ETF | 投資信託 | |
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上場 | 上場 | 非上場 |
基準価額 | リアルタイム | 一日1つの基準価額 当日価格は非公表 |
取扱会社 | 証券会社のみ | 証券会社、銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫など |
最低投資金額 | 単元口数以上 1万円~10万円 |
100円、1,000円 1万円と取扱会社によって異なる |
手数料 | 買付、売却ともに株式取引手数料がかかる | 買付のみ、無料のこともある |
信託報酬 | 低い | 低い~高い |
信用取引 | ○ | × |
ETFは、「exchange traded funds(上場投資信託)」といい、日経平均などの指数に連動する投資信託で証券取引所にて取引できるものをいいます。
海外ETFを理解する5つのポイント
投資信託の最大のデメリットである売却時に価格が分からないという点を解消してくれるのが、ETFです。投資信託は買付する人と売却する人が平等になるよう、当日の基準価額を公表しません。したがって、きちんとした価格が分からないまま取引しなければならず、売却時少しの利益で売却する場合には注意が必要です。
一方、ETFはリアルタイムで価格が提示され、価格も株式同様指値が可能なため売却注文の際は、利益金額を確定させて売却することができるのが最大のメリットです。
では、国内ETFと海外ETFとの違いを比較してみます。
◼️国内ETFと海外ETFの比較
国内ETF | 海外ETF | |
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取扱会社 | 証券会社 | 外国株式取扱証券会社 |
取引通貨 | 円建 | 現地通貨建 |
売買可能ETF | どの証券会社も同じ | 証券会社によって異なる |
手数料 | 株式取引手数料 | 外国株式取引手数料 為替手数料(円貨決済) |
市場規模 | 小さい | 大きい |
国内ETFはどの証券会社でも取引できますが、株式取引手数料がかかるためネット専業証券の方が手数料を安く抑えることができるのでおすすめです。
一方、海外ETFは、外国株式を取り扱う会社でないと取引できません。手数料は円から投資する円貨決済の場合、外国株式取引手数料に加えて為替手数料がかかるため、国内ETFより手数料は高くなります。
国内ETFにも、(銘柄コード:1309)上海株式・上証50連動型上場投資信託、(1324)NEXT FUNDS ロシア株式指数上場投信、(1546)NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種など海外指数で運用されているETFが上場していますが、海外ETFに為替手数料をかけてまで投資するメリットは何でしょうか。
◼️メリット
銘柄数が多い
米国ETFでは、ニューヨークダウなどの指数に連動するインデックスから、ヘルスケアなどの生活必需品、原油や金などのコモディティに至るまで、ラインアップが豊富です!
信託報酬が安い
信託報酬は、基準価額に日々引かれている間接的な手数料です。
例えば、国内で信託報酬が低いといわれている「日経225連動上場投資信託(銘柄コード:1321)の信託報酬が年率0.22%に対して、米国で最も人気のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(スティッカー:VT)の信託報酬は年率0.09%と非常に低くなっています。 運用コストが低ければ、それだけ基準価額は上がりやすくなります。
円高になってもドルのまま保有して為替リスクを回避できる
国内に上場する海外株式で運用されているETFは、常に為替リスクを伴います。しかし、米国上場のETFなら、株価変動リスクはあるものの、外貨決済でドルのまま決済して保有して円安のタイミングで円に替えれば為替リスクを回避することができます。
夜に取引できる!
