つみたてNISAの特徴を解説

つみたてNISAを理解する3つのポイント

@ つみたてNISAのデメリットは主に5つ
「投資信託のみ対応」「損をする可能性がある」「損益通算不可」「年間40万円まで」「一般NISAと併用不可」
A 複利運用が可能なので、20年後には資金が倍増していることも
B SBI証券はつみたてNISAでTポイントが貯まる

つみたてNISAとは、2018年からスタートした長期で投資信託を積立、資産形成をする方を支援する非課税制度です。

つみたてNISA概要
利用できる方 日本在住の20歳以上の方
投資対象 一定の投資信託
口座開設数 1人1口座 一般NISAと併用不可
非課税投資枠 新規投資金額毎年40万円上限 (合計800万円)
非課税期間 最長20年間
投資可能期間 2018年~2037年
人気ネット証券3社のつみたてNISA比較
つみたてNISA取扱銘柄数
(2021年10月)
176銘柄
172銘柄
152銘柄
投信保有時ポイント還元
(年)

0.1%

最大0.7%

0.03〜0.08%
つみたてNISA枠使い切り機能
積立制度

毎日・毎週・毎月

毎月

毎日・毎月

つみたてNISAの特徴

分配金と売却益が非課税

つみたてNISAで投資した金融商品にかかる分配金や売却益は非課税となります。分配金を非課税で受け取るためには、分配金を証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」に事前設定しておく必要があるため注意しましょう。

投資先が選定されているから初心者でも安心!

金融庁の指定する長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託が対象です。

投資対象は、買付手数料が無料で保有期間中にかかる信託報酬が低いもの、かつ期限がないもの(もしくは20年以上)を選定しています。さらに、用分配頻度が高く運効率が悪いものを外し、デリバティブ取引を行なっていないものを厳選しているので、投資について詳しくない方でも、安心して投資できる投資信託のみ買付することができます。

長期で続けやすい!

株式は単元株制度があり10万円~30万円程度のまとまった金額で買付する必要がありますが、投資信託の積立は、100円から始められるので少額から始めたい方に最適です。

また、少額からできるため、通常の貯金もしながら無理なく続けることが可能です。

資金の払出が自由

ジュニアNISAはこどもが18歳(高校3年生の12月31日)まで、iDeCoは60歳まで引き出すことができませんが、つみたてNISAは資金をいつでも引き出すことが可能です。

つみたてNISA 一般NISA ジュニアNISA iDeCo
資金の引き出しの制限 なし なし 18歳まで不可 60歳まで不可

つみたてNISAのデメリットとは?

株式投資信託と一部ETF以外の金融商品(株式など)は対象外

一般NISAで対象となる株式やETFは対象外となり、金融庁の指定する株式投資信託と一部ETFのみが対象となります。株式や毎月分配型投資信託、ETFや海外ETF、REITに投資したい場合は一般NISAを選択しましょう。

一般NISA、つみたてNISAともに債券や債券のみで運用されている公社債投資信託には投資できません。

つみたてNISA 一般NISA
対応商品 投資信託
ETF(ごく少数)
株式
投資信託
ETF
REIT

元本割れの可能性がある

金融庁指定の厳選された投資信託ではありますが、株式で運用されているなら株価変動リスク、海外債券や海外株式で運用されているなら価格変動リスク為替リスクがあるため、元本保証ではありません。

損益通算ができない

損益通算とは、売却したときに損が出た場合他の売却利益と相殺して税金負担を減らすことです。しかし、つみたてNISAでの投資信託の売却は利益も損も出なかったと税制上扱われるため相殺することはできません。

しかし、投資信託の分配金・売却益は分離課税で他の種類の所得と相殺することができないため、損益通算ができないデメリットを受けるのは課税口座で株式や投資信託などで利益が出ている方のみ該当します。投資はつみたてNISAのみの場合は該当しません。

年間上限額は40万円

年間投資金額が40万円を超える場合は、非課税期間は5年となりますが一般NISAが最適でしょう。

つみたてNISA 一般NISA
年間非課税枠 40万円 120万円
非課税期間 最長20年 最長5年

一般NISAと併用できない

20歳以上で利用できる非課税制度として「一般NISA」と「つみたてNISA」がありますが、どちらか1つを選択しなければなりません。 翌年に変更することもできます。

金融機関の変更は1年に1回

年に何回も変更できるわけではないため、金融機関の選定は慎重に行いましょう。投資に慣れてくると商品ラインナップに不満を感じて金融機関変更をするパターンが多くなっています。最初から投信銘柄数が豊富な証券会社を選択するのが良いでしょう。

つみたてNISAに向いているタイプの人とは?

