インデックス投資とは、日経平均やTOPIXなどの株式等の指数に連動するように運用することをいいます。このインデックス投資は、投資信託の運用方法の一つです。
投資信託は、投資家から小口で集めた資金を一つの大きなまとまりにして、プロの運用投資家が株式や債券などに投資し、その損益を享受する金融商品です。
インデックス投資は、投資信託の運用方針で示される指数に連動させる運用を行っていますが、その指数はTOPIXなら3,000銘柄、日経平均なら225銘柄などかなりたくさんの銘柄に分散投資できます。
よって、例えある企業の株価が大きく値下がりしても、他の銘柄でカバーすることができるのです。
■インデックス運用の対象とされる株式指数
指数 | 対象 | 特徴 |
---|---|---|
日経平均 | 日経新聞社が選ぶ東証一部上場の225銘柄 | 大企業のみ 株価が高い銘柄の変動の影響を受けやすい |
TOPIX | 東証一部に上場する約3,000銘柄 | 時価総額が大きい企業の比率が高い 株の値動きが把握しやすく初心者でも投資しやすい |
S&P500 | ニューヨーク、NASDAQに上場する大企業500銘柄 | 機関投資家が投資する ニューヨーク市場の80%をカバー |
NYダウ | ニューヨーク、NASDAQに上場する大企業30銘柄 | コカ・コーラなどの老舗企業も併せた大企業が中心 |
NASDAQ総合指数 | NASDAQに上場する全銘柄 | 新興企業、ハイテク企業が上場 |
NASDAQ100 | NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄 | ハイテク企業の中でもアップルやフェイスブックなどの大企業 |
投資信託は買付時に買付手数料、保有期間中に管理コストである信託報酬がかかります。買付手数料は最初に一度だけかかるだけで、ネット証券なら無料であるところも多くなっていますが、信託報酬は日々保有資産から引かれます。
しかし、インデックス投資の場合この信託報酬は非常に低いのが特徴です。
インデックス運用はプロの投資家が運用しているといっても、その銘柄選択は指数と同じにすれば良いだけであるため、投資信託にかかるコストが非常に低く抑えられます。
また、信託報酬は非常に低くなっているため、初心者が資産形成するのに最適な投資方法といえます。
インデックス投資が初心者の資産形成に最適な投資である理由
インデックス投資におすすめのネット証券 | ||||
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購入手数料 | ||||
投資信託本数※1 | ||||
口座開設時間 | 最短即日 | 最短即日 | 最短翌営業日 | |
つみたて投資枠 対応商品数※1 |
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最低積立額 | 100円~ | 100円~ | 100円~ | |
ポイント投資 | ||||
楽天証券はインデックスファンドを
超低コストで取引できる
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②新NISAや米国株取引にも対応
③取引コストは業界最低水準
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インデックス投資は、初心者の方や長期で資産形成したい方に最適な投資方法です。
それは、以下のような5つのメリットがあるからです。
インデックス投資は、基本的には投資したい地域を対象とした投資信託を選べば投資できます。
例えば、日本株に投資したいのであればTOPIXに連動する投資信託、米国に投資したいのであればS&Pに動する投資信託というように国や地域を選んで投資すれば良いでしょう。
連動する指数は、ニュース等から情報を入手でき、価格の変動要因を初心者でも把握しやすい利点があります。
また、毎月一定間隔で同じ金額を購入設定することで、買付時期を分散させて高いところで買ってしまうリスクを減らすことができます。
インデックス投資はたくさんの銘柄に投資しているので、一つの銘柄に占める比率が低くある企業が倒産したとしてもその影響は非常に低く、他の銘柄の値上がりでカバーすることができます。
例えば、TOPIXなら3,000銘柄にも投資しているので、1銘柄が大きく値下がりしてもその影響は小さいです。自分自身で3,000銘柄に投資しようとすれば資金的にも、売買の手間的にも難しいですが、インデックス投資なら簡単に3,000銘柄に分散投資することが可能です。
インデックス投資は信託報酬が低く抑えられており、低コストで投資できます。同じ指数に連動しているなら基本は信託報酬が低い投資信託を選ぶのがおすすめです。信託報酬が低い方が選ばれる傾向があるため、運用会社側にも手数料競争が起きており現在非常にコストが低い投資信託が揃っています。
