NISA、つみたてNISA、iDeCoは3つのシチュエーション別に使い分けるべし!おすすめの証券会社3社比較

NISA、つみたてNISA、iDeCoは3つのシチュエーション別に使い分けるべし!おすすめの証券会社7社比較

NISA、つみたてNISA、iDeCoの制度について

2024年からは新NISAが開始!

2023年までは「NISA」「つみたてNISA」の2つがあり、利用者がどちらかを選ぶ必要がありました。

しかし、2024年からは「新NISA」が始まり、2つの制度が1つになりました。

新NISAでは「日本株・外国株・投資信託等」を1つの口座で運用できるようになったため、利便性が大きく向上しました。

新NISA、iDeCoの違いを理解する5つのポイント

① 投資できる商品、投資可能金額が違う
② 新NISAは利益が発生しても税金は非課税
③ iDeCoは掛け金が全額所得控除の対象
④ 新NISA、iDeCoは楽天証券が最もお得に取引できる

新NISA、NISA、つみたてNISA、iDeCoの違い

新NISA、iDeCoは有利に投資を行うことができる個人向けの制度です。

それぞれの違いを理解し、最も自分に向いている口座で取引をしましょう。

新NISA
(2024年から)
NISA
(2023年まで)
つみたてNISA
(2023年まで)
iDeCo
(2024年以降もOK)
非課税枠(年間) 360万円 120万円 40万円 最大81.6万円
(属性により)
運用期間 生涯 5年 20年 最長70歳まで
運用開始期限 無期限 2023年 2037年
投資可能商品 国内株式
投資信託
外国株式など
(数千銘柄)
一部の投資信託(約180銘柄) 一部の投資信託(約30銘柄)
所得控除

全額可
運用益非課税

受取額、受け取り方法による
資金の引き出し制限

なし

なし

なし

原則60歳まで不可
おすすめ口座

新NISAについて。特徴を確認しよう

NISAとは、通常株式や投資信託に投資した際に得られる配当金・分配金や売却益に対して20.315%の税金(所得税・住民税・特別復興 所得税)がかかりますが、その税金が非課税になる制度です。

年間360万円までの投資を非課税で運用可能

年間360万円まで買い付けを行うことができます。

発生した利益には通常20.315%の税金がかかりますが、NISAならそれが非課税になります。

50万円の利益が発生した場合
新NISAの場合 一般口座の場合
利益
50万円
税率 0% 20.315%
税金額 0円 101,575円

非課税期間は無期限

投資後無期限で配当や値上がり益が非課税となります。

2023年までの旧NISAでは非課税期間が5年でしたが、新NISAでは生涯非課税へと変更になりました。

株式、投資信託へ投資可能

NISAで運用できるのは、「国内外の株式」「投資信託」です。

株式が運用できる非課税制度はNISAのみです。

新NISAは「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つに分かれており、それぞれ投資できる商品が異なります。

口座を1つ開設すればどちらも使用可能です。投資信託はつみたて投資枠。株は成長投資枠で投資することになります。

つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
合計360万円まで
生涯合計投資枠 1,800万円 1,200万円
合計1,800万円まで
投資できる商品 一部の投資信託(約200銘柄) 国内外の株、投資信託

旧NISAとは異なり、年間の枠をすべて消費しなくても無駄にならないところがポイントです。

資金はいつでも引き出せる

いつでも保有している株式や投資信託を売却して資金を引き出すことができます。

資産を売却しても、枠が復活する

新NISAから、株や投資信託を売却した場合、翌年に枠が復活するようになりました。

NISA口座におすすめ証券会社

NISA対象の
投資信託本数
つみたて投資枠対象の
投資信託本数
最低積立金額 ポイント投資 NISAで
IPO株取引
口座開設時間
(申込~取引まで)
おすすめポイント
100円~ 最短で当日
楽天会員なら
最短5分で申込み完了
国内株式売買手数料が無料。
投資しながらポイントも貯まるし
ポイントで投資もできる。
外出先でスマートフォンで取引もできる。
100円~ 最短即日
郵送不要、WEBで完結
NISA口座開設数業界トップクラス!
米国株の銘柄数が最高水準で、
NISA口座内で、非課税で米国株が取引できる。
積立頻度も、希少な"毎日"で設定可能!
100円~ 最短翌営業日 1注文単位の取引手数料の安さに加え
投資情報やわかりやすい分析ツールが豊富な証券会社。
用途に合わせた10のスマホアプリがある。


