アプリで米国株投資ができる証券会社4社。アプリの使いやすさから手数料まで徹底比較。マネックス証券で24時間投資

米国株式の取引ができるアプリは少なく、以下4社に限られます。

日本株アプリのように、株価をリアルタイムで見ることができチャート分析もでき、かつ取引ができるアプリというとさらに絞られてきます。

アプリで米国株取引ができる証券会社4選

アプリ名 利用条件 機能

マネックス証券
トレードステーション米国株スマートフォン 無料 リアルタイム株価、気配表示、注文機能

楽天証券
iSPEED 無料
一部有料
リアルタイム株価は月額300円または過去1ヶ月間に手数料のかかる米国株式約定があったとき、申込みが必要 注文機能

SBI証券
(仮)米国株式スマートフォンアプリ ? 2020年度内を目標に鋭意開発中!
NISAにも対応

DMM株
DMM株 無料 リアルタイム株価
注文機能

日本株アプリは、パソコンで行うトレーディングツールのようにリアルタイムで株価を見ることができ、株価の気配も見ることができるようになっています。注文が多く出ている順に示される注文価格の気配価格やリアルタイムの株価は、売買、指値をする上で重要な判断材料になります。

特に、米国株は値幅制限がなく変動が日本株より大きいため、指値注文も難しくなります。

買おうと思って15分前の株価を参考に指値注文を出しても買いそびれることはよくあります。

そこで、米国株アプリにおいても日本株アプリのようにリアルタイム株価と気配が見ることができるのが必須です。

まず、アプリで米国株取引自体できる証券会社が少なく、現在時点(2020年8月末)で上記の中でマネックス証券、楽天証券、DMM株に限られます。

SBI証券は2020年度内を目処に開発中で、現時点ではアプリで米国株取引はできません。

米国株取引ができる証券会社の中でも特にマネックス証券は、無料でリアルタイム株価と気配が見ることができ、アプリで米国株式取引をするのに最適な証券会社です。

マネックス証券は2011年にトレーディングツールと電子取引に強い米国のTradeStation(トレードステーション)社を買収しており、その米国取引における技術やノウハウがこのアプリに生かされています。

もそそも有料サービスでありながら、米国で最高評価を受けていたアプリなので、その機能はマネックス証券で無料で利用できるのに大変充実しています。

「トレードステーション米国株」がおすすめな5つの機能

それでは、マネックス証券のトレードステーションがどのように機能が充実しているのか、具体的にみてみましょう。

多彩な注文方法

ほとんどの米国株取引を扱う他社が指値注文しかできないのに対して、マネックスはアプリでも「成行(なりゆき)」「逆指値」「OSO」「トレーリングストップ」注文が可能となっています。

・成行

注文を出した時点で付いた価格で約定する注文。市場が始まる前なら寄付のような最初に付く株価で売買です。リアルタイムで株価を見ているときに注文を出すときにはすぐに約定して便利ですが、アメリカ市場が始まっていない日本時間の日中に注文を出す場合には、値動きの大きいアメリカ市場に成行で注文すると予想外の価格で約定してしまう恐れがあります。

・逆指値

通常儲かるためには安い価格で買って高い価格で売却したいと考えるものですが、逆指値はある価格より高くなったら買付しある価格以下になったら売却する注文を出します。

あらかじめ設定した価格で下がり基調になったら損切り、上昇基調になったら買付することができ、普段株価が見られない、心理面に左右されて損切りができないという方におすすめの注文方法です。

OSO

指値と逆指値を同時に発注し、どちらかが成立すれば他方が取り消される注文です。

売却注文で上がっていけば利益確定で売却し、ある価格まで下がってしまえば下がり基調と判断して損切りするのに利用できます。

トレーリングストップ

逆指値価格を相場の動きによって自動修正する注文方法です。

株価が上昇しているときに逆指値をしてその価格まで下がってから売ったのではせっかく上がっていたのに損をしてしまいます。上昇基調では逆指値を上げていったほうがよく、そんなときに有効な注文方法です。

例えば、100円で買付逆指値95円の注文を出し、株価が110円になったとき95円まで下がってから売ったのでは損をしてしまいます。

そこで、トレーリングストップで株価上昇とともに逆指値を上げていきます。100円の株価が110円になったら逆指値105円、さらに120円になったら110円というように利益を確保しながらさらなる上昇を目指すことができます。

