1,000円から株式取引が始められる話題の「ワンタップバイ」とは? 7つのメリット・デメリットを詳細に解説!

ワンタップ バイ(One Tap Buy)とは?

スマホアプリで、わずか数回タップするだけで日本株式や米国株式を取引することができます。

 

その大きな特徴として、日本株式や米国株式を1,000円から金額指定で購入できることです。通常、国内株式を取引するとき、証券取引所に「単元株制度」があるので、単元株単位の100株単位でしか取引することができません。株価によって異なりますが、100株で10万円~30万円程度するためまとまった資金が必要となります。

ワンタップ バイなら、単元株にとらわれず金額指定で1,000円から気軽に買えます。

 

また、対象となる金融機関の口座があれば、入金手続きをしなくても即時口座振替で株取引をすることができます。

 

さらに、保有株数に応じて、ちゃんと配当金も受けとれるのも魅力です。

 

では、実際のワンタップ バイのアプリを見てみましょう。

 

ワンタップ バイが提供している5種類のアプリ

ワンタップ バイが提供するアプリは5種類あります。

 

1.       日本株「One Tap BUY 日本株」

単元株や株数単位ではなく、金額指定で1,000円から取引できるので、買いたい金額を好きなだけ買うことができます。

銘柄選択から購入までわずか3タップの簡単操作で取引が完了します。投資先が有名企業に限定されているため、初心者の方でも迷わずに投資することができます。

 

<取扱銘柄例>トヨタ自動車、任天堂、リクルート、みずほFG、明治HDなど

   

さらに、銘柄選択に迷う場合は市場全体に投資できるETFに投資することも可能です。

・日本株が上がったら儲かる→「日経225連動型ETF(銘柄コード:1321)」

・日本株が上がったら2倍儲かる→「日経レバETF(1570)」

・日本株が下がったら儲かる→「日経平均インバース・インデックスETF(1571)」

 

日本株全体を予想して投資することができ、さらに値下がり時にも利益のチャンスがあります。

 

2.       米国株「One Tap BUY 米国株」

米国株には単元株制度はなく1株から購入できますが、株価によって1株あたりの価格が異なります。為替手数料を含めた金額等難しい計算をせずに、1,000円から金額指定で買付できるから、便利で簡単です。

 

<取扱銘柄例>コストコ、フェイスブック、コカコーラ、アルファベット(Google)、アマゾン、マイクロソフトなど

 

米国株にも全体に投資できるETFがあります。

・米国株が上がったら儲かる→「SPDR S&P 500 ETF(ティッカーコード:SPY)」

・米国株が上がったら3倍儲かる→「DIREXION S&P 500 3X(SPXL)」

・米国株が下がったら3倍儲かる→「DIREXION S&P 500 -3X(SPXS)」

 

日本株アプリ同様、銘柄選択に迷ったら市場全体の動きと連動するETFを買ったり、米国株全体が下がると儲かるETFに投資することもできます。

 

3.       つみたてロボ貯蓄「ロボ貯蓄」

現在、泉谷しげるさんと東ちづるさんがCMで宣伝しており、高齢の方でも簡単に資産運用を始められるアプリです。

 

「高配当・高分配コース」か「積み株コース」の2つのコースから選択し、積立する銘柄を利回りなどで選び、毎月3万円以上1万円単位で自動積立します。

 

売却時期を設定することもできるので、最初に設定しておけば手続きなく資産運用することができます。

 

また、シミュレーターで分配金・配当金がいくら受け取れるのか棒グラフで一目瞭然で見ることもできます。

 

4.       10倍CFD 「One Tap BUY 10倍」

1万円から取引できるCFD(差金決済取引)です。

CFD(差金決済取引)は「Contract for difference」の略で、差額だけをやりとりする取引方法で、利益が出たら利益のみ受取、損失が出たら損失のみを支払うため、大きな元本がなくても大きな利益を狙える取引となります。

 

CFDは、証拠金として預けた資金を担保として、投資元本の10倍まで取引が可能となります。

 

例えば、証拠金1万円で単価1万円の10単位を決済します。(10倍のレバレッジ)

価格が1万円→8,000円に下がると、【-2,000×10単位=2万円の損】となり2万円の支払いが必要となり、価格が1万円→12,000円に上がると【+2,000×10単位=2万円の利益】となり2万円受け取ることができます。このように、10万円を用意しなくても大きな利益を上げることができますが、証拠金よりも大きな損失になる可能性もあるためリスクを理解の上取引しましょう。

