投資信託とは?100円からできる投資信託おすすめ銘柄10選。楽天証券とSBI証券で毎月100円の積立で投資信託を始める方法

投資信託とは?

投資信託は、投資家から集めた資金を大きな資金としてまとめ、運用のプロが株式や債券などで、投資信託の投資方針に従って運用する商品です。株式は単元株制度といって100株単位からしか購入できず1単元10万円~30万円程度しますが、投資信託は証券会社によっては100円から購入できるところもあります。

今なら非課税制度が利用できる!

NISAとつみたてNISAの違い
一般NISA つみたてNISA
対象者 20歳以上の方 20歳以上の方
利用限度額 120万円/年 40万円/年
新規投資可能期間 2014〜2023年 2018〜2037年
対象商品 株式、株式投資信託 等 一定基準を満たした投資信託
非課税期間 投資開始から最長5年間 新規投資から最長20年間
運用管理者 本人 本人
払出制限 なし なし
金融機関の変更 年単位で変更可能 年単位で変更可能
ロールオーバー ×

投資信託の利益には、売却した時に出る売却益と配当金があり、通常利益に対して20.325%の所得税・住民税・復興特別所得税が引かれます。しかし、非課税制度の「NISA」もしくは、「つみたてNISA」を利用すれば利益が非課税となります。

NISAとつみたてNISAは似通っている制度ですが、大きく違うのは非課税期間と株式に投資できるかどうかです。

※楽天証券より

NISAとつみたてNISAともに投資信託の利益が非課税になる制度ですが、併用できないため自分に適した制度をどちらか選ぶ必要があります。年単位でNISAとつみたてNISAを変更することができます。

NISAは、投資している資金を翌年の投資枠に移すロールオーバーができますが、つみたてNISAではできません。しかし、つみたてNISAは非課税期間が20年と長いためロールオーバーできなくても長期投資したい方にはおすすめです。

NISAに向いている方

株式でも運用したい。
・非課税枠120万円を新規投資する予定、40万円の投資枠だと不足すると感じる。
・投資経験があり、いろんな投資信託に投資したい。

つみたてNISAに向いている方

・投資経験が浅く、一定の長期投資に向いている投資信託から選びたい。
長期でコツコツ投資したい。
・非課税枠40万円を超えて投資することはない。

自分に適した非課税制度を利用して、お得に投資信託へ投資しましょう。

投資信託の種類と特徴

投資信託の種類には、大きく分けて2つあります。

※松井証券より

インデックスファンド

日経平均株価、TOPIXなど指数に連動する投資信託で、管理費が安く済むため保有期間中にかかる信託報酬や買付時にかかる手数料が無料「ノーロード投信」であることが多い。 信託報酬が低いので、運用成果が上がりやすいのが特徴です。

アクティブファンド

指数を上回る運用成果を目指す投資信託で、管理費が高くなるため信託報酬や買付手数料が高くなります。信託報酬が高いと運用成果が悪くなりやすいが、それを上回る運用成績を残すようなアクティブファンドには投資妙味があります。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンド アクティブファンド
運用目標 指数に連動する 指数を上回る
投資手法 分散投資 集中投資
コスト 低い 高い
リスク 低い 高い
リターン 低い 高い

おすすめのインデックスファンド、アクティブファンドを8つご紹介!

NISAはほとんどの投資信託が対象で、つみたてNISAは長期投資に向いた一定の投資信託のみに投資できます。

課税のタイミング 大きさ
買付手数料 買い付け時 最大3.16%程度
管理費用 保存期間中基準価額から毎日 年間最大2%程度
信託財産留保額 売却時 最大0.5%程度

つみたてNISA対象の投資信託には買付手数料がかかりません。運用成果に影響する管理費用は低い方が運用成績も上がります。一方、アクティブファンド、海外株式や新興国投資などは投資コストがかかりますが、値上がりが見込めることや成長性のある市場など投資妙味があれば、信託報酬が高くても投資する価値があるでしょう。

そこで、つみたてNISAの対象を、買付手数料・管理費用などのコスト等比較して、おすすめの投資信託を紹介します。

おすすめのインデックスファンド

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド、全米株式)
運用会社:楽天投信投資顧問

NISA
つみたてNISA
買付手数料 無料
管理運用 0.1696%
信託財産留保額 無料
分配金 なし
買付単位 100円以上1円単位
償還日 無期限
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を主要投資対象とする投資信託です。ETFとは、証券市場に上場して株式のように売買取引できる投資信託のことをいい、このETFは米国市場のNYSE Arca(エヌワイエスイー アーカー)に上場しています。

