カブドットコム証券のIPOの抽選方法や強みを徹底解説。当選確率を引き上げる裏技とは!?

IPOを買う事メリット

IPOは、Initial Public Offeringの略で、「新規上場株式」という意味です。未上場の会社が証券市場に新たに上場するときに売り出す株式を、 ブックビルディング期間(申込期間)に申し込むと抽選に付され、当選すると購入することができます。

IPOの株式を当選して購入することができれば、未上場の会社が上場したときに始めて付く値段「初値」で売ることができ、IPOの購入価格「公募価格」を上回れば大きく利益を上げることができます。

例えば2018年6月19日に上場したメルカリ(4385)は、公募価格3,000円に対して初値は5,000円付け、初値で売却すれば100株で20万円の利益を得ることができました。
このように大きな利益が見込めるIPO投資ですが、実際はどのくらいの確率で初値が公募価格を上回ったのでしょうか。

■IPOに全て(リート除く)当選して、初値で売却した場合の年間売却利益

IPO上場企業数 初値が公募価格を
上回る確率
初値での売却利益
2018年 90社 88.89% 21,896,200円
2017年 90社 90% 19,195,500円
2016年 83社 74.4% 11,123,800円
2015年 92社 89.1% 14,931,200円
2014年 77社 76.6% 14,336,900円
2013年 54社 96.30% 11,309,800円
2012年 46社 78.26% 3,152,500円
2011年 36社 52.78% 1,484,600円

直近2年では90%近くで値上がりしており、さらに公募価格を初値が大きく上回る利益が出ているため、ローリスクハイリターンで投資することができることが分かります。

IPOを買うならカブドットコム証券!

ローリスクハイリターンを狙えるIPO投資ですが、ブックビルディング期間にIPOを申込、抽選で当選しないと公募価格で購入することができません。

IPOは、どの証券会社でも購入できるわけではなく、IPOは主幹事証券会社や引受幹事会社、委託幹事証券会社に選ばれている証券会社でないと申込できません。

カブドットコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループの一角、大手証券会社の三菱UFJモルガン・スタンレー証券を持つ三菱UFJ証券ホールディングスの1つとなっており、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引受のIPOに関しても申込することができます。

また、IPOには申込手数料はかかりませんが、売却時は売却手数料がかかるため三菱UFJモルガン・スタンレーで申込・売却するよりも、 ネット専業証券であるカブドットコム証券で申込・売却する方が売却手数料を安く抑えることができ、売却利益を大きくすることが可能となります。

■ネット証券IPO引受幹事数(主幹事+引受幹事数・委託幹事証券)

証券会社 2018年
引受幹事数
2017年
引受幹事数
2016年
引受幹事数
カブドットコム証券 22社 27社 19社
楽天証券 10社 4社 8社
野村證券 35社 38社 30社
大和証券 29社 41社 34社

カブドットコム証券は、野村證券や大和証券などの大手証券並みの引受幹事数でありながら、ネット専業証券の強みである手数料の安さや抽選方法の平等性が魅力となっています。

さらに、2019年4月下旬から約30営業日の予定でauのKDDIがカブドットコム証券に対してTOB(株式公開買付)を実施し、 カブドットコム証券は上場廃止になる見通しで、社名を「auカブコム証券」に変更し、今後はauとの連携サービスが期待されます。

なお、KDDIの公開買付は、三菱UFJ証券ホールディングスの保有割合51%を維持することを条件として合意されているため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の引受IPOの取扱も引き続き申込できる予定です。

カブドットコム証券の魅力とは?

株式取引手数料の安さ

大手の三菱UFJ証券ホールディングスの傘下でありながら、ネット専業証券の取引手数料の安さが魅力となっています。

■各証券会社株式取引手数料(税込)

取引額 ~10万円 ~20万円 ~30万円 ~50万円
カブドットコム証券 99円 198円 275円 275円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(ダイレクト取引コース) 1,650円 1,650円 1,650円 2,145円
野村證券
(野村ネット&コール)
151円 330円 330円 535円
岡三オンライン 108円 220円 385円 385円
マネックス証券 5万円超
10万円
以下
99円
115円 275円 275円

株式手数料は、大手のネット取引専用手数料と比較しても圧倒的に安く、主要ネット証券と比較しても安い水準となっています。

抽選方法の公平性

営業チャンネルのある大手証券会社のIPOの抽選方法は、大部分が営業担当者のいる多額取引をしている優良顧客に割当されます。 一方、ネット専業証券は公平な抽選方法による割当が多く、カブドットコム証券も公平な抽選方法となっています。

カブドットコム証券の抽選方法は、完全平等抽選方式で顧客ごとに抽選に付されます。
他の証券会社で申込単元株ごとに抽選される方式に比べて、少数の申込株数でも当選チャンスが平等にあります。

■通常の平等抽選方式(単元株数ごとの抽選)

申込数 票数 当選確率
Aさん 200株 2票
Bさん 1,000株 10票
Cさん 100株 1票 ×

■カブドットコム証券の完全平等抽選方式(顧客ごとの抽選)

顧客ごとに乱数字を割当、数字は小さい順に割当されます。

・配分数<申込者数

申込数 乱数字例 票数 当選
Aさん 200株 1231 1
Bさん 1,000株 1232 1
Cさん 100株 1233 1 ×

・配分数>申込者数

申込数 乱数字例 票数 当選100株目 当選200株目
Aさん 200株 1231 1
Bさん 1,000株 1232 1
Cさん 100株 1233 1 ×

カブドットコム証券の抽選方法は、資金量に関係なく平等に抽選機会が与えられるため、少額投資の方でも当選する可能性が高くなっています。

安心の三菱UFJフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャルグループのため取引も安心することができるでしょう。 そして、三菱UFJモルガン・スタンレーが引受のIPOにも参加でき、その上新規引受債券や新規投信で三菱UFJモルガン・スタンレー取扱のサービスを同様に購入することが可能となっています。