日本(東証) | ニューヨーク(日本時間) | 香港(日本時間) | |
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取引可能時間 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
23:30~6:00 | 10:00~10:20 10:30~13:00 14:30~17:00 |
米国市場の取引なら、ニューヨークとの時差で夜にリアルタイムで取引することができます。時差は14時間(サマータイム時13時間)で、ニューヨークの取引時間は9:30~16:30(日本時間23:30~6:00、サマータイムは22:30~5:00)となっています。
ちなみに香港市場は、香港との時差は1時間のため香港市場はプレオープニングセッション9:00~9:20(日本時間10:00~10:20)、前場9:30~12:00(日本時間10:30~13:00)、後場13:30~16:00(日本時間14:30~17:00)となっています。
◼デメリット
取引手数料が高い
取引手数料は国内株式と比較して高くなります。さらに円からの投資である「円貨決済」だと、為替手数料がかかります。
為替リスク
円→ドルまたは、円→香港ドルの為替リスクがかかりますが、国内ETFで外国株式にて運用されているものと比較して、メリットでも述べたように外貨で取引することにより為替リスクを回避することができます。
二重課税
米国ETFの分配金は現地で10%源泉徴収され、さらに国内で20.315%源泉徴収されるため二重課税となります。この場合、確定申告の「外国税額控除の適用申請」で現地での源泉徴収分10%分還付を受けることができます。売却益には課税されません。
一方、香港ETFの分配金、売却益は源泉徴収されないため、二重課税となりません。
銘柄銘 | 地域 | 組み入れ銘柄情報 | 信託報酬(年率) |
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バンガード・トータル・ワールドストックETF | 世界 | 先進国から新興国まで世界約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されています。 | 0.25% |
バンガード・S&P500ETF | 米国 | 米国市場の大型株約500銘柄で構成されていて、同指数に連動するETFの中でも信託報酬は最低水準です。 | 0.03% |
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
新興国 | 全世界の新興国市場の株式のパフォーマンスを表し、対象国にはブラジルやロシア、インドなどを含みます。 | 0.1% |
SBI証券で手数料をお得にする
①NISA口座で海外ETFと国内株式の買付手数料が恒久に無料に。
②海外ETF取扱368銘柄(2021/12/27)
③米国ETF買付手数料無料
ここではおすすめの3つの海外ETFを紹介致しました。
海外ETFを選ぶ基準として、
①信託報酬が安いもの
②純資産額が大きいもの
③出来高の多いもの
これらの基準に合わせて銘柄を選ぶことをおすすめします。
外国株式がNISA口座の対象となる証券会社なら、NISA口座で分配金と売却益を非課税にすることができます。
NISAとは、株式や投資信託などに投資して売却したときにかかる税金が非課税になる制度です。
NISAには、「(一般)NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類がありますが、 海外ETFに利用できるのは、一般NISAとジュニアNISAの2種類です。
・一般NISAとジュニアNISA
一般NISA | ジュニアNISA | |
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利用できる方 | 日本在住の20歳以上の方 | 日本在住の0歳~19歳の方 (口座開設時の年の1月1日時点) |
投資対象 | 株式・投資信託・ETF・REITなど | 株式・投資信託・ETF・REITなど |
口座開設数 | 1人1口座 つみたてNISAと併用不可 |
1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資金額毎年120万円上限 (合計600万円) |
新規投資金額毎年80万円上限 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2014~2023年 | 2016~2023年 |
一般NISAの特徴
①海外ETFなど数多くの金融商品へと投資をすることができる
②1年あたりのNISA枠の上限が120万円と他のNISAに比べて大きい
③「投資を自分の判断で行って勉強したい」「投資経験がある」という方々にオススメ!
ジュニアNISAの特徴
①教育資金や子供の投資の勉強に使うのに最適
②18歳(高校3年生の12月31日まで)引き出すことが出来ないので注意!