 

売りもできるため、下がると予想時には売りから取引できます。

ワンタップ バイは、日本225か米国500のどちらかの株価指数の動きを予測して取引することができ、取引手数料は無料です。

 

5.       IPO専用アプリ「誰でもIPO」

ワンタップバイの口座があれば、専用アプリでIPOに1株から参加できるものです。

 ちなみに、IPOとは、「Initial(最初の)、Public(公開の)、Offering(売出)」の略で、未上場の株式が初めて証券取引所に上場することをいいます。人気があるため、抽選となり当選すると、買付手数料なしで同業他社と比較して割安に買付することができます。

 

IPOの株式は、上場する前に一定期間申込期間が設けられています。どの証券会社でも買えるわけではなく、取扱証券会社で申込期間中に申込、抽選にかけられた後当選すると購入できます。

 

ワンタップバイの取引実績はソフトバンクのみとなっています。

 

参考に、ワンタップ バイの米国株とIPOの銘柄数は以下の通りです。

 

<銘柄数比較>

 

米国株

2018年IPO取扱銘柄数

ワンタップ バイ

40銘柄

1社

SBI証券

1,800銘柄以上

86社

SMBC日興証券

71社

SBIネオトレード証券

3社

マネックス証券

3,300銘柄以上

50社

 

銘柄数で見ると、ワンタップバイは非常に少ないため、投資経験がある方にはおすすめできません。初心者の方で、銘柄選択に迷う方に最適です。

 

IPOに関して、1株から申し込めるため通常証券会社の100株単位と比較して格段に当選確率は上がりますが、昨年はソフトバンク1社のみの取扱となっており、取扱がないとそもそも申し込みできないため、IPOに申し込みたいなら、他のIPO取扱銘柄数が豊富な証券会社で申し込んだ方が良いでしょう。

 

ワンタップ バイの9つのメリット・デメリット

◼️メリット

・安心して預けられる

ワンタップバイは、ソフトバンク・みずほFG等から出資を受けており、入金された資金はみずほ信託銀行で保管・管理されているので安心して預けることができます。

 

・スマホで3タップの簡単操作で株取引

スマホ専用の証券会社のため、スマホで見やすい取引画面設定となっており、銘柄も限られてるため、煩雑な作業なく、簡単に取引完了できます。

 

・1,000円から始められる

有名企業の株も1,000円から金額指定で買付できるから、気軽に株主となれます。ワンタップバイ利用者の約7割が株式投資未経験者となっており、投資しやすい金額と操作性が魅力です。

 

・銘柄選択に迷わない

優良企業に限定されているので、銘柄選択に迷わずに済むので、初心者でも簡単に投資することができます。

 

・動画で株式投資を学べるコンテンツがある

株式投資初心者のかわいい女性アイドルが登場する動画番組で、投資の基礎から楽しく学ぶことができます。

 

◼️デメリット

・大きな額だとネット証券で取引の方が手数料は安い

証券取引所で単元株で買付する場合と少額で取引所を通さずに取引する場合とでは、手数料が証券取引所を通して取引する方が割安になります。

単元株取引ができる10~30万円程度で株取引をするなら、ネット証券で取引所を通した通常取引をする方が、圧倒的に手数料が安くなります。

 

・銘柄数が少ないため、投資経験者には物足りない

銘柄数が限られているため、投資に慣れてきたり、既に投資経験がある方にとっては、買いたい株が見つからない可能性も出てきます。

 

・指値注文ができない

証券取引所を通しての株取引は、指値注文をすることができ、最大7営業日まで注文をだすことができます。

 

一方、ワンタップバイでは、取引所の気配値に0.5%上乗せした価格で買付するため、この値段でしか買わない、このぐらいの利益が出る価格でないと売らないという注文はできません。

 

・NISA対象ではない

証券会社で、国内株式や米国株を購入する場合は、NISA口座を開設しておけば、売却益や配当金にかかる税金が非課税となります。(米国株の配当金は現地で10%源泉徴収され、NISAでは非課税となりません。)

しかし、ワンタップバイはNISAでの株式買付ができないため、売却益と配当金等利益は全て20.315%課税されます。米国株の配当金は、現地でも10%源泉徴収されるため、二重課税となるので、この二重課税を調整するためには、「外国税額控除」で確定申告をする必要があります。

 

ワンタップ バイって本当に良いの?証券会社5社と徹底比較!

