少額でハイリターンを追求する なら、短期間でたくさんの取引を積み重ねるか、レバレッジをかけて投資資金の数倍の資金にして投資することが必要になります。では、具体的に、どんな方法があるでしょうか。
まず、株式投資では、投資資金が5,000円ではレバレッジをかけることができません。
株式投資は、信用取引といって約3倍のレバレッジをかけて、投資資金の約3倍の投資をすることができますが、信用取引には最低証拠金として投資資金の30%かつ30万円が必要なため、投資資金5,000円では信用取引を始めることができません。なお、この30万円は現金である必要はなく、株式や投資信託など(掛け目は80%になります)でもよいため、証券会社に預かりがあれば信用取引を始めることができます。
少額でハイリターンが狙える3つの投資法
信用取引でレバレッジをかけなくても、5,000円からハイリスク・ハイリターンの株式投資をする方法があります。それは、 ①低位株投資です。
株式は証券取引所で取引されています。その取引のルールとして100株単位で取引しなければならないという「単元株制度」があります。通常、株価は1,000~3,000円するため最低投資資金として10~30万円必要となります。
しかし、中には500円以下の低位株といわれる株があります。100株単位でも、1株50円以下の株であれば、5,000円から投資できます。ただ、そういった株は、リスクが高いものの変動率が大きく短期で大きな利益を狙えます。
例えば、50円の株を100株買うと投資額は5,000円ですが、1円上がるだけで1,000円儲かります。リアルタイムで動くため、デイトレードなどの短期でも利益を得ることができます。
ただ、低位株は1円動くだけでも10%近く変動するため変動率が高く、さらに上場廃止リスクが大きくなっており、特に100円以下の株式を買う場合はそのリスクが大きくなっているので、リスクを理解の上投資しましょう。そういった、低位株は1円上がったり下がったりと、サヤ狙いの取引が活発となっているため、短期で利益を狙うことができます。証券取引所が開いている9時~15時の間に取引ができることが必要です。
次に、5,000円からレバレッジをかけられる投資方法として、②FXがあります。
FX取引は、外国為替証拠金取引といい、お金を担保として「証拠金」、証拠金の何倍もの通貨を買い付け、その差額を利益とすることができます。少額資金でも、レバレッジをかけることにより、大きな利益を狙うことができます。
例えば、1ドル=100円のとき10万円を預けて10倍の100万円分である1万ドルを購入すると、1ドル=110円になれば10万円の利益が得られます。レバレッジをかけることで、資金を2倍にすることができたといえます。逆に、1ドル=90円になったとき、10万円の損となり、自己資金を全て失うことになります。さらに1ドル=80円になったときは、20万円の損失となり、「自己資金以上の損失になるのでは?」と考えられますが、FX取引には「ロスカット」が適用されます。含み損が必要証拠金維持率を下回ると、ロスカットが適用され、強制的に決済されます。自己資金が全て失われるのを防ぐため、自分でロスカットを適用する証拠金維持率を設定することも可能です。
ただし、急な相場変動の場合は、ロスカットしても証拠金以上の損失が出る場合もあるため、レバレッジをかけすぎないようにしましょう。
リスクが低いものがいいという場合でも、FX取引はおすすめです。レバレッジをかけずに取引をすれば、スワップ取引といって保有期間の金利「スワップポイント」を受け取ることができます。
また、FX取引は、外貨投資の中で最も為替手数料が低いのもメリットです。FX取引では、ほとんど取引時に手数料がかかりませんが、実質的には「スプレッド」といって、外貨を買うときと売るときの価格差で手数料をとっています。銀行や証券会社が、1ドルあたり為替手数料が25銭から50銭程度するのに対して、FXなら1銭程度となります。
ただし、FX取引の利益は、雑所得として確定申告が必要です。利益に対して、22.1%(所得税、復興特別所得税)がかかります。また、その他の所得と分離課税となり、他の商品先物取引などと損益通算することができ、損失を3年間繰越控除することができます。
なお、年収2,000万円以下で給与所得以外の所得が20万円以下の方、給与所得ではない方で所得が38万円以下の方などは確定申告不要になります(住民税は必要)。扶養に入っている方で、確定申告が必要になってしまった場合、所得が38万円以上になると扶養控除の対象外となり、扶養者の税負担が増える可能性があること、合計所得金額がFXの利益と合わせて130万円以上になると健康保険料や年金保険料を支払う必要がありますので注意しましょう。
最後は③仮想通貨について紹介します。
仮想通貨は、ドルや円のように実際の紙幣や硬貨を持たず、電子データのみで取引される通貨をいいます。ドルや円は国の保証がついているため、その国の経済状況や債務状況に応じて価値が上下しますが、仮想通貨は裏付けられるものがないため、上下が激しく投機的なハイリスク・ハイリターンの投資となります。
なお、フェイスブック発行計画している「リブラ」は、今ある仮想通貨と異なり、主要通貨に連動させる仕組みとなるため、安定的な動きになることが予想されます。
株式の低位株投資は、証券取引所の取引時間中の9時~15時がメインで取引していくことになり、相場展開を見ている必要があるため、日中仕事している方には向いていません。