値動きの激しい『個別株』は頻繁に取引や見直しを行う必要がありますが、『インデックス投資』は、最初に銘柄を選んで毎月同額自動買付することでリスクを低減して資産形成ができます。
そのため、最初の銘柄選びだけすれば後はほったらかしでも大丈夫です。
ネット証券では、このインデックス投資を100円以上1円単位で始めることができます。
ただ、100円を毎月10年積立てて利回り3%で運用しても13,974円にしかならないため、できるだけ最低1~2万円以上の積立てがおすすめです。
積立額 | 元本 | 利回り3%で運用した場合(10年間) |
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100円 | 12,000円 | 13,974円 |
1万円 | 1,200,000円 | 1,397,414円 |
2万円 | 2,400,000円 | 2,794,828円 |
インデックス投資は途中で売却・停止もできますが、リスクを低減して運用益を増やすには3~5年以上と長い期間積立をするのがコツです。
長期で積立を行うことが推奨されているので、最初の銘柄選択が重要です。
実際に、『5年間』と『20年間』の積立結果を比較すると、20年間積立時が2~8%の利回りでプラス運用ができている実績が出ています。 (金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書より)
積立期間 | 元本 | 運用結果(最低) | 運用結果(最高) |
---|---|---|---|
5年間 | 100万円 | 72万円 (-28万円) |
173万円 (+73万円) |
20年間 | 100万円 | 185万円 (+85万円) |
~321万円 (+221万円) |
これによると、最も利回りが高かったのは『日本、先進国、新興国の株式や債券に分散投資』した場合となっています。
海外株式や新興国株式は、日本株よりも成長力が高く、GDP成長率上位の『中国』『米国』『インド』に投資すれば、将来的にもその成長力が運用成果に反映されます。
国内の株式に比べると、海外の株式は、金利や為替、景気などから、大きな変動幅となることもあります。
そこで、おすすめなのは日本株式と海外株式をバランス良く組み合わせて、投資信託を買うことです。
投資信託の銘柄選びは、まずどの指数に連動する投資信託にするか選び、同じ指数に連動するならできるだけ信託報酬の年率が低いものを選びます。
コストで選ぶなら、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズと米国の運用会社バンガードがおすすめです。
インデックス投資におすすめの銘柄4選
三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準のコストを目指している投資信託のシリーズです。三菱UFJグループまたはネット専業証券で購入できる投資信託で、同じ指数に連動する他の運用会社の投資信託の方が信託報酬が低ければ、同じ水準以下に引き下げます。
バンガードは、世界最大の運用会社で、インデックス投資信託でコストの低さから世界中の人から選ばれており、個人が投資する投資信託のインデックス運用の約4割、第1位のシェアを誇っています。
米国株式市場全体に投資するならS&P500に投資するのが最適です。
米国株市場の約80%をこの指数でカバーすることができます。eMAXIS Slimなら低コストで運用できます。
■上位10業種別構成比
■上位10銘柄構成比
月間販売ランキング | 4位 |
投資対象 | S&P500 |
純資産(百万円) | 455,928 |
信託報酬 | 0.1% |
トータルリターン | 43.53% |
新NISAつみたて投資枠 | 〇 |
新NISA成長投資枠 | 〇 |
低コスト運用で評判のバンガードが運用するインデックスを対象とする投資信託です。連動する指数は米国株式市場の大型株から小型株までの100%をカバーする指数です。S&Pより広い範囲、米国株式市場全体に投資したいときにおすすめです。
■楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比
■上位10銘柄とグループ別構成比
月間販売ランキング | 13位 |
投資対象 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
純資産(百万円) | 281,144 |
信託報酬 | 0.16% |
トータルリターン | 47.03% |
新NISAつみたて投資枠 | 〇 |
新NISA成長投資枠 | 〇 |
※月間販売ランキングはSBI証券の2021年6月7日時点のもの
