初心者にはハードルが高い投資ですが、一から勉強する時間や手間をかけるのも大変です。
それでも、定期預金に預けていても利息が少ししかつかない低金利の時代に、余裕資金を預金に預けておくのはもったいないです。
そこで、勉強しなくても資産運用を自動で行ってくれる3つの裏技をご紹介します。
知識がなくても資産を自動で運用できるサービス3つ比較 | |||
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投信積立 | ラップ口座 | ロボアドバイザー | |
手数料 | 0.2%程度~ |
2%程度~ |
1%程度~ |
難易度 | 難しめ |
簡単 |
普通 |
必要な資金 | 100円~ |
数百万円~ |
数万円~ |
毎月自動的に決まった金額の投資信託を買付するサービスです。
買付する投資信託は自分で選択するため、選択するために投資信託の種類や銘柄を調べたり、今後何が値上がりするのかを予想しなければなりません。
証券会社と一任契約を結ぶことで、投資のプロが、顧客のリスク許容度や運用に対する考えをもとに顧客ごとに合わせた運用をします。定期的な運用報告書等で手厚いフォローアップサービスがあります。
ただし、最低投資金額が300万~500万円以上、投資一任契約に基づく報酬が運用資産の年率1%~2%程度と高く、富裕層向けのサービス となっています。
コンピューターのアルゴリズムに基づいてAIから資産運用のアドバイスを受けたり、顧客にニーズに基づいた運用を自動で行うサービスです。
この3つの中で特におすすめなのは、ロボアドです。
投信積立は、自分で銘柄選択をするためある程度投資についての勉強は必要です 。また、ラップ口座は手数料の高さと最低投資金額の高さから富裕層向けのサービスとなっています。
初心者でそんなに勉強せずに気軽に低コストで始めたい方にはロボアドが最適です。
好成績、人気ロボアドバイザー3口座比較 | |||
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THEO |
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手数料(税込) | 年1.1% | 年1.1% | 年0.715% |
税金最適化機能 | 対応 |
対応 |
非対応 |
自動積立 | 対応 |
対応 |
対応 |
リバランス | 対応 |
対応 |
対応 |
2017年運用成績 | 16.20% | 12.90% | 15.60% |
ロボアドとは、ロボットアドバイザーの略で人工知能(AI)により資産運用のアドバイスをしてくれるサービスで、年齢やリスクに対しての考えなど簡単な質問に答え、顧客に合った個別のポートフォリオをAIが組んでくれます。
ロボアドは2種類に大別され、いくつかの質問に答えてリスク許容度を診断して、運用まで全てお任せする「投資一任型」と最適な資産配分を提案してくれるが注文は自分で行う「助言型」があります。
ロボアドバイザー種類別比較 | |||
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投資一任型 | ハイブリッド型 | 助言型 | |
自動買付 | 対応 |
選択制 |
非対応 |
利用手数料 | 高い |
安い |
無料 |
リバランス | 対応 |
対応 |
非対応 |
NISA | 非対応 |
非対応 |
対応 |
先程ご紹介した2のプロに任せて運用してもらう 「ラップ口座」の運用者がAIに変わるだけで、ラップ口座のもともとの『複数の投資信託を包む(ラップ)』という意味が同じであるため、ロボアドの投資一任型にはラップという名前が付くこともあります。
ラップ口座のメリットとして「リバランス効果」が挙げられます。
例えば、A・B・C・Dという4つの投資信託で25%の配分で投資している場合、Aが値上がりして40%になった場合自動で25%になるように15%分売却します。
逆にBが値下がりして20%になった場合は不足している5%分を買い足します。
そうすると、上がったものを自動的に利益確定し、下がったものを安いところで購入することができる効果があり、それをリバランス効果といいます。助言型は自動的に調整しないため、このリバランス効果はありません。
助言型の中でも2種類に分かれます。1つは、リスク許容度に診断後、資産の構成を提案をしてもらい、投資先の選別や実際の注文発注は自分で行う「助言型」です。
2つ目は、提案してもらい、同意を求められたり、変更を加えることはできますが、リバランスや運用を自動で行う「ハイブリッド型」です。
ハイブリッド型は、助言型と異なり手数料がかかることが多いですが、投資一任型に比べれば手数料体系が安くなっています。
経験や知識がある方には助言型で、今後の運用の参考にするのがおすすめです。ハイブリッド型はロボアドに全てお任せするのが不安に感じる方におすすめの運用方法です。