ETFは、運用を指数に連動させているものが多く、このETFの場合「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動させ、米国株式市場の大型株から小型株まで網羅し、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成された時価総額加重平均型の株価指数のため、アメリカの株に投資したいなら全て網羅できる投資信託です。楽天・全米株式インデックスファンドは、このETFを円換算しているのでETFの変動に加えて為替でも価格が変動します。

日本株式はバブル経済の1989年12月過去最高値38,915.87円以来、過去の高値を超えたことはありません。

一方、米国市場はリーマンショック時には一時下がったものの成長し続けており、最近でも米国株式の代表的指標のNYダウは2018年10月3日に26,951.81ドルの過去最高高値を更新し、直近でも26,218.13ドル(2019年4月3日終値)と過去最高値近くとなっており、日本株式市場と比較すると投資する魅力が大きい市場となっています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
運用会社:三菱UFJ国際投信

NISA
つみたてNISA
買付手数料 無料
管理運用 0.17172%
信託財産留保額 無料
分配金 なし
買付単位 100円以上1円単位
償還日 無期限
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

国内株式・先進国株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・先進国リートそれぞれ12.5%の割合で投資します。

様々な資産に同じ割合で分散させることにより、ある資産価格が高くなって比率が上がると売却して比率を戻し、ある資産が下がれば比率が下がるので買い増すこととなりリバランス効果が期待できます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

NISA
つみたてNISA
買付手数料 無料
管理運用 0.15336%
信託財産留保額 無料
分配金 なし
買付単位 100円以上1円単位
償還日 無期限
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

外国株式・新興国株式・日本株式に投資する世界の株式で運用する投資信託です。 現在世界株式が高値圏にあるため、大きく購入するのは避け少額で積立投資するならおすすめです。

おすすめのアクティブファンド

ひふみプラス
運用会社:レオス・キャピタルワークス

NISA
つみたてNISA
買付手数料 無料
管理運用 0.10584%
信託財産留保額 無料
分配金 なし
買付単位 100円以上1円単位
償還日 無期限
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

アクティブ運用の中でも、運用実績が良いので好評で、経営方針や戦略など数値に表れない部分も徹底的に調査・分析を行い、どのような投資環境でも独自要因で成長を遂げる企業を発掘します。また、日本のみではなく世界株式の投資対象として上下する株式市場の中でも柔軟に運用することで安定的に成長しています。10,000円で運用スタートしているのが現在(2019年4月4日時点)38,055円となっており安定的に値上がりしていることが伺えます。

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド
運用会社:フィデリティ投信

NISA
つみたてNISA ×
買付手数料 無料
管理運用 1.026%
信託財産留保額 0.3%
分配金 毎月120円(一口あたり)
買付単位 100円以上1円単位
償還日 2023年4月24日
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

主に国内市場に上場する不動産投資信託証券「Jリート」に投資しています。国内のオフィスビルや商業施設などの賃料収入や売却益を収益源として毎月分配金を受け取ることができます。
分配金の額は保証されているものではないため引き下げになることもありますが、毎月120円の分配金を出しているので、現在(2019年4月4日)の基準価額9,838円で計算すると年利回り14.63%の運用をすることができます。

ベトナム成長株インカムファンド
運用会社:キャピタルアセットマネジメント

NISA
つみたてNISA ×
買付手数料 無料
管理運用 1.8468%
信託財産留保額 0.3%
分配金 年4回、直近分配金100円
買付単位 100円以上1円単位
償還日 無期限
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

ベトナムの株式に投資する投資信託で、年4回の分配金で直近4回合計700円と現在(2019年4月4日)の基準価額11,626円で計算すると年利回り6%の利回りです。

ベトナム株式やベトナム関連株式の中から成長が期待できる銘柄や配当が高い銘柄に投資しています。ベトナムの全人口は約9,300万人で、旺盛な消費を生み出しています。また、毎年約150万人が社会に出ていて安価で勤勉な労働力は国際競争力があります。
高い分配金が出る投資信託ですが、新興国で長期成長を見込めるベトナム株は再投資して複利効果を高めて運用することがおすすめです。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
運用会社:東京海上アセットマネジメント

NISA
つみたてNISA ×
買付手数料 2.2%(税込)
管理運用 1.5552%
信託財産留保額 無料
分配金 年2回、直近分配金250円
買付単位 100円以上1円単位
償還日 2030年1月18日
購入可能な証券会社 楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券カブドットコム証券

日本株式のうち取締役・執行役員等の経営者が主要株主になっている企業に投資する投資信託です。長期的な株主利益の追求や迅速な意思決定、経営理念・哲学の貫徹という特徴をもち、他社の株式と比較して優位性があると考えられるため、オーナー企業を抽出してから、実際に経営者に直接面談してオーナー企業の強みを発揮できるかどうか調査してから投資をするのがよいでしょう。
年2回配当分配をし、直近1年で500円と基準価額24,731円(2019年4月4日時点)で計算すると年利回り2%となっています。

つみたてNISAは楽天証券、アクティブファンドを購入するならSBI証券がおすすめ!


