NISAで受け取った分配金は非課税にすることができる? 投資信託で再投資をする3つのメリット・デメリット

「分配金」の仕組みについて解説

投資信託の利益は、売却するときに得られる「売却益」と保有していると受け取れる「分配金」があります。

売却益は、投資信託を買ったときの価格よりも売ったときの価格が高ければ利益となります。この投資信託の価格のことを「基準価額」といいます。

分配金は、投資信託の純資産から支払われ、利益から支払われるとは限りません。そのため、分配金が支払われると、その分基準価額が下がります。

分配金の種類とは?買付時と同じ価格で売却しても利益になる?!

その分配金が自分にとって利益なのか元本からの払戻しかどうかは、分配金の種類で分かります。利益の場合を「普通分配金」、投資元本からの払戻しの場合を「特別分配金(元本払戻金)」といいます。

普通分配金は、分配金が支払われた後分配落ち後の基準価額が、買付時の価格(複数回買付または再投資している場合は平均取得単価)を上回っていれば、利益となり、全額所得税・住民税の対象となります。

一方、特別分配金は、分配金が支払われた後分配落ち後の基準価額が、買付時の価格(複数回買付または再投資している場合は平均取得単価)を下回っていると、元本の払戻しとされ、税金はかかりません。そして、その元本の払戻しの分は平均取得単価を下げます。

■投資元本から分配金を支払っているケース
買付時 分配落ち前 分配落ち後
基準価額 10,000円 10,020円 9,970円
分配金 50円
うち20円 普通分配金
30円 特別分配金

平均取得単価

・分配前 10,000円

・分配落ち後 10,000円?30円(特別分配金)=9,970円

この場合、当初10,000円で買付したとしても、買付時と同じ10,000円で売却したとしても、10,000(売却時の基準価額)-9,970円(特別分配金調整後の平均取得単価)=30円の売却益となり、課税されます。

分配金は受け取るべき?再投資するべき?

まず分配金には、「毎月分配型」「年1回決算型」など毎月受け取れたり、年1回受け取れたりと、投資信託によって分配方法は様々です。

毎月分配型は、毎月年金のように受け取れるのが人気ですが、先程述べたように分配金は利益からではなく、純資産から支払われているため、分配金が高すぎたり分配頻度が高すぎると、純資産が減っていき純資産の中の現金比率を上げて投資に回せる資金が少なくなってしまいます。つまり、毎月分配型のように分配頻度が高い投資信託は、投資効率が悪く、資産形成には向いていません。

また、分配金は受け取り方法として、実際に受け取るのか、その分配金でまた同じ投資信託を自動購入する分配金再投資の2つのどちらかを選ぶことができます。分配金を再投資することで、利益から利益がまた生まれることになり、複利効果が大きくなります。

NISAで分配金を受け取ると非課税になるの?

NISAとは、(一般)NISAとつみたてNISAがあり、投資で得られた利益が非課税になります。

<一般NISAとつみたてNISA比較>
NISA つみたてNISA
年間投資限度額 120万円 40万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間
投資可能商品 国内株式
外国株式
投資信託
ETF
REIT   等
金融庁指定の投資信託のみで
積み立てによる投資に限定
投資可能期間 2023年まで 2037年まで

NISAで投資した投資信託から受け取れる分配金は、全て非課税になります。しかし、その分配金を再投資する場合は、NISAの投資枠を使用します。例えば、(一般)NISAで投資信託を100万円購入して、分配金の20万円を再投資すると、残りのNISA枠20万円【120万円(NISA枠)-100万円=20万円】を使用することになります。

NISAで無分配型の投資信託を選ぶ3つのメリット・デメリット

分配金を受け取れる投資信託ではなく、無分配型の投資信託を選ぶメリット・デメリットについて紹介します。

■メリット

1.投資効率が良く、複利効果を最大限享受できる

分配金は純資産から出され、分配金が出されるとその分基準価額が下がることから、投資信託の財産内部に貯めている無分配型の投資信託は、分配金を受け取れる投資信託と比べて分配金を出さない分その資金を投資に回せるので投資効率が良くなります。また、利益を分配金に回すのではなく、投資に回すことで、利益が雪だるま式に増える複利効果を最大化できます。

2.NISAの制度を最大限生かせる

実際に分配金を出して再投資する場合でも複利効果はありますが、その再投資金額が新しいNISA枠を使用してしまいます。一方、無分配型であれば当初投資した投資信託自体がどれだけ値上がりしても非課税となり、新たなNISA枠を使用することはありません。

■デメリット

3.利益確定できない

分配金を受け取ることで利益を確定することができます。分配金を受け取らずに投資信託が大きく値上がりしても、売却しない限りは利益になりません。分配金を受け取ることで、定期的に資産の一部分を利益確定することができます。

つみたてNISAおすすめ銘柄2選

投資信託で資産運用するなら、つみたてNISAがおすすめです。

つみたてNISA とは、金融庁指定の長期運用に適した、購入手数料無料で、保有期間中にかかる信託報酬が低い投資信託を積み立てすることで、運用益が非課税になります。

<つみたてNISA概要>
利用可能な方 日本在住の20歳以上の方
投資対象 金融庁指定の長期資産形成に適した一定の投資信託
非課税期間 上記投資信託から得られる売却益と分配金
口座開設可能数 1人1口座
(一般)NISAとの併用不可
非課税投資枠 新規投資額毎年40万円上限
非課税期間 最長20年間
投資可能期間 2018~2037年