忙しいから全てお任せしたい、運用について知識がないという方には投資一任型がおすすめでしょう。
ロボアドバイザーを選ぶにあたってどんな点に気をつければ良いのでしょう。
国内・先進国・新興国と国によって、リスクや成長率が異なります。
先進国は、アメリカのように大きく成長している国もありますが、基本的には成長率は低く債券の金利も低いのが特徴です。新興国に比べるとリスクが低くなります。
一方、新興国はリスクが高く、ハイパーインフレになり通貨安になる可能性もありますが、成長率が高く、債券の金利が高いのも特徴です。
安定的な地域と成長率の高い地域に分散できるロボアドを選べば、リスクが高くても成長性の高い新興国の比率を高くしたいなどのニーズを叶えることができます。
先進国 | 新興国 | |
---|---|---|
メリット | 安定した値動き | 高い成長率が期待できる 金利が高い |
デメリット | 金利が低い リターンが小さい傾向 |
値動きが大きい |
金融資産には、株式・債券の他にも不動産REIT、金や原油などのコモディティなどそれぞれの資産と相関性が低い資産を組み合わせることで、値下がりしても他の相関性の低い資産が補うことでリスクを低減することができます。
ハイブリッド型と投資一任型には、保有期間中に手数料がかかります。長期運用するなら、コストが低い方がコストパフォーマンスも上がります。
ロボアド自体の運用開始が3年程度と、実績が短く、長期運用目的で行うロボアドとしては、目先の運用実績だけで選ぶことはおすすめできませんが、やはり運用実績が良いものが安心です。
そこで、ロボアド別に運用実績をご紹介します。
多くの証券会社がロボアドの運用実績を公開していない中、下記の4社は実績を公開しています。
ロボアド運用実績 | |||
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運営会社 | ロボアド名 | 2017年最高運用実績 | 2017年最低運用実績 |
Wealth Navi | 16.2% | 4.5% | |
THEO |
THEO | 12.9% | 1.9% |
楽ラップ | 15.6% | 4.1% | |
ON COMPASS | 10.9% | - |
最高運用実績と最低運用実績どちらを見ても、ウェルスナビが最も運用実績が高いです。
ウェルスナビは、主に米国上場のETFで運用しています。
米国ETFは、国内ETFと比較すると債券や新興国、REIT、コモディティなどあらゆる種類があり、その上管理費用が非常に低いため、高いパフォーマンスを出しやすいのです。
そのため、ウェルスナビの保有期間中にかかる手数料も1.1%(税込)と低く、自動積立や売買手数料は無料なため、その分良い運用実績を出し易 いと言えます。
ウェルスナビは2017年だけでなく、長期運用においても好成績となっています。
2016年1月の運用開始時に100万円を預けて、翌月から毎月3万円ずつ積立した場合、2019年4月まででリスク許容度5の場合、合計217万円拠出して、ドル建が2.12万ドル(+24.2%)、円建が265万円(+22.1%)と安定的に資産が増えている状況です。
ロボアドの種類 | |||
---|---|---|---|
運営会社 | ロボアド名 | 手数料(税込) | 対象商品 |
Wealth Navi | 1.1% | 海外ETF | |
THEO |
THEO | 1.1% | 海外ETF |
楽ラップ | 0.715% | 国内外株式・債券 | |
ON COMPASS | 1.0075% | 国内外ETF | |
大和証券 |
ダイワファンドラップオンライン | 1.1% | FWOインデックスシリーズ |
エイト証券 | 8 Now! | 1.1%以上 | 米国投資信託 |
エイト証券 | クロエ | 1.1%以上 | 国内ETF、国内株式 |
WealthNaviはコストが低いため、運用パフォーマンスが高い実績がでています。手数料は税込1.1%ですが、3,000万円以上は税込0.55%となり、6ヶ月毎に長期割りで200万円まで年率0.01%割引・200万円以上年率0.02%割引されます。
ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく金融アルゴリズムから、顧客に合うポートフォリオを自動で構築し売買します。
ウェルスナビは、「SMBCベンチャーキャピタル(三井住友銀行グループ)」「みずほ」「三菱UFJキャピタル」「DBJキャピタル(日本政策投資銀行グループ)」などの大手金融機関による出資を受けています。
顧客の譲渡益に対する税負担を自動的に最適化する機能「DeTAX」が標準搭載されています。
例えば、分配金の受取やリバランスにより値上がりしたETFの売却をした場合、利益が発生し利益に対して税金20.315%の税負担がかかります。