つみたてNISAは少額で長期的にコツコツ貯めたい方に最適です。つみたてNISAでの投信積立は、1度設定すれば銀行口座から自動引き落とし自動買付してくれるため、煩雑な取引はありません。

また、将来に必要な資金を早いうちに貯めるためにも最適です。「住宅資金」「教育資金」「老後資金」のように大きな金額を必要とする資金のために、早くからコツコツ貯めていきましょう。

例えば、教育資金として1,000万円用意しておきたい場合、利回りが7%のとき毎月2万円を20年間積立すると目標金額を達成することができます。

【月に1万・2万・3万円積み立てた場合】20年後の利益は?

つみたてNISAの運用期間、20年間で月々「1万円」「2万円」「3万円」を投資した場合の20年後の利益を確認してみましょう。

シミュレーションの条件

@ 20年間毎月積み立てを行う
A 年利7%で運用
B 月ごとの複利で計算
月々の積立額 合計投資額 20年後の評価額 発生した利益
1万円
2,400,000円 5,239,408円 2,839,408円
2万円
4,800,000円 10,479,046円 5,679,046円
3万円
7,200,000円 15,718,697円 8,518,697円

投資は長期運用するほど複利の力で大きな利益を得ることができます。
つみたてNISAの非課税運用期間は20年ですが、口座開設してから20年後に非課税期間が終わるわけではありません。

例えば、1年目に投資した分は20年後に非課税期間が終了しますが、2年目に投資した分は口座開設から21年後に非課税期間が終了します。

このように運用できる期間は実は20年以上となるため、20年を超えて運用することで上記の表よりも多くの利益を得ることも可能です。

投資した年 非課税期間が終了する年
2021年 2041年
2022年 2042年
2023年 2043年

もちろん、投資してから20年経った投資信託も売却しなくてはいけないわけではありません。
保有していたとしても20年後以降に発生した利益に対してのみ税金がかかるため、無駄に税金を払うことにはなりません。

ぜひ、可能な限り長期運用を行い、複利を最大限に生かしましょう。

【NISAのデメリットを解消したい方向け】【年間40万円以上投資する方向け】

税金が免除され使わないと損をするつみたてNISAですが、年間40万円までが非課税となります。

そのため、「年40万円以上投資したい」という方には、つみたてNISAに加えて「1株投資」をおすすめします。

つみたてNISAのデメリット

@ つみたてNISAは、年間40万円までしか投資できない
A つみたてNISAは、株主優待と配当金を受け取ることができない
B つみたてNISAは、日本株が取引できない
C SBI証券は、1株取引手数料がLINE証券より高い
D 松井証券は、1株取引ができない

上記のデメリットを解消する方法として、1株投資で優待と配当金を毎年ゲットする方法があります。

株の「配当」と「優待」について簡単に解説

@配当
株を持っていると誰でも受け取れます。
「JT」や「エネオス」などの高配当株は年5%前後の配当があります。

A優待
主にその企業が取り扱っている商品をもらえます。
優待は100株以上保有していると受け取れる場合が多いです。

毎年1万円の優待・配当を受け取る方法

毎年1万円の配当・優待を受け取るプラン

@ 毎月3,000円を投資する
A まずは上新電機の株を1株買う
B 2カ月目以降はJTの株を買う

このプランで投資を続けた場合、以下の金額の配当と優待を受け取ることができます。

合計投資額 1年間でもらえる
優待・配当の金額
1年目 36,000円 7,067円
2年目 72,000円 9,217円
3年目 108,000円 11,367円

1年目から7,000円を超える優待・配当を受け取ることができ、3年目には1万円を突破します。

「継続は力なり」は投資の世界では特に顕著に現れます。始める時期が早いほど優待や配当も早い時期から受け取ることができます。

プランで紹介した2銘柄の特徴は以下になります。

どちらも優秀な銘柄です。あなたの資産形成に役立つはずですので、ぜひ投資することを検討してください。

お勧め銘柄@ JT
1株の価格 1株当たりの
配当金(利回り)
2,344円 140円(5.97%)
優待獲得に
必要な金額
優待内容
234,400円 食品等
(2,500円相当)
おすすめポイント
誰もが知る大企業。安定して配当が高いのが魅力。
1株投資で配当を受け取るのにはもってこいの銘柄です。
100株貯まれば優待として食品を受け取ることができる。

お勧め銘柄A 上新電機
1株の価格 1株当たりの
配当金(利回り)
2,353円 75円(3.19%)
優待獲得に
必要な金額
優待内容
2,353円 5,000円分の割引券
おすすめポイント
1株保有で優待をもらえる珍しい銘柄。
優待は通販でも使用可能なので、上新電機が近くにある方はもちろん、無い方にもおすすめ。
上新電機は家電の最安値ランキングでも1位を取ることが多いため、これを機に上新電機で家電を買い替えしてみては?