国内投資信託やETFをNISA口座で非課税取引する場合、分配金と売却益は非課税となります。しかし、海外ETFの場合国内ETFと税制が異なります。
◼️海外ETFの分配金にかかる税金
外国株式の配当金には、【現地でかかる税金】が源泉徴収され、その後【国内でかかる税金20.315%】が源泉徴収されます。これを『二重課税』といい、確定申告をすることにより「外国税額控除の適用申請」で現地でかかった税金分還付を受けることができます。
一方、NISAの場合は確定申告をすることができないため、国内でかかる税金は非課税となりますが、【現地でかかる税金】は源泉徴収されたままになります。
しかし、米国ETFであれば、米国内の分配金にかかる税金は10%で、国内にかかる20.315%より税金は少ないため、NISA口座で分配金を受け取る方が税金は安くなります。
香港ETFの場合は、現地での課税がないため、NISAでは非課税にて分配金を受け取れます。
ただし、NISA口座での損失を他の利益と相殺したり、繰越控除することはできません。
◼️海外ETFの売却益にかかる税金
海外ETFのほとんどが「租税条約」により現地では課税されません。 そのため、NISAでの取引であれば非課税となります。しかし、海外ETFの買い付け及び、売却の前後に生じた為替差益は、雑所得として確定申告が必要となります。雑所得は、20万円以下であれば所得税の確定申告は不要です。
◼️海外ETFの税金
現地 売却益課税 |
国内 売却益課税 |
国内 分配金課税 |
外貨決済による為替取引 | 現地分配金 課税 |
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米国ETF | なし | 20.315% →NISAで 非課税 |
10% 源泉徴収 |
20.315% →NISAで 非課税 |
雑所得 |
香港ETF | なし | 20.315% →NISAで 非課税 |
なし | 20.315% →NISAで 非課税 |
雑所得 |
ロボアドバイザーとは、個人の年齢、資産状況に応じて適切な資産比率で自動で運用してくれるサービスの事です。
ロボアドバイザーをお勧めできる人
ロボアドバイザーでは手数料が一律の場合が多く、場合によっては海外ETFを直接買い付けるよりも手数料が低くなる場合があります。
ロボアドバイザー (WealthNavi) |
海外ETF (SBI証券) |
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買付手数料 | 無料 | 0.45% |
売却手数料 | 無料 | 0.45% |
為替手数料 (往復) |
無料 | 1ドルにつき50銭 |
管理手数料 | 預かり額に対して年1% | 無料 |
ウェルスナビで海外ETFに投資
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②手数料年1%で資産運用全て自動化
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海外ETFは取引を行うのに買付手数料、売却手数料、為替手数料がかかりますが、ロボアドバイザーの場合管理手数料のみがかかります。
どちらがお得なのか、北米へ投資する海外ETF(VTI)を実際に売買した場合で比較してみましょう。為替レートは1ドル=106円で計算しています。
VTIを1口取引購入し1年後売却した場合の手数料比較 | ||
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ロボアドバイザー (WealthNavi) |
海外ETF (SBI証券) |
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購入した価格 (2019年8月) |
145.14ドル(15,385円) | |
売却した価格 (7%の成長を想定) |
155.30ドル(16,462円) | |
買付手数料 | 無料 | 0.65ドル(69円) |
売却手数料 | 無料 | 0.70ドル(74円) |
為替手数料 (往復) |
無料 | 0.75ドル(80円) |
管理手数料 | 1.49ドル(158円) | 無料 |
手数料合計 | 1.49ドル(158円) | 2.1ドル(223円) |
VTIを1年間運用し売買した場合、海外ETFを直接購入するのではなく、ロボアドバイザーを通して購入したほうが手数料が抑えられることがわかりました。
また、ロボアドバイザーは非課税ではありませんが、分配金を出さず再投資をしてくれるので、解約し現金に戻す時まで税金が発生することはありません。海外ETFは配当金から10%の税金が天引きされています。
今度はそれらを加味し実際にVTIを3年間運用して売却した場合の運用益を比較してみましょう。配当金は年3%、成長は年7%すると仮定します。また、為替レートは1ドル=106円で計算しています。
VTIを1口取引購入し1年後売却した場合の手数料比較 | ||
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ロボアドバイザー (WealthNavi) |
海外ETF (SBI証券) |
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購入した価格 (2019年8月) |
145.14ドル(15,385円) | |