チャートに20種類以上の指標追加が可能

27種類(Androidは26種類)の指標が追加できる日本株アプリ以上の本格チャートで、チャート描画、そのまま同じチャート画面から発注も可能になっています。

追加可能な指標は一部英語表記になっています。

チャート追加可能な指標

・ichimoku cloud(一目均衡表)

・Mov Avg Hull(HMA、ハル移動平均線)

・VWAP

・Weighted Close(加重終値)

・エンベロープ

・ケルトナーチャネル

・ドンチャンチャネル

・パラボリックSAR

・フロアトレーダーピボット5

・ボリンジャーバンド

・加重移動平均

・指数平滑移動平均

・移動平均線

・移動線形回帰

・ADX

・DMI

・MACD

・RSI

・ストキャスティックス

・出来高

・モメンタム

など27種類

登録銘柄数に上限がなし

1リスト35銘柄まで銘柄登録可能で、リスト数には上限がないため再現なく気になる銘柄を登録することができます

セキュリティ面も万全

ログイン時に指紋認証機能を搭載しており(iPhoneのみ)、スマホをなくしても安心のセキュリティとなっており、かつ指紋を認証するだけで素早くログインすることができます。

実際、米株は買うべき?米株取引5つのメリット・デメリット

マネックス証券の米国株アプリは便利で米国株取引に適していますが、では実際米国株式を買うのはどうなのでしょう。米国株式のメリット・デメリットについても理解しておきましょう。

■メリット

1.高成長が期待できる

日本株はバブル時の最高値を超えられていません。一方、米国株は高値を更新し続けている成長市場であるため、どのタイミングで買っても利益を得られています。

日本株が、高値掴みをしてしまうと株価が戻らず、損をしてしまう恐れがあるのと異なります。

また、世界中のマネーが集中しており新しい技術の目が花開きやすく、アマゾン、アップルのような高成長なIT企業も数多く存在しています。

2.株主資本主義で株価が値上がりしやすい構造

アメリカ企業は株主を重視しており、「株主資本利益率(ROE)」に重きを置いて企業活動を行っておいます。

ROEとは、株主による資金(自己資本)に対して、企業はどれだけ収益を挙げられたのかを示す指標です。

ROE(%)=【当期純利益÷自己資本】または【EPS(1株利益)÷BPS(1株あたり純資産)】×100で計算できます。(数字が高いほど、収益率が高い)

このROEは、会社や経営者が株主に対しての責務をどれだけの責務を果たせたのかを測ることができ、株主に帰属する利益として配当の源泉となります。

米国企業は、ROE向上のために自社株買い・増配・雇用削減・新規事業開拓など株主利益の最大化を目指す政策をとるので、自ずと株価も上がりやすくなっています。

問題などの社会的責任を重要視する動きになるでしょう。

3.世界で活躍する企業が買える

世界時価総額TOP10のうちアメリカの企業が7社占めており、世界最大の株式市場といえます。日本で第1位の時価総額を誇るトヨタ自動車でさえ世界では50位以内にも入っていません。

この世界に名だたる企業を1株から購入できるので、有名なアップル、アマゾン、マイクロソフトの株主に少額からなることができます。

■デメリット

4.日本時間の真夜中に市場が開いている

日本の証券取引所は9:00~11:30 12:30~15:00に取引が行われており、米国株式は日本時間の23:30~翌6:00(サマータイム22:30~翌5:00)に取引されており仕事が終わった後に取引できるというメリットはありますが、取引時間の中盤は夜中になっており中々取引がしにくい時間帯です。

米国株式市場は日本株と異なり値幅制限がなく、決算発表を取引時間中に行うことから、値動きも非常に激しいのですが、値動きを始終負えないのはデメリットでしょう。

5.為替リスク、手数料

国内株も輸出企業であれば為替の影響がないとはいえませんが、米国株は米ドル建で投資するため、米ドルの為替リスクを負います。円が米ドルに対して円安であれば株式利益よりさらに為替差益も得られますが、円高になれば為替差損となります。

