ESG投資なら社会貢献しながら長期資産形成ができる!ESG投資のメリット・デメリット。オススメ銘柄2選を紹介

今、ESG投資する運用資産は、世界全体の運用資産の3割にあたる約31兆ドル(3,400兆円)にのぼります。取引所は、ESG投資資金を呼び込むため、上場企業にESG情報の開示を義務付けたり、ESG関連の金融商品拡充の動きが見られます。 注目を集めるESGとは何なのか。 ESG投資のメリット・デメリットまで詳しく紹介していきます。

ESGとは?

「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮している企業を指します。また、そういった企業に投資することをESG投資をいいます。
そもそも、ESGを重視する社会や環境を意識した投資を行う企業は、直接利益につながらないことから、「社会的責任や環境問題よりも自社の利益を考えるべきではないか?」等ESGを重視することは、会社の利益が犠牲となり、その企業の株価の価値を高めることにはつながりませんでした。

しかし、近年消費者の意識が変わってきたことで、ESGが利益に繋がるようになってきました。具体的には、消費者がモノを消費する際に、環境に配慮されたモノやサービスを優先的に購入するという消費者の割合が増えてきたことなどが挙げられます。

また、国連サミットにおいても年金基金など大きな資産を長期運用する機関投資家が、ESGを重視するように2001年にミレニアム開発目標(MDGs)が策定され、その後継として2015年に「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」として2016年から2030年までの国際目標が設定されています。

国内においても、世界最大級の機関投資家である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF、厚生年金と国民年金の積立金の運用を行う)が、投資にESGを考慮することを原則として掲げる「国連責任投資原則(PRI)」に2015年に署名したことを受け、ESG投資への関心が高まっています。

このような動きから、ESG市場は拡大が続き、世界では31兆ドル規模の運用資産がESG投資に向かっています。

それでは、ESG投資とは実際にどのような投資を行うのでしょう。
まず、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が署名した、署名した機関投資家は国連 責任投資原則(PRI)の以下6つの原則に基づいて投資することを遵守し、その状況を開示・報告することが求められます。

<PRIの6つの原則>
投資分析と意思決定のプロセスにESGの視点を組み入れる
株式の所有方針と所有慣習にESG視点を組み入れる
投資対象に対し、ESGに関する情報開示を求める
資産運用業界において本原則が広まるよう、働きかけを行う
本原則の実施効果を高めるために協働する
本原則に関する活動報告や進歩状況を報告する

上記の原則は、署名した機関投資家が守ることですが、実際にESGに関連した投資をする際にどのような手法があるのかというと、以下の7つになります。
ネガティブ/排他的スクリーニング
武器やギャンブル、たばこなど、倫理的ではないとされる特定企業を投資先から除外する
(例)三菱自動車(7211)は、ディーゼル車の排ガス規制に関して不正疑惑浮上、株価は急落

ESGインテグレーション
利益や資産など財務情報だけでなく、非財務情報にも目を配り総合的に分析する

企業エンゲージメント、株主行動
株主総会において、株主が企業に対してESGへの配慮を積極的に働きかける

規範に基づくスクリーニング
ESG分野での国際基準に照らし、基準に合っていない企業を投資先から除外する

ポジティブ/ベスト・イン・クラススクリーニング
同じ業界の中でESG評価が高い企業に投資する
(例)アスクル(2678)は2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量をゼロにする目標を掲げ、気候変動への取り組みを行い、環境保全の格付けで最高評価の企業群に選定され、株価上昇

サステナビリティ・テーマ投資
利益を上げるだけでなく、社会的責任を果たすことで、将来にも事業を存続し続けることができる企業や投資信託等に投資する

インパクト/コミュニティ投資
社会問題や環境に貢献するような技術・サービスを提供する企業に投資する
  (例)富士製薬(4554)は売上高に占める女性医療医薬品の割合が28.7%で、女性の苦痛を和らげて社会進出を支援している。株価が上昇。