iDeCoについて。他2つと大きく異なるので注意

iDeCoはNISA、つみたてNISAと同様に運用益が非課税になるだけでなく、所得控除のメリットも享受することができます。特徴を確認してみましょう。

掛け金は全額所得控除の対象

iDeCoの最も大きなメリットが所得控除の対象であることです。

具体的にどのくらい節税できるのかを年収400万円の方を例に確認してみましょう。

年収400万円の方の掛け金別節税額
年間の掛け金 年間の節税額
816,000円 122,400円
276,000円 41,400円
240,000円 36,000円
144,000円 21,600円

年間の掛け金の上限は属性によって異なる

iDeCoの掛け金の上限は属性(自営業、会社員など)で決まります。

属性 掛け金の上限(年)
自営業 816,000円
専業主婦(夫) 276,000円
公務員 144,000円
会社員(企業型DCなし) 276,000円
会社員(企業型DCのみあり) 240,000円
会社員(企業年金加入(DB)) 144,000円

最長70歳まで運用可能

NISAやつみたてNISAと異なり、運用可能年数は運用者の年齢によって決まります。

例えば、30歳の方がiDeCoを始めた場合は70歳までの40年間が非課税で運用できます。

証券会社が指定した銘柄に投資可能

非課税制度で唯一元本確保型(定期預金等)を選択できます。

銘柄数は5~35程度です。(例外の口座あり)

運用手数料がかかる

iDeCoは運用するために毎月手数料を支払う必要があります。

手数料は口座にもよりますが、171円~(月)です。

iDeCo手数料
支払先 国民年金基金連合会 事務委託先金融機関 運営管理機関手数料
加入者(掛金拠出) 2,829円(初回のみ)
105円(月額、税込)
66円(月額、税込) 金融機関によって異なる

資金は60歳以上でないと引き出せない

iDeCoで運用している資金は原則60歳以上にならないと引き出すことができません。

引き出す場合は一時金または年金として受け取ります。(どちらも所得控除あり)

30年勤続の方の税金がかからない上限額
一時金で受け取り 年金で受け取り
退職所得と合わせて
1,500万円まで
公的年金と合わせて
120万円まで(65歳未満の場合年70万円まで)

NISAと併用できる

「iDeCo+NISA」の組み合わせは併用ができます。

使わないと損な制度ですので資金に余裕がある方はぜひ併用するべきです。

iDeCo口座に最適なネット証券

iDeCo取扱商品数 口座運営管理手数料 口座開設時間※1(申込~取引まで)
32本 0円
最短で当日
35本 0円
最短即日
27本 0円
最短翌営業日

手数料は全て税込。標準プランや最低条件の手数料を抜粋しております。 ※ 国民年金基金連合会や事務委託先金融機関(信託銀行)が設定する口座管理手数料等が別途発生します。※1 総合口座開設の所要時間

あなたに向いているのはどの制度?メリットデメリットで選ぼう!

新NISA、iDeCo比較
新NISA iDeCo
年間投資限度額 360万円 14万4,000円~81万6,000円 (年金の種類による)
最低投資金額 100円 月額5,000円
運用期間 無期限 60歳まで
利用可能年齢 20歳~ 20歳~65歳
投資可能商品 国内株式 外国株式 投資信託 ETF、REITなど
(合計数千銘柄)
iDeCo用の投資信託、預金、保険
(合計約30銘柄)
資金の引出し制限 なし 60歳まで引出不可 (60歳時点で運用期間が10年未満の場合は10年間引出し不可)
非課税対象 運用益 運用益、掛金が全額所得控除

2つの非課税制度をそれぞれ比較しましたが、あなたにはどの制度が向いているのでしょうか?