売却した価格 (7%の成長を想定) |
189.89ドル(16,462円) | 193.90ドル(20,553円) |
買付手数料 | 無料 | 0.65ドル(69円) |
売却手数料 | 無料 | 0.70ドル(74円) |
為替手数料 (往復) |
無料 | 0.87ドル(92円) |
管理手数料 | 5.15ドル(546円) | 無料 |
税金 | 9.09ドル(964円) | 1.64ドル(174円) |
利益合計 | 35.66ドル(3,880円) | 44.9ドル(223円) |
海外ETFの場合、税金は配当金のみにかかるので、ロボアドバイザーよりも税金が安く抑えられています。
一方ロボアドバイザーは保有している資産に対して手数料がかかり、売却益に対しても20.315%の税金がかかるので、海外ETFよりも運用益が少なくなってしまいました。
しかし、ロボアドバイザーが優れていないというわけではありません。
ロボアドバイザーには以下の機能があり、投資家に代わりETFの運用をしてくれます。
ロボアドの優れた4つの機能
一か所に集中的に投資するより分散させたほうがリスクを抑えることができます。
ロボアドバイザーは個人に最適な資産配分で運用してくれるので、手間を省きたい、リスクを抑えて安定的に運用したい方にお勧めできます。
おすすめロボアドバイザー | ||
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最低投資額 | 10万円 | 10万円 |
手数料 | 1% | 0.702% |
資産配分自動判断、最適化 | 対応 |
対応 |
税金最適化 | 対応 |
非対応 |
海外ETF,投資信託ともに、SBI証券で買い付けるするのが最もお得になります。理由は以下の3つあります。
海外ETF,投資信託ともにSBI証券がおすすめな3つの理由
SBI証券は投資信託を購入しただけでポイントが貯まる証券会社です。
SBI証券の投資信託を三井住友カードで買い付けると買付代金の最大2%が「Vポイント」で還元されます。
還元されたVポイントは、カードの支払額に充当しキャッシュバックを受けられるほか、dポイント、Tポイント、楽天ポイントなど各種ポイントに交換することもできます。
つまり、SBI証券で投資信託を買うことはほかの証券会社で買うよりも最大2%利回りが良くなるということになります。
大手ネット証券会社のポイント還元率比較 | |||
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ポイント還元率 | 最大2% | 1% | 0% |
つみたてNISAに対応した約180の投資信託はすべて金融庁の厳しい基準を通過した優良な投資信託です。
SBI証券では2021年12月現在、176銘柄を取扱いしており、積立NISA対応の投資信託の大部分を取り扱っています。
大手ネット証券会社のつみたてNISA取扱銘柄数比較 | |||
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銘柄数 (2021年12月) |
176銘柄 | 179銘柄 | 152銘柄 |
投資信託でメリットが多い楽天証券ですが、海外ETFでもメリットがあります。
海外ETFは海外株式と同じように取引しますが、その取引手数料は業界最安の0.45%になります。
さらに、上限手数料は「20米ドル」に設定してあるため、大きな金額の取引を行いたい方にもお勧めできます。
とにかく、SBI証券の口座を開設しておけば投資信託、海外ETFに対応することができるので、最もお得で汎用性が高い口座だといえます。
ぜひこの機会にメリットが多い楽天証券の口座を開設しお得に取引を始めましょう!
口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
人気のIPOをと多数取り扱っているところも◎また夜間取引が可能という点も初心者から上級者まで幅広い方に支持される理由のひとつ!
さらに、独自のサービスとして 銘柄条件検索機能は初心者には助かる機能です。まさに死角のない証券口座です!
投資信託本数※ |
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つみたて投資枠商品数※ |
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最低積立金額 |
100円~ |
ポイント投資 |
〇 |
スマホで取引 |
〇 |
現物取引手数料 |
0円~ |
IPO件数 |
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特徴 |
豊富な取扱本数とIPO件数 |
税金最適化機能「DeTAX」で納税額を最適化してくれる。
ポートフォリオの自動構築から、税金のことまで、全自動で運用ができる。
8つの投資銘柄があり、それぞれで最も優れているものへ投資しているので、比較的安定した運用益を期待できる。
運用手数料(年) |
1.1%※税込 |
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運用コース数 |
5本 |
最低必要資金 |
1万円 |
最低積立金額 |
1万円 |
利用者数 |
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スマホで取引 |
〇 |
特徴 |
税金最適化機能搭載 |