以上のような視点で、投資先を選別することがESG投資といえ、ESGを意識した取り組みを積極的に行う企業は、株価が上がる傾向にあります。従来は、1の倫理的ではない事業を行う企業を排除するのが主流でしたが、最近では財務諸表以外の部分も見て総合的にESGに適合しているかを判断することが主流となりつつあります。

ESG投資のメリット・デメリット

ESGが注目され、資金流入につながっていることが分かったと思いますが、では実際にそういった企業に投資する際のメリット・デメリットを見てみましょう。

◼️メリット
・長期運用で安定的に利益を得られる
ESGへの資金流入が続いており、ESGへの取組がなされていない企業は排除される可能性があります。そういった中、取組がなされている会社は長期的に成長する可能性が高いと言えるため、長期で企業が存続するので、長期運用の投資先として適しているでしょう。

・社会貢献につながる
最近の消費者は、できれば環境に配慮された商品、自動労働や動物実験、環境破壊に関与していない商品をできれば購入したいと考える方が増えています。表面上の商品の価値だけでなく、その背景にある作られた環境・状況、環境に与える影響まで考えるようになってきているといえます。
それはまた投資家も同様で、ただ投資するのではなく、投資が社会貢献につながればよいと考える方が増えています。そういったESGに適合した投資先に投資すること流れができることで、企業のESGへの取り組みを支援することになり、ESGにきちんと向き合っている企業のみが生き残っていくでしょう。

◼️デメリット
・投資先選定が煩雑
会社の売上や利益で投資先を選ぶ場合は、企業が決算期に公表する財務諸表を見れば投資するかどうか判断できます。しかし、ESG投資には、財務諸表はもちろんですが、それ以外の企業のESGに関わる取り組みまで細かく確認する必要があります。そのため、投資判断の際に面倒に感じるかもしれません。

ESG投資するための選別は、個人では難しいのが現状です。では、実際に個人でESG投資するにはどんな方法があるのでしょう。

どうやってESG投資を始めればいいの?

◼️個別銘柄を購入
ESGの観点から自分で個別に株式を選別するのは難しいでしょう。そこで、ESGの観点で評価し、その評価が優れている企業で構成されている株価指数「ESG指数」を構成する銘柄を購入することで、ESGの取り組みができている企業に直接投資することができます。
<ESG指数>
・ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI)
S&Pを構成する2,500銘柄から、経済・環境・社会的責任において高い評価を受けている企業で構成されています。上位銘柄は、米国株が占めています。世界的に活躍する銘柄に投資したいならおすすめです。 [選定銘柄(2020年1月現在)]マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOG)、ネスレ(NESN)、バンクオブアメリカ(BAC)等

・MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数
MSCIジャパンIMIトップ500指数の構成銘柄から、ESG評価に優れた企業を選定しています。国内企業のみで構成されています。
[構成銘柄(2020年1月現在)]トヨタ自動車(7203)、ソニー(6758)、キーエンス(6861)、三井住友フィナンシャルグループ等

・モーニングスター社会的責任投資株価指数(MS-SRI)
モーニングスター(株)と特定非営利活動法人パブリックリソースセンターが共同で開発した日本企業を対象とした社会的責任に関するアンケート調査を行った上で、評価を行い評価が高い銘柄を選別したものです。実際にアンケートを行なっていることから、実情が反映されているかもしれません。 [構成銘柄(2020年1月現在)]ヤクルト本社(2267)、豊田自動織機(6201)、ヤマハ発動機(7272)、キャノン(7751)など

・SNAMサステナビリティ・インデックス
損保ジャパン日本興亜損保アセットマネジメントが、ESG評価と株式価値評価が高い銘柄を選別しています。目先の利益も狙いたい方におすすめです。