LINE証券かマネックス証券を同時に口座開設するメリット

1株投資は証券口座によって手数料が大きく異なります。

手数料を抑えることは利益を増やすことに直結しますので、口座選びはしっかりと行いましょう。

1株投資はこんな方におすすめ

@ 毎月数千円程度の余剰資金がある
A 株主優待と配当金を毎年受け取りたい
B つみたてNISAで投資信託を買うだけでなく、株を売買したい
手数料 0.4% 0.5% 1.0%
配当金が受け取れるかどうか
株主優待が受け取れるかどうか
キャンペーン

4,000円分の株がもらえる

1株単位の取引は手数料が安く4,000円分の株がもらえるキャンペーンを行っている「LINE証券」がおすすめです。

効率の良い資産運用を行うために、ぜひ1株投資を始めましょう。

積立投資では「ドルコスト平均法」を活用すべし!

SBI証券の投信積立では、毎月投資信託を自動買付することができます。

投資信託を一度にまとめて買付するのではなく、積立で買付することにより「ドルコスト平均法」による効果で買付単価を下げることができます。

ドルコスト平均法は、同じ金額を一定期間買い付けることにより、価格が高い時は少ない口数価格が安い時は多くの口数を買付することができます。


買付のタイミングは時期が分散されるほど良いため、毎月または毎日買付した方が買付時期を分散させて買付単価を下げることができます。

つみたてNISAにおすすめの証券会社5社比較

つみたてNISA 銘柄数
(2020年2月)
最低積立金額 積立頻度
176銘柄 100円 毎日・毎週・毎月
170本 100円 毎月
152本 100円 毎日・毎月
カブドットコム証券
147本 100円 毎月
大和証券
15本 1,000円 毎月・隔月・3ヶ月毎・4ヶ月毎・半年毎
ゆうちょ銀行 8本 1,000円 毎月
イオン銀行 20本 1,000円 毎月
三菱UFJ銀行 12本 1,000円 毎月

つみたてNISAを行なうにあたって、つみたてNISA対象銘柄数、100円と少額から積立できること、積立頻度を毎日にできる点から、おすすめの証券会社はSBI証券です。


SBI証券

SBI証券の特徴

@ 投資信託の保有で「Tポイント」が貯まる
A つみたてNISA対応の投資信託取扱数がトップクラス
B 100円から、毎日、毎月自動で積み立てができる

投資信託の保有でTポイントが貯まる

SBI証券で預かりの月間保有平均残高に応じて0.1%(1,000万円以上の保有で0.2%)のTポイントが貯まります。

投資信託の積立頻度を自由に選択できる

SBI証券の投信積立の買付タイミングは、毎日・毎週・毎月・複数日・隔月の5種類から選ぶことができます。ただし、つみたてNISA口座での投信積立購入時には複数日と隔月の2つは選ぶことができません。

便利な機能「NISA枠ぎりぎり注文」

つみたてNISAの非課税枠をぎりぎりまで活用したいと考える方におすすめなのが「NISA枠ぎりぎり注文」です。

通常の場合NISA枠を超える投信積立注文は注文自体が不可となり、12月のつみたて枠での積立がキャンセルになってしまうことがあります。

例えば、つみたてNISA枠残り1万円・月額積立金額3万5,000円の場合、投信積立注文自体注文不可となります。そこで、NISA枠ぎりぎり注文ならつみたてNISA残り残額分のみ購入することができるんです。

つみたてNISA枠使い切り機能

つみたてNISAの新規購入枠は繰越できないので、このNISAぎりぎり注文を活用して非課税制度を活用しましょう。

複数銘柄の積立に便利な「カートつみたて」


つみたてNISA枠の利用率が一目でわかる円グラフに、つみたてNISAの積立状況を複数銘柄一目で見ることができます。少額で分散して毎月積立をしている場合は、投資状況が一目瞭然でわかる便利な画面となっています。

つみたてNISA投資信託取扱数
(2019年8月)
176銘柄 170銘柄 152銘柄
投信保有時ポイント還元
(年)
0.1% 最大0.7% 0.03〜0.08%
こんな人におすすめ! ・Tポイントを貯めたい
・Tポイントで投資をしたい
・ポイントで投資信託を積立したい
dポイントに交換したい
・Amazonギフト券と交換したい
・dポイントやTポイント
Pontaポイントなどを貯めたい

SBI証券は、NISA枠ぎりぎり注文や自由に積立頻度を設定できるなど機能性を重視するのであればSBI証券がおすすめです。金融機関変更する手続きは煩雑なため、自分に適した証券口座を選択しましょう。

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