米国株式に投資するのであれば、米ドル建の外貨決済で運用するのがおすすめです。株式の売却代金は米ドルのままにしておき、円安になった段階でまとめて円に交換すると良いでしょう。

さらに米ドルで投資することから円から投資する際には毎回為替手数料がかかります。為替手数料を考慮してもやはりある程度はおいておける資金で、米ドルのまま運用するのがおすすめです。

また税金面でも、米国株は現地でかかる税金と国内でかかる税金で二重課税となります。米国では、配当金に10%課税され源泉徴収されます。売却益には課税されません。

国内では、配当金と売却益に20.315%課税されます。この二重課税は、確定申告をすることにより「外国税額控除」として二重になっている配当金の10%分が還付されます。

または、(一般)NISAで投資することにより国内の20.315%の課税を非課税にすることができます。

おすすめ米国株銘柄3つ

実際にどんな米国株が良いのかおすすめの銘柄をご紹介します。

■テスラ・モーターズ(ティッカーコード:TSLA)

電子決済のPayPal、宇宙関連開発のスペースXなどを設立した、イーロン・マスク氏が設立したEV専業の自動車メーカーです。生産自動化、販売店を設けず販売はネットのみとするなど革新的な試みで、当初は自動化が軌道に乗らず量産がうまくいかなかったものの、一部自動化をしないなどでモデル3の量産目標を達成し、納車台数は過去最高を更新し2020年の納車台数は50万台を超えるのではないかといわれています。

トヨタ自動車の時価総額を抜き、実際にはトヨタ自動車の販売台数や利益には遠く及ばないものの、量産、販売が実際に伸びればさらなる株価上昇が期待できます。

■エヌ・ビディア(NVDA)

画像処理用のグラフィック技術を開発しており、ゲームやデータセンタ、プロ向け産業デザイン用製品を開発しています。最近では、その技術が自動運転向け技術の空間把握の技術として注目されており、トヨタ自動車、オーロラ、バイドゥ、ボッシュ、メルセデス・ベンツ、ウーバーなどと提携を結んでいます。

■アマゾンドットコム(AMZN)

通販サイト大手で、現在本から家電、生鮮食品に至るまで幅広く取り扱っており、コロナ下で通販が増えさらに伸びています。通販以外でも企業向けクラウドサービスのAWS、AIアシスタントなどのスマートスピーカーなどで高いシェアを誇っています。さらに、最近では広告収入の増加が顕著になっています。

米国株取引4社の証券会社特徴比較

アプリ機能 取引手数料 為替手数料
1ドルあたり
銘柄数 NISA

マネックス証券
リアルタイム株価、気配表示
注文機能
0.495% 買付時無料
0.25円
3600越
買付時手数料の全額キャッシュバック

楽天証券
リアルタイム株価
注文機能
0.495% 0.25円 3452社

SBI証券
現在不可 0.495% 0.25円 3588社

DMM株
リアルタイム株価
注文機能
無料 0.25円 844社

マネックス証券は、米国株銘柄数が豊富で、銘柄数が断トツで第1位となっています。

また、米国株取引で重要なのは、取引ツールです。楽天証券とSBI証券は株価が15分遅れでの表示で板情報を見ることができず、リアルタイムで見るのは有料になります。

一方、マネックス証券とDMM株は、無料のスマートフォン向けアプリでリアルタイムの株価と板情報を見ることができ、取引も可能となっています。

特にマネックス証券のアプリは、現地米国でも公表のトレーディングステーションが開発したアプリのため、国内株のように本格的な取引ができます。

取引手数料は無料となっているDMM株が一番安くなっていますが銘柄数が少ないため、買付時の為替手数料が無料で、取引手数料が最安の銘柄数3600超を誇るマネックス証券で米国株取引を始めるのがおすすめです。

マネックス証券の米国株式取引は口座開設後に別途外国株式口座開設が必要です。インターネット上でリスクや注意事項を確認するだけで口座開設手続きは完了します。外国株式口座開設手続き完了後すぐに、トレーディングステーションアプリが利用可能となり、マネックス証券ホームページの米国株式の米国株式取引をクリックし、スマホアプリ初期設定でパスワードとセキュリティにかかる質問を設定後利用できるようになります。

マネックス証券のトレーディングステーションアプリで、本格的な米国株式取引を始めてみましょう。

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