また、仮想通貨においても、裏付けるものがないことから変動率が激しく、かなり投機的な投資となります。
一方、FX取引なら24時間為替相場が動いていて24時間取引可能なため、仕事が終わった後や早朝に取引をすることができ、国が実質保証しているため無価値になることはありません。
外為オンラインなら、FXの最低証拠金5,000円程度から取引を始めることができます。
FX では、短期間に大きな利益を狙うために、レバレッジをかけることができます。
1日の間の短期で取引を行う場合、為替が毎日10%近く上下すれば別ですが、通常1〜5%しか上下しません。そこで、レバレッジをかけて大きな資金にして利益を狙います。
例えば、5,000円の資金があれば、1%値上がりすると50円の利益が得られますが利益としては小さく感じてしまいます。そこで、証拠金を5,000円として最大25倍のレバレッジをかけることができるため、12.5万円の取引を行うことができ、例えば1%上がれば1,250円の利益を得ることができます。為替の同じ動きでもレバレッジをかけずに行った50円の利益に比べると大きいものになります。
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | |
---|---|---|---|
取引スパン | 数秒~数分 | 数分~数時間 | 数日~数週間 |
取引回数 | 非常に多い | 多い | 少ない |
資金量 | 多額 | 少額~中程度 | 少額 |
レバレッジをかけて短期取引を行う上で、保有期間別の取引手法として、以下3つが挙げられます。
■スキャルピング
スキャルピングとは、もともとアメリカインディアンが行っていた『頭の皮を薄く剥ぐ』という意味で、薄い利益を着実に積み立てていく取引方法です。
デイトレードが1日で決済するのに対して、さらに短い1分未満~数分間で取引を行い、1回のエントリーで数pips程度の薄い利益を狙い、1日に何十回とトレードすることにより、1日で大きな利益にします。
ただ、このような短期間の値動きを予想するのは難しいことと、海外のヘッジファンドが行うアルゴリズムトレーディングによる1秒以下の超高速取引に勝てないこと、取引回数が多くなることで手数料がかさむことから、あまり初心者にはおすすめできません。
■デイトレード
デイ=1日つまり1日で取引を完結させる取引です。利益でも損でも次の日に持ち越さないため、日本経済や為替に大きく影響を与える夜に始まるアメリカ市場の影響を受けません。
デイトレードは基本順張りで、上がっている、上がっていきそうな銘柄にいち早く乗って買い、降りるように売却します。FXなら24時間取引できるものの、長い間値段を見ている必要があるため、会社員など日中忙しい方には不向きでしょう。
■スイングトレード
短期取引の中でも長い分類に入り、長くて2週間程度は保有し続けることがあります。
日足チャートを見て、明確な上昇トレンドが出たら買い、下落トレンドが出れば空売りを行います。
デイトレードに比べて、連日値上がりしたときなど大きな利益を得られる可能性があります。ただ、日をまたぐことで、日本の取引終了後の決算発表、米国市場の動きの影響を受けてしまう可能性があります。最近でいうと、どんなにチャート分析をしていても、トランプ大統領の発言や中国への対応により変動してしまいます。
トレンドの転換点から終盤まで余すことなく取り切る取引になります。価格が下がっているところから上がっていくトレンドになったらロング(買い)ポジション、高い価格から下がるトレンドになったらショート(売り)ポジションを取ることで、利益を増やしていきます。
初めて短期投資をするなら、スイングトレードがおすすめです。デイトレードやスキャルピングのように1日中相場に張り付いている必要がなく、中長期投資のように資金が固まってしまうことを避けることもできます。
また、本来FX取引や株式投資に必要とされる企業業績や経済見通しなどの分析も不要で、チャート分析投資のみで行います。
通常の株式投資は、単元株制度により100株からの取引となり、最低投資資金として20~30万円程度の資金が必要です。
上記FXで積み重ねた資金を利用して長期的な資産形成を行うことをおすすめします。
短期投資はリスクを伴い、精神や時間をすり減らすので、長期資産形成に移行していくと良いでしょう。
長期資産形成には、株式で配当を受け取りながら長期保有する方法と毎月など一定期間投資信託を積み立てることにより複利効果を活用しながら資産形成していく方法があります。
今なら、利益が非課税になるNISA口座で運用することができます。
NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
対象者 | 日本に住む20歳以上の方 | 日本に住む20歳以上の方 |
非課税投資枠 | 年間120万円 | 年間40万円 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長20年間 |
対象金融商品 | 株式や投資信託、ETF等 | 一定の基準を満たした投資信託 |
払出制限 | なし | なし |
投資可能期間 | 2023年まで | 2037年まで |