・MSCI日本株女性活躍指数
女性の活躍推進に優れた企業を選別しています。
[構成銘柄(2020年1月現在)]トヨタ自動車(7203)、花王(4452)、キーエンス(6861)、リクルートホールディングス(6098)、KDDI(9433)など

構成する銘柄は、変わっていくため、指数自体に投資した方が手間がなく簡単です。

◼️指数に投資する
上記のような株価指数に連動する上場ETFを購入する方法があります。ETFは、株式にように売買することができ、(一般)NISA口座を開設すれば、非課税で運用することも可能です。

<ESGのETF>
・ダイワ上場投信-MSCIジャパンESGセレクト・R指数(1653)
[取引単位]10口単位
[最低取引単位]約1万円
[連動指数] MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数

・One ETF ESG(1498)
[取引単位]1口単位
[最低取引単位]約2万円
[連動指数] FTSE Blossom Japan

・ダイワ上場投信-MSCI日本株女性活躍指数(WIN)
[取引単位]10口単位
[最低取引単位]約2万円
[連動指数] MSCI日本株女性活躍指数

ETFは、3営業日で売却代金の受け渡しができ、指値も可能なため、値上がりしたらすぐに売りたいと考えている方におすすめです。

一括購入ではなく、平均取得単価を下げるドルコスト法の効果を利用してコツコツ毎月積立しながら、リスクを抑えて長期運用したい方には、投資信託に積立投資するのがおすすめです。

◼️投資信託で積立購入
投資信託なら、毎月(毎日や毎週なども可能)100円から金額を設定することで、自動で買付することができます。株価水準が安いタイミングで一括購入するのが一番利益を得られますが、現実そのタイミングを見極めるのは難しいでしょう。そこで、時間を分散して毎月一定金額を購入することで、安いときはたくさん買い、高いときは少ない口数しか買えなくなるので、買付単価を下げることができます。
これは、長期で運用を行なうと効果が上がりますので、長期運用したい方に最適です。

ESG投資に最適な投資信託2選

長期で安定的な利益が狙えるESG投資なら、投資信託を積立購入するのがおすすめです。
ESG投資に最適な投資信託は、以下の2名柄です。

◼️SBI グローバルESGバランス・ファンド(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)(愛称:グリーンインパクト)
ESG投資、さらにポジティブな社会的インパクトを与える銘柄に投資する投資信託です。50%(±10%)が債券で運用されているため、株式100%よりもリスクは低くなっています。さらに、為替リスクを低減する為替ヘッジを選ぶこともできます。ESGに取り組む海外企業に、できるだけリスクを抑えて投資したい方におすすめです。

◼️ニッセイ 日本株ESGフォーカスファンド(資産成長型)
国内株式が対象で、ESGに対する取組に優れ、持続的に企業価値が向上しそうな企業に投資します。ESGに取り組む日本株式に投資したい方におすすめです。

ESG投資するならSBI証券が銘柄豊富でおすすめ!

SBI証券のESG関連投資信託は、10銘柄あり、豊富な商品ラインアップから投資することができます。 また、投資信託購入時、購入代金にTポイントを利用することも可能です。(積立時には利用できません。) さらに、SBI証券は、投資信託の購入時にかかる買付手数料が無料となっています。

したがって、ESG投資には、SBI証券の投信積立で長期投資するのがおすすめです。SBI証券の投信積立は、100円から始めることができ、「毎日」「毎週」「複数日」「毎月」「隔月」と5種類から積立方法を選ぶことができます。

なお、ESGに関連する投資信託は、非課税口座であるつみたてNISAでの投資対象ではありませんが、投資対象が広い(一般)NISA口座でなら投資可能となっています。
(一般)NISAは、年間投資上限額が120万円までとなっていますが、SBI証券の「NISA枠ぎりぎり注文」で、この投資可能枠いっぱい余すことなく使い切る積立方法もあります。

(一般)NISA口座は、証券口座と同時開設できるので、是非申し込んでESG投資を始めてみましょう。

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