全世界の成長をまんべんなく取り込みたいという方におすすめの投資信託です。投資先の国別に比率は、米国58.3%、日本6.9%、フランス2.8%、スイス2.8%、中国5.2%と米国の比率が高くなっており、新興国の比率は全体の12.4%と低くなっています。
■全世界株式(オールカントリー)業種別構成比
■対象インデックス 国・地域別構成比
引用:三菱UFJ国際投信 交付目論見書より
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20200723.pdf
月間販売ランキング | 2位 |
投資対象 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
純資産(百万円) | 192,928 |
信託報酬 | 0.11% |
トータルリターン | 44.76% |
新つみたて投資枠 | 〇 |
新NISA成長投資枠 | 〇 |
自分で地域や資産を分散させる必要なく、この一つの投資信託で分散できる投資信託です。国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート(不動産)、先進国リートの8資産に平等に分散投資しているので、自分でリスクを低減するために地域や資産を分散する手間がありません。
分散投資をすることでリスクを低減している分値上がり率は大きくないものの、値下がり時も他の投資信託に比べて値下がり率が低くなります。
■eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)銘柄別構成比
■各マザーズファンドの投資対象・運用目標・投資割合
引用:三菱UFJ国際投信 交付目論見書より
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/252760/252760_20210127.pdf
月間販売ランキング | 16位 |
投資対象 | 合成ベンチマーク |
純資産(百万円) | 97,621 |
信託報酬 | 0.15% |
トータルリターン | 24.69% |
新NISAつみたて投資枠 | 〇 |
新NISA成長投資枠 | 〇 |
インデックス投資におすすめのネット証券 | ||||
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購入手数料 | ||||
アプリ対応 | ||||
つみたて投資枠 対応商品数 |
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最低積立額 | 100円~ | 100円~ | 100円~ | |
ポイント投資 | ||||
詳細 |
まずは開設する証券口座を選びましょう。
口座開設 維持手数料 |
つみたて投資枠 取扱数※1 |
使えるポイント | 使えるクレカ | 投資信託保有の 還元率 |
最低投資金額 |
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無料 | 楽天ポイント | 楽天カード 還元率 毎月15万円まで ポイント進呈対象※2 |
一部銘柄で 最大 |
100円~ | |
無料 | 松井証券ポイント | MATSUI SECURITIES CARD | 100円~ | ||
無料 | マネックスポイント Tポイント等に交換可能 |
マネックスカード 還元率最大 |
最大 | 100円~ |
楽天証券がおすすめな人
楽天市場や楽天カードなど、普段から楽天のサービスを利用している方には「楽天証券」をおすすめします。
開設する口座を選んだら、早速申し込みを行いましょう。
ここでは楽天証券の口座開設方法を解説します。
以下のボタンから楽天証券の公式サイトへ行きましょう。
まずは申込情報の入力を行います。
口座開設方法は、ネットで口座開設が完了する
「ネットで口座開設」がおすすめです。
申し込みが完了したら、最後に本人確認書類を提出しましょう。
書類の提出は、オンラインまたは郵送で可能です。
今書類を用意できない方も、後日提出でOKなので、まずは口座開設を先に済ませてしまいましょう。
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投資信託本数※ |
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つみたて投資枠 |
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最低積立金額 |
100円~ |
ポイント投資 |
◎ |
スマホで取引 |
〇 |
現物取引手数料 |
0円~ |
IPO件数 |
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特徴 |
投資で楽天ポイントが貯まる、使える! |