少額で始められて、スマホを簡単操作するだけで気軽に投資できるワンタップ バイですが、実際既存のネット証券と比較して、本当に良いのか実証してみましょう。

 

<国内株式取引手数料比較>(税込)

取引金額

1,000円

1万円

10万円

20万円

50万円

ワンタップ バイ

5円

50円

500円

1,000円

2,500円

SBI証券

54円

54円

97円

113円

250円

SMBC日興証券

135円

135円

135円

194円

432円

SBIネオトレード証券

86円

86円

86円

194円

194円

マネックス証券

55円

55円

99円

115円

275円

 

<海外株式取引手数料比較>(税込、1ドル=110円換算)

取引金額

1,000円

1万円

10万円

20万円

50万円

ワンタップ バイ

5円

50円

500円

1,000円

2,500円

SBI証券

594円

594円

594円

972円

2,430円

SMBC日興証券

SBIネオトレード証券

マネックス証券

594円

594円

594円

972円

2,430円

 

手数料は、国内株式が1万円以下、米国株式は10万円以下の少額投資であればワンタップバイの方が安い結果となります。ただし、NISA口座の対象とならないため、配当金と売却益を非課税にすることができません。

 

単元株に満たない少額での株取引を単元未満株取引といいますが、ネット証券であれば単元未満株取引でもNISA口座で買付でき、配当金と売却益を非課税にすることができます。

 

例えば、SBI証券の場合、1株から買える単元未満株取引「S株」で株式を1万円買付すると594円かかります。一方、ワンタップバイで1万円分株式を買付すると手数料は500円とSBI証券と比較して安くなります。

 

しかし、1万円→1万2,000円(+2,000円)のように値上がりして売却したとき、SBI証券のS株をNISA口座で買付した株式に対する利益の2,000円に税金はかかりませんが、ワンタップバイの場合、利益2,000×20.315%=406円の税金がかかります。

 

したがって、NISA口座で買付できるネット証券は、手数料はワンタップバイより高くなるものの、税金を考慮するとネット証券がお得になるケースもあります。

 

また、金額が大きくなるほどネット証券の方が手数料も安くなります。

 

少額投資をするならSBI証券のS株がおすすめ!

 

<単元未満株取引ができる証券会社>

会社名

サービス名

取扱銘柄

手数料

NISA

ワンタップ バイ

ワンタップ バイ

40銘柄

約定代金×0.5%

×

SBI証券

S株

東証上場銘柄

約定代金×0.54%
(最低54円)

マネックス証券

ワン株

東証、名証上場銘柄

約定代金×0.5%
(最低52円)

カブドットコム証券

プチ株

東証、名証、福証、札証上場銘柄

約定代金×0.54%
(最低51円)

 

ワンタップバイは、1,000円から金額指定で買付できることは魅力ですが、投資に慣れてきたら銘柄数の物足りなさを感じるでしょう。

 

SBI 証券なら少額取引(単元未満株)でもNISAで買付可能

SBI証券のS株は1株から買付できるので、最低投資金額は100円~3,000円程度となります。単元未満株取引でもNISA口座での買付ができるので、大きく儲かっても利益に税金がかからずにお得に取引ができます。

 

2019年7月22日から米国株式手数料がワンタップバイより安くなる!

外国株式手数料は、0.486%(税込)とワンタップバイより手数料は安いものの、最低手数料が5.4ドル(税込、1ドル110円換算で594円程度)かかっていたため、少額取引だと割高になっていました。

 

しかし、2019年7月22日からSBI証券は、外国株式(海外ETF含む)の最低手数料を撤廃することが決定されました。少額取引でも、約定金額の0.486%(税込)のみとなり、ワンタップバイの0.5%(時間外は0.7%)より安くなります。

 

例えば、1,000円の取引金額なら、今まで594円程度かかっていたのが、4.8円程度となるため、ワンタップバイより手数料が安くなります。

 

(参考)2019年7月10日(水)日経新聞朝刊「米株売買 最低手数料なし」

 

SBI証券なら単元未満株も米国株式も豊富なラインアップ

銘柄数も豊富で、ワンタップバイが40銘柄に対して、東証上場企業の約3,000銘柄に投資でき有名企業だけでなく成長性のある新興市場にも少額投資可能です。

 

さらに、IPOでもワンタップバイは2018年1社のみの取扱でしたが、SBI証券の2018年取扱銘柄数は86社となっており全上場数の95%を占めているので、申込機会も恵まれています。

 

2019年7月20日からはTポイントからも投資が可能となるため、是非SBI証券で少額投資を始めてみましょう。

 

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