チェックポイントで確認してみましょう。



NISAが向いている人、向いていない人


NISAに向いている人

コツコツと積み立てて、資産形成をしたい人
② 個別の銘柄の株へ投資し、株主優待などを得たい人
60歳になるまでに資金を引き出したい人

NISAは年間360万円の投資枠があり、非課税制度の中で最も大きな金額を非課税で投資できます。

国内外の個別銘柄や投資信託へ投資が可能なので、「配当・優待を受け取りたい」「積立をして資産形成したい」等多くの運用方法に応えることが可能。

さらに生涯非課税で運用できるため、NISAを使わずに投資をすることは考えられるないくらい優秀な制度と言えるでしょう。

NISAに向いていない人

① 投資に関して知識が十分でないと感じている人

NISAはほぼすべての投資信託、国内株式と一部の海外株式に投資できます。

そのため、自分で選択し運用する知識が必要になります。

投資初心者でNISAを利用している方は、比較的値動きが小さく分散投資をしている「投資信託」を選んでいる方が多いです。

各証券会社が公開している「積立ランキング」上位の銘柄であれば、手数料も安く健全な運用をしているため大きく失敗することはないでしょう。

NISA口座開設数※1
投資信託取扱い数※2
つみたて投資枠取扱い商品数※3
最低積立金額 100円
NISAでのポイント投資
つみたてスタイル
毎月、毎週、毎日から選択可能
※1:※2:※3:
手数料(取引ごと)
10万円まで 20万円まで 30万円まで 50万円まで 100万円まで
0円(無料) ※手数料コース「ゼロコース」の場合
楽天証券を選ぶ理由
  • バランス重視で使いやすさ◎楽天グループのネット証券会社
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iDeCoが向いている人、向いていない人


iDeCoに向いている人

収入がある人
② 老後に必要な資金が年金だけでは足りない人
長期的に運用したい人
60歳になるまでに資金を引き出さなくても大丈夫な人

iDeCoは掛け金が全額所得控除となるので、収入があり住民税、所得税を納めている方ならだれでも納税額を減らすことができます。

そのため、上記の向いている人の条件に当てはまるのならNISAや、つみたてNISAを始める前にiDeCoを始めたほうが良いでしょう。

もちろん、iDeCoの掛け金を超えて投資する余裕がある方はiDeCoに加えてNISAやつみたてNISAを始めることができるので、併用するとより大きなメリットを享受できます。

iDeCoに向いていない人

収入がない人
60歳になる前に資金を引き出したい人
継続的に掛け金を拠出できない人

iDeCoでは一度拠出した資金は原則60歳まで引き出すことができません。

また、収入がない方でもiDeCoへ加入できますが、所得控除ができないのでメリットを最大限享受することはできません。このような方はつみたてNISAを選択するとよいでしょう。

さらに、毎月手数料が171円かかるので拠出額が少ない方は手数料が利益を上回ってしまい資金が目減りしていくことになります。
そのため、iDeCoでは継続して掛け金を拠出できることが理想です。

楽天証券(iDeCo)
 楽天証券(iDeCo)

手数料(月額)

最低171円

投資信託

31本

定期預金

1本

サポート

NISAとiDeCoの併用が最強!

税制メリットを最大限活用するなら【NISA+iDeCo】です。

2つの制度は併用できるため、2つ同時に利用することで最大限の節税効果を得ることができます。

NISAとiDeCoの積立額のシミュレーション

NISAとiDeCoを併用すると、どのくらいの金額が積立できるのでしょうか。

例として公務員の方がつみたてNISA、iDeCoを利用して年利5%で運用できた場合を見てみましょう。

つみたてNISAとiDeCoの最終積立金
NISAのみ
(年利5%)
iDeCoのみ
(年利5%)
NISA +iDeCo
毎月の投資金額 33,333円 12,000円 45,333円
10年後 5,176,017円 1,863,382円 7,039,399円
20年後 13,700,974円 4,932,394円 18,633,368円
30年後 27,741,662円 9,987,087円 37,728,749円

なんと月45,333円を積み立てると30年後には約3,800万円にもなります。利益を再投資することでさらに利益が増える「複利」によるもので、投資期間が長いほど効果が大きくなります。

この積立金以外にも、iDeCoの拠出金月1.2万円×12ヶ月=14.4万円が所得控除でき、所得税・住民税を軽減できるメリットがあります。


NISA、iDeCoなら「楽天証券」がおすすめ!

ネット証券比較
つみたて投資枠銘柄数
iDeCo銘柄数 ポイントで投資可能


32本

国内株式
投資信託
(楽天ポイント)


35本

投資信託
(Tポイント)


27本

投資信託
(マネックスポイント)


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