奨学金を借入しているが、余裕資金ができたとき返済すべきか悩むことでしょう。その資金を投資に回してみてはどうでしょうか。
<借入比較> | |||
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奨学金(日本学生支援機構) | 500万円借入時 10年間の利息 |
審査 | |
奨学金 (日本学生支援機構) |
第1種奨学金:0% 第2種奨学金利率固定方式:0.153% 第2種奨学金利率見直し方式:0.002% |
446円(第2種奨学金利率見直し式0.002%) | 家庭環境により審査 |
住宅ローン (楽天銀行) |
変動金利:0.527% フラット35S(固定金利):0.96% | 133,942円(変動0.527%) | 収入状況から審査 |
車ローン (三菱UFJ銀行) |
変動金利1.7~2.45% | 642,500円(変動2.45%) | 収入状況、他の借入などを考慮して審査 |
カードローン(用途自由、楽天銀行) | 変動金利4.9~8.9%(350~500万円) 借入金額が少ないほど金利が高くなる | 2,568,051円(変動8.9%) | 審査は通りやすいが、その分金利が高い |
リボ払い | 実質15% | 4,680,018円 | カードの利用上限範囲なら審査不要 |
生涯で何度か借入を行うことがあると思いますが、中でも奨学金は金利が低く支払利息もほとんどありません。
奨学金の中で最も利用されているのが日本学生支援機構(以下JASSOという)です。JASSOは、第1種と第2種があり、第1種は利息がかからず、第2種が利息がかかりますが非常に低い金利となっています。第2種の金利は、在学中は返済不要で、支払利息はかからず、令和元年度貸与終了者で利率固定が0.153%、利率見直し方式が0.002%となっています。
例えば、500万円を10年で返済した場合、利率見直し方式であれば支払利息は446円しかかかりません。
また、JASSOは金額が大きくても月々の返済は1万円程度となります。月々の返済を1万円程度までに抑えるため、金額が大きければ返済期間が長くなるようになっています。返済期間が長くなっても、金利が低いため大きな負担とはなりません。
大学や専門学校などを卒業し就職して、余裕資金ができてくると奨学金を一括返済するか悩むことがあるでしょう。今後、車購入・結婚・住宅購入など大きな資金が必要になったときに、借入を起こす必要があっても奨学金ほど低い金利で借りられることは二度とありません。
今後借入をするなら、奨学金のような低い金利で借りることが不可能なのであれば、今後大きな資金が必要になるときのために返済せずに資金を貯めておくのがおすすめです。
しかし、せっかく余裕資金があるのであれば、投資をして増やしてみるのも手でしょう。
奨学金を返済しない場合、その資金を投資に回して良いかの判断ポイントは以下の2つです。
金利の低い奨学金であること
借入比較したのはJASSOの金利ですが、奨学金をその他で借入しているとき高い金利で借りている可能性があります。2%を超えるような高い金利で借りているのであれば、借入期間が長いほど支払利息が増えていくので、できるだけ繰り上げ返済をすると良いでしょう。
余裕資金かどうか
投資に回してしまうと、価格が変動するため使いたいときに使えないこともあります。もちろん、必要なときは4~7日程度で換金できるのですが、できるだけ必要のない置いておける資金で運用しましょう。
奨学金は、JASSOの場合毎月1万円程度で返済できるものですが、借金であることには変わりありません。したがって、必ず返済しなければならず、返済が滞ると本人・連帯保証人・保証人に対して債権管理回収会社が、文書や電話、自宅等への訪問により督促が行われます。ただし、病気やけがなど事情があって返済できないときは、返済猶予や減額などを願い出ることができる制度があります。
だから、奨学金を返済できる資金を投資に回すのであれば、 大きな元本割れがないような商品に投資するのがおすすめです。
例えば、FXや仮想通過、先物取引、信用取引等は、投資資金を証拠金として、実際は投資資金の数倍も投資することができてしまい、投資資金以上に損をしたり、投資資金がなくなってしまう恐れがあります。
本来、奨学金の一括または一部繰り上げ返済できたのに、その資金がなくなってしまうと奨学金の借金だけが残ってしまいます。できるだけ、投機的ではない安定的な金融商品に投資すると良いでしょう。
<金融商品比較> | ||||||
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金融商品 | 投資信託 | ロボアドバイザー | 株 | FX | 仮想通貨 | 定期預金 |
分散投資 | ◯ | ◎ | 資金が必要 | × | × | × |
投資先 | 株・債券等 | ETF等 | 株 | 為替 | 仮想通貨 | − |
元本欠損リスク | 元本以上に損することはない | 元本以上に損することはない | 大きく元本割れする可能性あり | レバレッジをかけると元本以上に損をする | レバレッジをかけると元本以上に損をする | 元本保証 |
期待年利回り | 5% | 5% | 10% | 20% | 5% | 0.1% |
