ゆうちょ銀行のiDeCoの手数料や銘柄を徹底解剖! ゆうちょの8本の定期預金ならローリスクで資産運用出来る

ゆうちょ銀行iDeCoの銘柄は豊富? 手数料はいくらくらい? って株式と投資信託とどう違うの?

ゆうちょ銀行のiDeCoを理解する4つのポイント

@ iDeCoは20歳以上60歳未満の方が加入でき、原則60歳以上に受け取る
A iDeCoは自分で金融商品(投資信託)を選んで、運用する
B ゆうちょ銀行のiDeCoは「元本保証」の商品が充実している
C ゆうちょ銀行のiDeCoは他社と比較して手数料が大幅に高い

iDeCoとは?

iDeCoとは、確定拠出年金といい毎月5,000円~の掛金(年単位でも可能)で投信信託などを選択して積立し、原則60歳以降に受け取ることができます。

譲渡益や分配金は非課税となり、さらに掛金は一定の所得控除を受けることができる老後資金準備を目的とした制度です。

iDeCo概要
対象者 20歳以上60歳未満で公的年金に加入していること
利用限度額 年金の種類により異なる
対象商品 投資信託、定期預金、保険商品
非課税期間 60歳まで
運用管理者 本人
払出制限 60歳まで払出不可
(50歳以上から始めた場合,受給開始年齢が繰り下がります。)
金融機関の変更 基本にはいつでも可能

iDeCoへの加入の資格

iDeCoには、会社員の方で確定拠出年金・企業型(DC)に勤め先が導入している場合で、自己拠出が可能な場合とDCの規定でiDeCo加入を禁止している場合は、そもそもiDeCoに加入することができません。

また、収入のない方は所得控除を受けることができません。

ただし、パートなどで収入が103万円以上で課税されている場合は所得控除を受けることができます。

iDeCoへ加入できる場合とできない場合
加入できない 加入できる 加入しても所得控除が受けられない
・企業型DCで自己拠出が可能
・DCの規定でiDeCo加入を禁止
加入できない条件に当てはまらない人 ・収入が103万円未満の人

iDeCoには、他の非課税制度と異なり、運用益の非課税だけでなく拠出金を所得控除できるという大きな節税メリットがあります。

ゆうちょ銀行のiDeCo

ゆうちょ銀行は、全国2万4,000カ所以上ある郵便局内で相談・取引できるため、身近で相談しやすいのが魅力です。

郵便局に行く用事のついでに、ゆうちょ銀行のiDeCoに興味を持った方は多いでしょう。
そこで、ゆうちょ銀行のiDeCoについて詳しく解説したいと思います。

ゆうちょ銀行のiDeCoは、「ゆうちょAプラン」といい、元本変動型商品の投資信託が23本、元本確保型が8本(うち1本は新規購入ができません)あります。

元本確保型が8本もあるのは珍しく、定期預金では満期を1、3、4年と選べます。

ゆうちょ銀行iDeCo元本確保型 (適用金利は2019年5月の金利)
運用商品名 運用期間 適用金利
確定拠出年金定額貯金 6ヶ月以上最長10年 0.01%
確定拠出年金定期預金(1年) 1年 0.01%
確定拠出年金定期預金(3年) 3年 0.01%
確定拠出年金定期預金(4年) 4年 0.01%
三井住友信託DC固定定期5年 5年 0.01%
三井住友信託DC変動定期5年 5年 0.04%
確定拠出年金専用定期預金
「ベストテン」
10年等 0.001%

定期預金は途中解約しても元本保証がありますが、金利は通常貯金の低い金利が適用されます。

ゆうちょ銀行iDeCo手数料(税込)
支払先 初回のみ 毎月 年間
国民年金基金連合会 2,777円 103円 1,236円
事務委託先金融機関 ? 64円 768円
運営管理手数料 ? 255円 3,060円
合計 2,777円 422円 5,064円

ゆうちょ銀行は、元本確保型の運用商品が充実しており、リスクを取りたくない方にとってゆうちょ銀行のiDeCoは良さそうに見えますが、他の金融機関と比較して本当に良いのか検証してみましょう。

ゆうちょ銀行と金融機関5社のiDeCoを比較

ゆうちょ銀行と他の金融機関とiDeCo銘柄数比較
金融機関名 銘柄数(元本確保型) 銘柄数(元本変動型)
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行
8本(うち1本新規購入不可) 23本
楽天証券
楽天証券
1本 31本
SBI証券
SBI証券
1本 37本
大和証券
大和証券
1本 21本
イオン銀行
イオン銀行
1本 23本
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
3本 21本