なお、(一般)NISAの投資可能期間が2023年までとなっていますが、政府・与党は現行の(一般)NISAに変更を加えて、「新NISA制度」をつくる予定となっています。新NISAは、投資可能期間を2028年までとし、現行が120万円の投資枠だったのに対し、リスクの低い投資信託に限定した積立をした人(年20万円まで)だけが現行の株式や限定されていない投資信託などに年102万円まで投資できる制度になるようです。つみたてNISAと現行(一般)NISAのハイブリッドのような制度になる予定で、2024年以降も制度が続く予定です。
<FX会社比較>
スプレッド (米ドル/円) |
スプレッド拡大時 | 取引手数料 | 最低投資額 | |
---|---|---|---|---|
外為オンライン |
1銭 (固定、例外あり) |
1銭程度 | 無料 | 5,000円~ |
GMOクリック証券 |
0.2銭 (固定、例外あり) |
4銭程度 | 無料 | 40,000円~ |
外為オンラインで気軽にFXを始める
①1,000通貨単位で気軽に投資が始められる
②取引通貨ペアが24種類と豊富
③条件を満たせば新規口座5,000円キャッシュバックチャレンジ
外為オンラインは、
FX取引量が5年連続第1位となっており、みんなが使ってる会社です。
取扱通貨は24種類と多く、FX取引なら定番の口座となっています。
手数料で比べても外為オンラインがおすすめです。
FXは、取引手数料が無料になっていますが、外貨を買うときと売るときの価格差(スプレッド)があることにより、手数料が引かれています。
例えば、ドル買が1ドル=110円、ドル売りが1ドル=109円だとすると、1万ドル買うときに110万円かかります。為替が変わらずにドルを売ると109万円で返ってきます。この1万円が手数料となるわけです。
FX両社のスプレッドは、原則固定で、GMOクリック証券の方が安いといえます。しかし、原則固定ではあるものの、土日や深夜・早朝、さらに米国の重要な経済指標や動向により、スプレッドは拡大します。拡大したときに、大きな差がないのが外為オンラインです。
そのため、日中に取引できず、早朝や深夜に取引する場合などには外為オンラインがスプレッドが安定していておすすめです。
最低手数料においても、基本的に1万通貨が取引単位となりますが、外為オンラインでは、1通貨1,000通貨単位のminiコースがあります。
例えば、レバレッジが1倍で1万ドルだと、1ドル=110円のとき110万円の投資となりますが、必要最低保証金として4%の4万円が必要最低証拠金として必要となります。そして、miniコースなら、レバレッジ1倍で1,000ドルから投資できるので、1ドル=110円のとき11万円の投資となり、必要最低保証金は4%の4,400円程度から取引できます。初心者の方ならminiコースから始めてみても良いでしょう。
さらに心配な方は、外為オンラインのデモ取引で、資金を預けずに練習で本物のように取引してみることがおすすめです。デモ口座は、名前とメールアドレスの簡単な入力ですぐ開設することができます、是非試してみましょう。
<証券会社比較>
株式取引手数料 (10万円以下) |
投信買付手数料 | ポイントサービス | ||
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SBI証券 |
アクティブプラン 無料 NISA口座 |
無料 | Tポイント (投資信託購入に利用可能) |
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SMBC日興証券 |
137円 | 無料~3% | dポイント (投信積立時に利用可能) |
|
野村證券 |
152円 | 無料~3% |
ネット証券口座開設数No.1のSBI証券
①投資でTポイントが貯まり、Tポイントを使って投資することもできる
②IPO取扱銘柄数がNO.1!
③つみたてNISAなら最低投資金額がたったの100円
③NISAや積立NISA、外国株、投資信託と様々な投資が可能
ネット証券で第1位なのが、SBI証券です。
SBI証券は、株式取引手数料が最低水準で、利益が非課税になるNISA口座での取引なら無料です。NISA口座は、毎年120万円の新規投資を上限に利益が非課税になる口座で、株式や外国株式、投資信託、REIT、ETFなどが非課税で取引できます。
また、投資信託の買付手数料も無料で、100円から投資でき、積立も可能です。
短期で株式売買するなら、SBI証券のスマホアプリやパソコンのHYPER SBIをダウンロードしましょう。チャート分析がしやすく、早いマウス操作が可能です。
口座開設はネットで簡単申込可能で、非課税になるNISA口座も同時に申し込みができます。
少額投資を考えているのであればSBI証券の投資信託から始めてみるのが良いでしょう。
口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
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投資信託本数※ |
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最低積立金額 |
100円~ |
ポイント投資 |
〇 |
スマホで取引 |
〇 |
現物取引手数料 |
0円~ |
IPO件数 |
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特徴 |
豊富な取扱本数とIPO件数 |