安定的な運用をするためには、投資地域や資産を分散させて投資をしてリスクを低減します。
投資の格言に「卵はひとつのカゴに盛るな」というものがあります。
卵をひとつのカゴに盛るとカゴを落としたとき全て卵が割れてしまいますが、複数のカゴに盛っていればひとつのカゴにあった卵が割れても他のカゴの卵は無事ということをいっています。
つまり、株式のみの特定資産や日本株式のみの特定地域に投資するのではなく、株式・債券・不動産REITなど様々な資産への資産分散、日本・米国・新興国など地域分散をして投資することで、ひとつの資産が値下がりしても他の資産でカバーすることでリスク低減をはかることができます。
上記のように、値動きの異なる資産に分散投資することで、安定的に資産運用をすることができます。
安定的な運用で大切な分散投資を少額からできるのが、「投資信託」と「ロボアドバイザー」です。直接株式や債券を購入して分散させようとすると、株式は100株単位での購入のため1銘柄に対して最低投資資金として20~30万円かかり、債券は日本企業の社債が100万円単位となっているため、分散させるには大きな金額が必要となります。
しかし、投資信託とロボアドバイザーなら、小口で集めた資金を大きなまとまりとして、分散投資させているため、少額投資でも分散させることが可能です。
では、投資信託とロボアドバイザーとは何でしょう。
まず投資信託とは、小口で投資家から集めた資金を大きなまとまりにして、運用のプロが株や債券等に投資する商品です。
一方、ロボアドバイザーは、小口で投資家から集めた資金を大きなまとまりにするところは投資信託と似ていますが、資産の売買などの運用をAIが行います。
<投資信託とロボアドバイザー比較> | ||
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投資信託 | ロボアドバイザー | |
最低投資資金 | 100円 | 1~10万円 |
分散投資 | ◯ | ◎ |
投資先 | 株・債券・金・不動産REIT等 | 世界のETF等 |
投資できる国 | 世界 | 世界 |
運用中の手数料 | 低い (年0.2%程度) |
普通(年1%程度) |
非課税での運用 | NISAで可能 | 一部口座のみNISAで可能 |
ポイントからの投資 | ◯ | × |
投資信託は、100円から投資できて、利益が非課税になるNISA口座で投資できる ことから、特におすすめです。
投資信託を積立で投資するのがおすすめです。特に、楽天証券のNISAが最適です。
NISAは、投資による利益である分配金・配当金・売却益にかかる税金を非課税にできる制度です。
2023年までは「NISA」「つみたてNISA」の2種類ありましたが、2024年からは一本化され利便性が向上しています。
NISAの概要 | ||
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成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
年間投資限度額 | 240万円 | 120万円 |
合計投資限度額 | 1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | |
非課税期間 | 無期限 | |
投資可能期間 | 無期限 | |
投資可能商品 | 国内株式 外国株式 投資信託 ETF REIT 等 |
金融庁指定の投資信託のみで積立による投資に限定 |
金融機関変更 | 各年ごとに変更可能 |
NISA口座の中でも「つみたて投資枠」で投資できる投資信託は、金融庁指定によるもので、長期積立に適した運用期間中のコストが低く、買付手数料無料の投資信託が厳選されています。長期積立をすることで、買付時期を分散することもでき、安定的な運用を目指すなら投資信託がおすすめです。
<NISA証券会社比較> | ||||
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証券会社 | つみたて投資枠 銘柄数 |
最低積立金額 | ポイント充当 (積立時) |
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楽天証券 |
100円 | 楽天ポイント | ||
SBI証券 |
100円 | Tポイント Vポイント Pontaポイント |
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マネックス証券 |
100円 | マネックスポイント |
楽天証券のNISA口座で投資するメリットは、取扱銘柄数が豊富で、毎日積立できるから究極に時間分散することも可能です。積立金は楽天カード決済できるため、積立金額に対して分の楽天ポイントが付与され、ポイントは積立金に自動充当することができます。
具体的に投資したい投資信託は以下の4つです。
・楽天・全米株式インデックス・ファンド【愛称】楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
・eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