楽天証券

SBI証券
最低投資額 100円 100円
取扱ファンド数 2,633本※1 2,678本※2
ノーロード(手数料無料)ファンド 2,633本※1 2,678本※2
※1:2023/4/28時点
※2:2023/5/8時点

楽天証券の特徴

@ NISA積立対応本数が最多トップクラス!
A 楽天ポイントで投資可能!ポイントも貯まる!
B 楽天カードクレジット決済可能(ポイント付与)
C ノーロード(手数料無料)投信本数が業界トップ
D 楽天会員なら口座開設手続きが簡単(約5分)
E 楽天銀行との連携「マネーブリッジ」で、普通預金金利最大5倍
F 毎月積立、毎週積立、毎日積立から選択可能

SBI証券の特徴

@ NISA積立対応本数が最多
A 毎月積立、毎週積立、毎日積立から選択可能
B 100円から投資信託の積立が可能
C 利益率の高いIPO(新規公開株)取引にもNISA口座で対応
D ジュニアNISA口座で外国株式が購入可能なのはSBI証券だけ!

楽天証券の5つのメリット

楽天証券は、楽天ポイントを利用できたり、楽天カードクレジットカード決済で購入金額の最大1%にポイントが付与されるのが魅力です。

1100円から投資信託を購入できる

1楽天ポイントで投信購入することができる
楽天グループ利用や楽天ポイントが貯まる実店舗で貯めたポイントを投信積立や投信購入時代金に1ポイント→1円として充当することができます。1円から充当することができ、毎月自動で積み立てる「投信積立」には自動でポイントを充当することが可能です。

1楽天カードクレジットカード決済で100円→1ポイント貯まる
投信積立なら楽天カードクレジットカード決済を設定することができます。購入代金に対して最大1%のポイントが貯まるためたくさんポイントを貯めることができます。もちろん、付与されたポイントを投信購入代金に充当することができます。楽天カードは年会費永年無料のため持っていないなら、投信積立前に新規申込しておくと良いでしょう。

1投信積立時の購入手数料を全額ポイントバック
投信積立時にかかる税込買付手数料を全額ポイントバックされ、実質手数料無料で購入することができます。つみたてNISA対象の投資信託のように購入手数料無料のノーロード投信はポイントバックされません。

1楽天銀行との連携で一定の投信残高を達成ごとに10〜500ポイント付与

※楽天証券より

楽天銀行と連携させる「マネーブリッジ」のハッピープログラムでは、一定の投信残高を達成ごとに10〜500ポイント付与されます。また、マネーブリッジにすると楽天銀行の普通預金金利が優遇金利の最大0.10%となります。

SBI証券の4つのメリット

一方、SBI証券楽天証券の投信銘柄取扱数2,673本と比較しても、2,710本と多く楽天証券では取扱のない投資信託の取扱があったり、IPOの取扱数が証券会社で第1位なのが魅力です。

1100円から投資可能

1投信取扱本数2,710本と豊富な品揃え
豊富な品揃えでネット証券最多で、他証券にはないような投資信託を購入することができます。

1投資信託保有時にSBIポイント最大0.2%ポイント付与

月間保有額 1,000万円以上 1,000万円未満
投信マイレージ対象投信 0.2% 0.1%
低信託報酬の投信 0.1% 0.05%

1IPO取扱数第1位
未上場の会社が新たに証券市場に上場することをIPOといいます。IPOは今後成長が見込める株式を割安で購入することができるため、初めて上場した日についた値段「初値」で売却すると大きな売却利益を得られます。そのIPOの取扱数実績が2018年83社と全証券会社で第1位の実績です。さらにNISAの対象なので売却益を非課税で投資することができます。

投資信託の運用は楽天証券とSBI証券の併用がおすすめ!

投資信託を中心に長期運用したい方「楽天証券でつみたてNISA +SBI証券通常口座」

つみたてNISAで長期運用したい方は、ポイントがたくさん貯まる仕組みでポイント投資もできる楽天証券がおすすめです。 つみたてNISA口座で、投信積立をクレジットカード決済でポイント自動充当にすれば、ポイントの使い忘れもないです。

SBI証券では、楽天証券にはないような投資信託を購入したり、IPOを申込むのがおすすめです。

株式を中心に短期的に運用したい方「SBI証券で一般NISA+楽天証券で積立投信」

SBI証券でNISA口座を開設し、投資信託や株式、IPO申込をメインで運用します。一方で、楽天証券で投信積立をすることでポイントを貯めて、使用することでお得に投資信託運用ができます。

楽天証券SBI証券を併用して利用することで、ぜひ両社のメリットを最大限利用しましょう。

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