カブドットコム証券のIPOの2段階申込制

■カブドットコム証券のIPO手続方法

1.ブックビルディング期間(需要申告)に申込相当額が「最大買付可能額」の範囲内か確認し、なければ入金

「最大買付可能額」とは、「現金+預かり資産(株や投資信託などの証券)」×お得意様優遇レート(1+加算レート)最大2倍までも範囲内で申込可能となり、加算レートは、取引状況により算定されます。

また、申込相当額は、仮条件価格の上限×申込株数の金額を用意しましょう。

2.ブックビルディング期間中にIPOに申込

IPO申込には、株数と価格を入力します。価格は仮条件価格の範囲内での指値と成行を選べますが、指値をして、公募価格が指値を超えた価格に決定した場合、抽選に付されなくなるため、申込はどの価格になっても購入するという「成行」を選択することをおすすめします。 なお、成行を選択しても、仮条件価格の上限を超える公募価格になることはありません。

3.購入申込

購入申込期間中に、目論見書の確認と申込相当額の現金での入金が必要となります。目論見書を確認するには、電子交付となっているため、「らくらく電子交付(目論見書等)」の申込を事前に行っていることが必要となります。

4.購入申込者の中から抽選

落選した場合、判明後資金の拘束が解除されます。当選したら、上場日以降注文することが可能となります。

ブックビルディング申込時は預かり資産があれば申込可能でも、購入申込時には資金が必要となるため前もって準備しておく必要があります。
また、抽選前にブックビルディング申込と購入申込の2段階の手続が必要となっており、2段階手続を踏まないと抽選に付されないため、注意しましょう。

IPOの当選確率を上げる2つの方法

IPOはローリスクハイリターンで、売却利益が得られるためたくさんの人が申込します。そのため、通常の申込方法ではなかなか当選できないのがデメリットと言えます。 そこで、カブドットコム証券を利用して、当選確率を上げる方法を確認していきましょう。

1.口座数の少ない穴場を見つけて、単純に争う母数を減らす

■証券会社口座数

開設口座数
カブドットコム証券 108万
楽天証券 261万
野村証券 531万
大和証券 321万
マネックス証券 176万

カブドットコム証券は、大手証券会社の中でも開設口座数が少ない上、完全平等抽選方式を取っており優良顧客への配分がないため、当選確率が高いと言えます。 そのため、カブドットコム証券でのIPO申込で、当選確率を上げることができます。

2.時間差を利用して、同資金で複数口座に申込

IPOの申込スケジュールには、前期型と後期型があります。

・前期型(一般証券会社)

ブックビルディング申込・入金→抽選→当選後購入申込又は落選後資金開放

野村證券スケジュール例(IPO銘柄:東海ソフト、銘柄コード4430)

抽選申込期間 2019/2/13~2/18
抽選結果 2/18 18:00~21:00
当選時購入申込期間 2019/2/19~2/21 資金必要

・前期型(カブドットコム証券、楽天証券、松井証券)

ブックビルディング申込→購入申込→抽選→落選したら資金開放

カブドットコム証券スケジュール例(IPO銘柄:東海ソフト、銘柄コード4430)

ブックビルディング期間 2019/2/8~2/15
当選時購入申込期間 2019/2/19~2/22 資金必要
抽選結果 2/22 12時ごろ

<東海ソフトを同資金で同時申込方法>

前期型の野村證券と後期型のカブドットコム証券(預かり資産は必要)でブックビルディング申込期間中に東海ソフトを同時に申込、野村證券で2/18落選したら、 カブドットコム証券で2/22までに入金・購入手続きをして抽選に同資金で申込むことが可能となります。

後期型には、カブドットコム証券・楽天證券・松井証券がありますが、この中では圧倒的に取扱銘柄数が多いカブドットコム証券に口座を保有していれば、IPOの当選確率を上げることができます。

実際にカブドットコム証券でIPO申し込もう!

STEP1.カブドットコム証券で口座開設

1基本情報入力

■auの方

au IDを登録することにより、口座開設に係る入力作業を省力化して口座開設することができます。さらに、現物株式の売買手数料を一律で1%割引する「auで株式割」が適用されます。auIDは口座開設後に登録することも可能です。

■au以外の方

名前とメールアドレスを入力

2.申込フォームに必要事項を入力

3.個人番号カードをアップロード
又は、個人番号通知カードと写真付本人確認書類をアップロード

4.本人限定郵便を受取り口座開設手続き完了!

STEP2.トップページよりログイン

STEP3.取引に必要な資金を入金

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・じぶん銀行ネットバンクからリアリタイム入金が可能で、その他のジャパンネット銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のネットバンクから即日入金も可能です。 その他の銀行からは専用振込専用口座への振込で証券口座に反映されます。

STEP3.実際に取引

マイページの【IPO】をクリックし、【新規公開株銘柄選択】をクリックし、ブックビルディング期間中の銘柄であれば、【ブックビル申込】をクリックすれば申込できます。

三菱UFJフィナンシャルグループで安心して資金を預けることができ、KDDIとの協業でさらなる相乗効果が生まれる可能性のあるカブドットコム証券、 特にau携帯保有の方はもちろん、IPO当選確率をアップさせたい方はぜひ口座開設してみましょう。

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