そこで、ポートフォリオで含み損がある銘柄を1度売却して損失確定し、また同じ価格で買い戻すことにより、損失と利益を相殺して税負担を減らすことができます。ロボアドが自動的に税負担を増えないように計算して自動売買してくれるので便利なサービスです。
このように、自動でリバランスや税金最適化してくれるので、初めての投資でも安心です。投資について勉強する時間がないと思っていた方でも安心のWealthNaviで投資を始めてみましょう。
THEO |
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手数料(税込) | 年1.1% | 年1.1% | 年0.715% |
税金最適化機能 | 対応 |
対応 |
非対応 |
自動積立 | 対応 |
対応 |
対応 |
リバランス | 対応 |
対応 |
対応 |
2017年運用成績 | 16.20% | 12.90% | 15.60% |
楽天証券の投資信託をお勧めしたい3つの理由
投資信託とは、自分の資金を投資のプロ(ファンド)へ預け、代わりに運用してもらう金融商品です。
投資信託には以下のようなメリットとデメリットがあります。
投資信託のメリットとデメリット
メリット
①少額から始められる(100円)
②全世界の様々な資産へ投資ができる
③「NISA」を使えば生涯非課税で運用できる
④発生した利益は自動で再投資されるので、複利運用ができる
デメリット
①運用時手数料がかかる(0.2%程度のものが多い)
②現金化には数日かかる
楽天証券では、()の投資信託へ投資が可能です。(つみたて投資枠対象は())
数ある中で最もお勧めしたい銘柄は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」です。
楽天VTIは名前の通り全米の株式へ投資をしており、アメリカの経済成長を丸々享受することができます。
ちなみに、楽天VTIは登場してから約7年で約2.8倍に成長をしています。仮に年利6.885%で20年運用できた場合の運用成績をシミュレーションしてみましょう。
年利6.885%で運用した場合の評価額と利益額 | ||
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評価額 | 利益額 | |
5年後 | 687,057円 | 107,057円(+18.4%) |
10年後 | 1,721,659円 | 521,659円(+43.4%) |
15年後 | 3,140,554円 | 1,340,554円(+74.4%) |
20年後 | 5,140,550円 | 2,740,550円(+114.2%) |
利率の変動や為替を考慮していませんが、同じ条件で運用できたとすると、20年間で投資額の倍以上の利益が発生することになります。
ちなみに私も少額ずつですが、楽天VTIの積立をしています。
少しずつですが着実に利益が出ていますので、皆さんも楽天VTIに投資をして米国の経済成長による恩恵を手に入れましょう。
楽天証券では毎月自動で投資信託を積み立てることができます。決済方法も豊富で、以下の5つが利用できます。
楽天証券で利用できる決済方法
これらの中でも特におすすめなのが、①の楽天カードから決済する方法です。
楽天カードはカードの利用額に対して1%のポイントが貯まりますが、
投資信託の積立で決済した場合にはのポイントが貯まるのです。
投資信託を積み立てただけでポイントが貯まるのは楽天証券の大きなメリットですので、この時点でほかの証券会社で積み立てるよりもお得になります。
もちろん、手数料は無料で積立ができます。
楽天カードを持っていない方は大変お得なのでぜひ楽天証券の口座と同時に作成しましょう。年会費は無料です。
楽天証券の投資信託は楽天ポイントでも積み立てることができます。
投資が少し不安だという方も楽天ポイントを使えば身銭を切らずに投資を始めることができます。
すでに楽天ポイントを貯めている方は既存のポイントで投資ができます。
楽天カードを持っていない方は、楽天カードを作成すると投資信託の積立に使えるポイント「2,000ポイント」がもらえます。ぜひ作成してポイントで投資してみましょう。
税金最適化機能「DeTAX」で納税額を最適化してくれる。
ポートフォリオの自動構築から、税金のことまで、全自動で運用ができる。
8つの投資銘柄があり、それぞれで最も優れているものへ投資しているので、比較的安定した運用益を期待できる。
運用手数料(年) |
1.1%※税込 |
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運用コース数 |
5本 |
最低必要資金 |
1万円 |
最低積立金額 |
1万円 |
利用者数 |
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スマホで取引 |
〇 |
特徴 |
税金最適化機能搭載 |