株の夜間取引ができるネット証券会社比較 PTS取引のメリットと利用時の注意点、 手数料比較

夜間取引、PTS取引とは?

PTS取引とは、「上場株が上場している市場外の私設市場で取引すること」で、私設市場が指定する銘柄のみ取引ができます。 昼間の株式市場が開いているときは、市場の価格とPTS価格で有利な価格の方で取引できます。夜間であれば、日本株式市場が開いていなくても、世界の市場やニュースをリアルに反映した価格で夜間取引ができます。

PTS取引の4つのメリット

1.証券取引所の時間外でも取引できる

証券取引所が開いてる時間は、仕事をしていて取引ができなくても、PTS取引で証券取引終了後でも世界中のニュースを見ながらリアルタイムに株式売買取引ができます。

※SBI証券より

2.証券取引所終了後の大きなニュースに対応できる

証券取引所時間外には決算発表があったり、米国株式市場が始まったりと、株価に大きく影響を与える大きなニュースが発表されることが多いです。ニュースが出た後、翌日の寄付まで待たずに、株式をいち早く売り抜けたり、購入することができます。

取引終了後、好材料がでて翌日の市場で上がりそうな時
PTS取引で株式を購入しておけば、翌日の株式市場で他の証券会社からの買いも集まって上がれば、利益が出て売却できる可能性があります。

取引終了後、悪材料が出て翌日の市場で下がりそうな時
PTS取引で株式を売却しておけば、翌日の株式市場で大きく値下がりするときに備えて損失を抑えることができます。

PTS取引の流動性の低さを活用
取引終了後、悪材料が出てパニックになり大きく安い売りの価格に対して、冷静に安く購入すれば、翌日そんなに下がらないこともあります。

翌日、市場の実際の価格にどう動くかわからないので、予想した値動きを違うこともあるので注意しましょう。

3.有利な値段で取引できる

株式市場が開いている時は、売る時は1番高い株価、買う時は1番安い値段を、市場又はPTS市場の中で有利な株価を選択して取引ができます。

SOR(スマート・オーダー・ルーティング)
SOR注文とは複数市場から最良の市場で注文を執行する携帯の注文です。この注文方法を選択すれば、注文の際に事前に各市場の価格を見比べることなく、自動で最良の条件の市場で注文ができます。
※SBI証券より

4.呼値が細かい

通常の市場取引では株価の変動する幅が決まっています

例えば東芝(329)の場合

2018年年7月4日終値329円です。通常取引では1,000円以下の株式は呼値が1円単位になりますので、 株価は328円、329円、310円、311円というように1円単位で価格が変動します。 PTS取引では1,000円以下では0.1円単位になりますので、 株価は328.9円、329円、329.1円、329.2円、329.3円となります。0.1円単位で価格が変動するので、少しでも高く売る、少しでも安く買うことができます。


PTS取引の手数料と3つの注意点

手数料は通常の取引と変わらない場合が多いです。

■通常時とPTS取引時株式売買手数料ネット証券3社比較

証券会社
SBI証券

松井証券

楽天証券
通常取引時の手数料
20万円の株式を取引時
(税込)
113円 324円 113円
PTS取引時の手数料
20万円の株式を取引時
(税込)
108円 324円 113円

SBI証券のPTS取引は、通常取引より約5%安いです。
PTS取引ができるネット証券では、SBI証券の手数料が1番安いです。

PTS取引で注意して欲しい事は3つあります

1. 流動性が低い

2. PTS取引所は私設市場の取引であるため参加者が限られており、約定しづらかったり、値動きが大きくなって、ニュース等により価格が大きく変動する可能性がある

3. また取引終了後のPTS取引は、翌日の実際の価格と大きく違う可能性がある

夜間取引、PTS取引ができるネット証券会社3社比較

■取引時間ネット証券会社3社比較

※SBI証券より
 
SBI証券

松井証券

楽天証券
PTS取引
夜間取引 ×
取引時間 8:20~23:59
※16:00~17:00は取引不可
8:20~23:59
※15:30~17:30は取引付加
8:00~16:00

2018年6月時点で夜間取引ができるネット証券会社は、SBI証券松井証券の2社のみです。

■PTS取引手数料ネット証券会社3社比較

 
SBI証券

楽天証券
  スタンダードプラン
1約定毎
アクティブプラン
1日毎
1日毎
5万円まで 50円 0円 0円
10万円まで 92円 0円 0円
20万円まで 108円 206円 324円
30万円まで 257円 308円 540円
50万円まで 257円 463円 540円
100万円まで 498円 822円 1,080円
150万円まで 597円 100万円加算毎に432円追加 100万円加算毎に1,000円追加

SBI証券のアクティブプランや松井証券の1日定額で株式手数料が決定するプランは
PTS取引と通常株式取引の合算合計額で手数料が決まります

・約定代金で手数料が決定するSBI証券のスタンダードプラン

通常の取引であればSBI証券のスタンダードプランが1番手数料が安くなります。

■100万の株式をPTS取引で購入したとき

100万円の株式を購入 手数料
SBI証券スタンダードプラン 498円
SBI証券アクティブプラン 822円
松井証券 1,080円

1日の金額で手数料が決定するSBI証券のアクティブプランと松井証券

「1日に少額で株式売買を頻繁にする方」「1日に少額の銘柄を多く購入する方」におススメです。
定額なので手数料を気にしなくていいですが、50万円以上の約定代金だと頻繁に取引しても、約定金額毎に手数料が決定するSBI証券のスタンダードプランの手数料が安いことが多いでしょう。

■株式をPTS取引で朝の寄付前に購入して、午後に市場で売却した場合

100万円の株式を購入 25万円の株式を1日で売買 100万円の株式を1日で売買 100万円の株式2銘柄を1日で売買
SBI証券スタンダードプラン 514円 1,023円 2,046円
SBI証券アクティブプラン 463円 1,254円 2,118円
松井証券 540円 2,080円 4,080円

取引時間が長いSBI証券は夜間取引でも手数料が安い!

※SBI証券より

SBI証券は、8:20~23:59(16:00~17:00は取引停止)まで取引が可能なため、取引時間が長いので昼間忙しくても夜間にリアルタイムで取引ができます。 また8:20からの9:00の寄付前の取引ができるから、寄付前の相場状況を見ながら、いち早く取引ができます。

また、株式手数料が主要ネット証券トップの安さで、取引も安心です。 売却利益を得るためには、手数料はコストとして、とても重要なのでSBI証券のPTS取引手数料は通常取引より約5%安く売却益を得やすくなります。

昼間のPTS取引であっても、SBI証券なら同一画面で、取引所価格とPTS取引価格を同時に見ることができるので、価格差を使って売却益を狙う裁定取引をすることや、取引所価格かPTS価格か有利な価格を選択して売買する取引ができるのです。

「夜間しか株式取引出来ない方」「取引終了後の世界中のニュースから市場が始まる前に有利に株式売買したい方」「昼間でも市場より有利な価格で売買したい方」は、是非SBI証券でPTS取引を始めましょう。

口座開設数最多の大人気ネット証券会社

SBI証券
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