・SBI・新興国株式インデックスファンド
・ひふみプラス
上記は、運用成績が良くバランスよく分散されており、楽天証券のNISAで購入することができます。
IPOとは、「Initial(最初の)、Public(公開の)、Offering(売出)」の略で、未上場の株式が初めて証券取引所に上場することをいいます。
IPOの株式は、上場する前に一定期間申込期間が設けられています。どの証券会社でも買えるわけではなく、取扱証券会社で申込期間中に申込、抽選にかけられた後当選すると購入できます。
IPOの株は、まだ上場していないため当選して購入できても上場するまで売却できず、上場日から売却可能となっています。
IPOに当選して購入した価格を「公募価格」といい、売却価格がこの公募価格を上回ると利益となり、逆に下回ると損となります。
利益又は損失=(売却価格−公募価格)×当選株数
直近3ヶ月で(2019年10月~12月)見ても、IPOの公募価格で買えた人はほとんど大きく儲けることができています。
上場して初めてつく値段である初値で売却した人のうち、直近3ヶ月で(2019年10月~12月)86%が利益を出しており、1.5倍になって売却できた株もあります。
また、長期でIPOの傾向を見ても、2013年1月~2017年5月は288勝43敗7分けで、85%が利益を得ています。そして、2018年4月に上場したHEROZ(4382)は公募価格4,500円に対して初値が10.9倍の49,000円になったようにIPOは大儲けも夢ではありません。
また、初値で売却せずに持ち続けている場合でも、直近の日経平均が2万3,000円を挟んで膠着感のある中では、新興市場に上場しているIPO銘柄には資金が向かいやすく、初値をつけた後でも大きく値上がりしている銘柄も見受けられます。
このように、IPOは利益を上げやすいことから中々当選しづらいのが実情です。そこで、IPOに当選したいなら、複数口座に申し込むのがおすすめです。IPO申込時に申込分の資金が必要だと、複数口座申し込むなら大きな資金が必要になりますが、申込時に資金不要の口座に申し込めば当選できるでしょう。
<IPOにおすすめの証券口座> | |
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証券会社 | |
IPO申込時資金不要の証券口座 | 野村證券 岡三オンライン DMM株 松井証券 |
当選確立が高い証券口座 | 楽天証券 マネックス証券 SBI証券 |
NISAで投資信託の積立をするなら、以下の4つの理由で楽天証券が最適です。
楽天ポイントで投信積立ができる!
楽天市場などの楽天グループ、マクドナルドなどの楽天ポイントが貯められる実店舗、楽天カードで楽天ポイントを貯めることができますが、そのポイントを1ポイント→1円として投信購入代金に充当することができます。投資信託積立時にポイントを自動充当させる設定もできるため、ポイントの使い忘れの心配もありません。
年会費永年無料の楽天カード決済可能
投資信託購入代金を楽天カードの決済で購入することができます。また、楽天カード決済分のがポイント付与されるため、積立時に自動での利益が出ていることになります。
初心者でもわかりやすい画面、投資情報
顧客からの意見を反映した画面は、見やすくて、初心者でも取引しやすくなっています。
そして、無料動画セミナーや投資についての情報「トウシル」など株投資が初めての方でも、分かりやすい情報が豊富です。
楽天グループ連携でさらにお得!
楽天証券を楽天銀行と連携させる「マネーブリッジ」に登録すると、楽天銀行の普通預金金利が大手銀行の100倍の0.1%になり、楽天証券の購入代金を銀行から振替したり振り込んだりしなくても楽天銀行にある資金で投資することができるため、煩雑な入金手続きが不要になります。
また、楽天証券で【楽天ポイントコース】に設定し投資信託を500円以上、ポイントを1ポイント以上使用して投資すると、楽天市場のポイント倍立が+0.5倍になったり、楽天カードの引き落としを楽天銀行にするとさらに+1倍になったりと、楽天市場で買い物する方は、楽天証券を利用すればするほどお得になります。
楽天証券の口座は無料で口座開設でき、楽天会員であれば入力作業も少なくて済みます。
NISA口座は、口座開設時にチェック欄があるので、同時に開設してしまいましょう。
取引手数料が最安水準の証券会社。
楽天ポイントを1ポイント1円として投資をすることも可能!
さらに、手数料から1%の楽天ポイントがキャッシュバックされるなど、手数料を徹底的に抑えたい方に最適な口座になっています。
投資信託本数※ |
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つみたて投資枠 |
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最低積立金額 |
100円~ |
ポイント投資 |
◎ |
スマホで取引 |
〇 |
現物取引手数料 |
0円~ |
IPO件数 |
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特徴 |
投資で楽天ポイントが貯まる、使える! |