長期積立に適した投資信託が厳選されているため、初心者の方でも選びやすく、毎月コツコツ資産形成していきたい方におすすめです。

なお、つみたてNISAは2037年までとなっていますが、2020年度与党税制改正大綱によると2042年12月31日までと5年延長する予定となっています。

また、(一般)NISAにおいても、2023年までとなっていますが、2024年の税制改正で2028年まで5年延長した上で、中長期運用に適した投資信託に積み立てることが条件(年20万円まで)で、(一般)NISAで投資できた従来の株式などに年102万円まで非課税で投資可能にする刷新が行われる予定です。

つみたてNISAのなかで特におすすめしたいのは、以下の2銘柄です。

なお、基準価額と分配金情報は、2019年12月11日時点のものです。

■ひふみプラス

国内外の長期的な経済循環や経済構造の変化、経済の発展等を総合的に判断して、株式を選別します。また、徹底的な調査・分析を行い、業種や企業規模にとらわれず将来価値に対して割安になっている株式を選びます。さらに、株価水準が割高で割安な銘柄がないと判断したときは現金比率をあげ好機を待ちます。

ひふみプラスは常に人気ランキングの上位に位置しています。それは、今までの圧倒的な実績で、5年で76.61% 3年で44.62%となっており、基準価額1万円で始まったのが、今では40,000円代となっています。当初から投資してた方なら4倍、ここ5年でも2倍近くになっているということになります。

基準価額 40,279円
直近分配金 0円
信託報酬 1.078%
純資産総額 5780.85億円
リターン(年率) 4.86%

投資信託の運用方法には、日経平均などの指数に連動する「インデックス投信」と指数を上回る成果を目指す「アクティブ投信」があります。インデックス投信はただ指数に連動させるだけのため、運用者による分析や調査が不要なため手数料が安く、逆にアクティブ投信は指数を上回るための調査や分析が必要なため手数料が高くなります。長期で資産形成するなら、手数料の安いインデックス投信がおすすめですが、ひふみプラスは、アクティブ投信の中でも手数料が低く、さらに指数を上回る大きな利益を出している実績があります。

一方、手数料の低いインデックス投信で長期資産形成を行いたいなら、次のファンドがおすすめです。

■<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く世界主要先進国の指数であるMSCIコクサイ・インデックスに連動します。この指数は、1986年3月31日に算出が開始されてから30年の実績があり、多くの投資家に日本を除く先進国株式投資の物差しをされています。

インデックスの構成比率がアメリカ67.9%と大部分を占めており、構成上位銘柄がアップル、マイクロソフト、エクソンモービル、アマゾンとアメリカの大企業が占めており、アメリカの株式の大きな値上がり率を享受できます。日本以外の先進国株式をコストを抑えて、幅広く買いたい方におすすめです。

基準価額 16,900円
直近分配金 0円
信託報酬 0.10989%
純資産総額 1,420.78億円
リターン(年率) 10.04%

つみたてNISAおすすめ証券会社5社比較

<つみたてNISAに適した証券会社比較>
つみたてNISA投資信託
買付代金ポイント充当
つみたてNISA銘柄数
楽天証券 152本
マネックス証券 × 149本
auカブコム証券 × 150本
SBI証券 × 153本
松井証券 × 148本

つみたてNISAは、投資信託を積み立てるのが条件となっているため、投資信託の買付代金にポイントを自動充当するためには、積立時ポイント自動充当設定できる必要があります。

投資信託をポイントで投資できるのは、楽天証券の楽天ポイント(または楽天証券ポイント)・SBI証券のTポイント・松井証券の松井証券ポイントです。

中でも、楽天証券が唯一、つみたてNISAでポイント投資をすることができます。

また、積立時にクレジットカード決済が可能なため、その買付代金自体にもポイントが付与されるので、つみたてNISAは楽天証券で投資するのが断然お得です。

1. 楽天ポイントで投信積立ができる! 積立なら投信買付手数料が全額ポイントバック

楽天市場などの楽天グループ、マクドナルドなどの楽天ポイントが貯められる実店舗、楽天カードで楽天ポイントを貯めることができますが、そのポイントを1ポイント→1円として投信購入代金に充当することができます。投資信託積立時にポイントを自動充当させる設定もできるため、ポイントの使い忘れの心配もありません。

また、買付手数料のかかる投資信託でも、積立なら買付手数料が全額ポイントバックされます。

2. 年会費永年無料の楽天カード決済可能

投資信託購入代金を楽天カードの決済で購入することができます。また、楽天カード決済分の1%がポイント付与されるため、積立時に自動で1%の利益が出ていることになります。

3. 初心者でもわかりやすい画面、投資情報

無料動画セミナーや投資についての情報「トウシル」など株投資が初めての方でも、分かりやすい情報が豊富です。顧客からの意見を反映した画面は、見やすくて、初心者でも取引しやすくなっています。

4. 楽天グループ連携でさらにお得!

楽天証券を楽天銀行と連携させる「マネーブリッジ」に登録すると、楽天銀行の普通預金金利が大手銀行の100倍の0.1%になり、楽天証券の購入代金を銀行から振替したり振り込んだりしなくても楽天銀行にある資金で投資することができるため、煩雑な入金手続きが不要になります。

また、楽天証券で【楽天ポイントコース】に設定し投資信託を500円以上、ポイントを1ポイント以上使用して投資すると、楽天市場のポイント倍立が+1倍になったり、楽天カードの引き落としを楽天銀行にするとさらに+1倍になったりと、楽天市場で買い物する方は、楽天証券を利用すればするほどお得になります。

楽天証券の口座は無料で口座開設でき、楽天会員であれば入力作業も少なくて済みます。

つみたてNISAまたはNISA口座は、口座開設時にチェック欄があるので、同時に開設してしまいましょう。

口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
人気のIPOを約85社と多数取り扱っているところも◎ また夜間取引が可能という点も初心者から上級者まで幅広い方に支持される理由のひとつ!

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