社) | 85社(主幹事:15社) |
SBI証券でIPOに申し込むべき3つの理由
主幹事は、IPOを扱う証券会社の中でも中心的な役割を果たしており、他の証券会社よりも多くのIPOを引き受けます。 どのIPOでも主幹事は1社のみです。
そのため、主幹事の証券会社ではIPOの当選確率が上がります。
IPO取扱株数の比率 | |
---|---|
主幹事 | その他幹事 |
60~90% | 10~40% |
証券会社はすべてのIPOを取り扱うわけではないので、IPOの取扱件数が多い口座を持っておくことで申し込みができる機会を増やすことができます。
SBI証券は数ある証券会社の中でも最も多くのIPOを取り扱っています。2020年は全体の98.4%)
SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という特殊なサービスがあります。
簡単に言うと、「IPOに外れるごとに貯まるポイントを集めればIPOの当選確率が上がる」サービスです。
1回外れると1ポイント貯まり、IPO抽選時に多くのポイントを使った人の順に当選していきます。
例えば当たりのIPOが300株だった場合は以下の画像の要に当選していきます。
IPOチャレンジポイントを多く使ったAさん、Bさん、CさんがIPOに当選しています。
IPOチャレンジポイントを使用して落選してもポイントは失効しないので安心して使用できますね。
また、IPOチャレンジポイントへの配分は、SBI証券のIPOの全体の13.5%となっています。
30万株のIPOがあったとしたら4万株以上(400人)は配分されることになります。
合計 | ||
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300,000株 |
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裁量分配(窓口) | インターネット配分 | |
抽選 | IPOチャレンジポイント | |
165,000株 (55%) |
94,500株 (31.5%) |
40,500株 (13.5%) |
IPOチャレンジポイントを貯めていけばいつかは必ずIPOに当選することができるので、このサービスを使わない手はありませんね。
マネックス証券はIPO取扱数が多く、1人1票の完全平等抽選を採用している証券会社です。
SBI証券ののほかにマネックス証券の口座も用意しておけば、IPOの抽選に役立てることができますよ。
証券会社 | 2021年IPO件数 | 2020年IPO件数 |
---|---|---|
64社(主幹事:1社) | 50社(主幹事:0社) |
マネックス証券のIPOの抽選方式は、どんなに資金を持っていても一人一票の「完全平等抽選」です。
資金を大量に持っている人が当選しやすいということはありませんので、すべての方に平等に当選のチャンスがあります。
参加するにはその分の資金が必要ですが、取扱数も多く当選するためには必要な口座の一つです。
証券会社 | 2021年IPO件数 | 2020年IPO件数 |
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楽天証券 | 74社(主幹事:0社) | 38社 |
楽天証券も特殊な抽選方法を採用している口座の一つです。
楽天証券が採用しているのは「後期型」と呼ばれる抽選方法で、抽選日がほかの証券会社よりも遅いことが特徴です。
そのため、ほかの証券会社で抽選を受けた後、落選だった場合はその資金を楽天証券へ移し抽選を受けるということが可能です。
追加の資金なしで抽選回数を増やせる口座なので忘れずに開設しておきましょう!
IPOの抽選回数を増やすための戦略
IPOの抽選回数を最大6倍に増やすためには以下の表の6つの口座が必要です。
例として、参加するのに20万円(100株)が必要なIPOに資金20万円で参加する場合を見てみましょう。
抽選回数を増やすために必要な口座 | ||
---|---|---|
抽選を受けるために必要な資金 | 口座 | 抽選回数 |
0円 | 1回 | |
1回 | ||
1回 | ||
1回 | ||
20万円 | 1回相当 (実際は100回。1株単位の抽選のため。) |
|
20万円 (LINE証券と資金の使い回しが可能) |
楽天証券 | 1回 |
合計抽選回数 (必要資金) |
6回 (20万円) |
①まずは、IPOの抽選に資金が不要の松井証券、岡三オンライン、SBIネオトレード証券、DMM株で申し込みます。
②次にIPOが1株単位で抽選されるLINE証券へ資金を投入し抽選を受けます。
③PLINE証券で抽選に外れてしまったら最後に楽天証券に資金を移し抽選を受けます。
これで1回分のIPOに必要な資金で最大6社で抽選を受けられるようになります。
IPOの取り扱いがある場合は必ず申し込むようにしましょう。
さらに、IPO2回分の資金があるならばSBI証券でも申し込みを行うとさらに当選回数と確率を上げることができますね。
IPOは高確率で利益が出る魅力的な投資ですが、当選確率は高くありません。
そのため、なるべく多くの資金を用意し、口数を増やして抽選を受けることが理想です。
しかし、個人投資家では用意できる資金に限りがあるので、少額でも有利に抽選を受けられる口座を使うことが当選への近道といえます。
ぜひ、資金不要の口座(松井証券、岡三オンライン、SBIネオトレード証券、DMM株)と当選確率が高い口座(LINE証券)、資金の使い回しができる口座(楽天証券)を組み合わせ、抽選回数を増やし当選確率を高めていきましょう!
初めに作るべき最重要の口座 |
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次に作るべき、資金が余った場合に使える口座 |
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余裕があれば作るべき、IPOの取り扱いが多めの口座 |
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1918年に創業された老舗証券会社。
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さらに、NISA口座なら売買手数料が常に無料!口座開設費や維持費用もかからないのでこの機会にぜひNISA口座を開設しましょう。
積立可能な |
1,411本 |
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ノーロード本数 |
1,411本 |
つみたてNISA |
145本 |
最低積立金額 |
100円~ |
ポイント投資 |
× |
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○ |
現物取引手数料 |
0円~ |
IPO件数 |
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