まず、銘柄数で見ると元本確保型ではゆうちょ銀行が圧倒的に多くなっています。
ただ、iDeCoの目的としては、長期の資産運用による資産形成を目指すもので、運用益も60歳まで非課税となるため、元本確保型の定期運用では平均して年利0.01%程度でとても資産形成できるとはいえません。

また、iDeCoには以下のようにコストもかかるため、利回りのある投資信託で運用するのがおすすめです。
投資信託の銘柄数でいえば、楽天証券やSBI証券が豊富です。

ゆうちょ銀行と他の金融機関とiDeCo手数料比較(税込)
金融機関名 加入時 年間管理手数料
支払先 国民年金基金連合会 国民年金基金連合会 事務委託先金融機関 運営管理期間
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行
2,777円 1,236円 768円 3,060円
楽天証券
楽天証券
2,777円 1,236円 768円 無料
SBI証券
SBI証券
2,777円 1,236円 768円 無料
大和証券
大和証券
2,777円 1,236円 768円 無料
イオン銀行
イオン銀行
2,777円 1,236円 768円 無料
三菱UFJ銀行
大和証券
2,777円 1,236円 768円 標準コース:4,536円
ライトコース:3,060円

iDeCoの手数料は、国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う手数料はどの金融機関でも同じになります。

一方、運営管理機関つまり金融機関に支払う手数料は、金融機関によって異なりゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行が高くなっており、楽天証券やSBI証券などは無料となっています。

ゆうちょ銀行のiDeCoで運用を始めた場合、毎年5,064円の手数料がかかるにもかかわらず、0.01%の定期預金で運用するのはもったいないでしょう。

iDeCoには所得控除の節税メリットもあるため、節税の目的だけでどうしても元本保証の商品で運用したい方ならゆうちょ銀行がおすすめです。

iDeCoの節税効果の例
属性、年収 会社員、300万円
拠出額(年) 180,000円
節税額 36,000円

ゆうちょ銀行iDeCoの銘柄の内訳はどうなっているの?

ゆうちょ銀行の元本確保型の運用商品を紹介しましたが、投資信託についても紹介したいと思います。

ゆうちょ銀行と他の金融機関のiDeCo銘柄内訳
  ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行
楽天証券
楽天証券
SBI証券
SBI証券
バランス型 11本 8本 11本
国内債券 2本 2本 1本
国内株式 4本 6本 9本
海外債権 2本 4本 2本
海外株式 2本 5本 11本
国内REIT 1本 2本 1本
海外REIT 1本 1本 1本
0本 1本 1本

楽天銀行とSBI証券は、海外株式の本数が多く、今後成長が見込める新興国株式へ投資できる運用商品も揃っています。もし、景気後退やドル下落を心配しているのであれば、金に投資してリスク回避することも可能です。

ゆうちょ銀行は、バランス型が豊富であるものの、新興国や金への投資はできず、銘柄数も少ないため、投資に慣れてきたら物足りなさを感じるかもしれません。

迷ったらネット証券がおすすめ!

金融機関別iDeCo比較
  銘柄数 コスト
(安い方が◎)
相談
ゆうちょ銀行
ネット証券 ×
総合証券
都市銀行
地方銀行 ×

銘柄数やコスト面が良いと結果的に運用成績が良くなります。相談して言われた通りに選択しても、運用がマイナスになってしまったら自己責任となります。

最近、ゆうちょ銀行では、元本割れのおそれのある投資信託などを不適切に販売した実態が明らかになりました。ゆうちょ銀行への安心感と信頼のブランドで、理解しないまま購入しているケースが多かったとされています。
(参考)2019年7月14日 日経新聞

ネット証券では、直接相談はできないものの自分で勉強できるように動画やセミナーが用意されています。iDeCoの投資信託でも元本保証はなく、運用成果は自分に返ってくるので、理解してから投資することがおすすめです。

楽天証券とSBI証券のiDeCoの特徴を解説!

iDeCo口座を選ぶ時の4つのポイント

@ 運営管理手数料が無料の口座にする
A 投資可能商品が多い口座にする
B セミナー、情報が充実している口座にする
C 取扱商品が低コストであることを確認する

■楽天証券のiDeCo特徴

運営管理手数料が無料

金融機関ごとに異なる運営管理手数料が、ゆうちょ銀行は年間3,060円かかるのに対し、楽天証券が無料です。

豊富なウェブセミナーと大好評のガイドブック「IMAKARA(イマカラ)」で徹底的にサポート

iDeCoについて知るなら、楽天証券のiDeCoガイドブック「IMAKARA」がおすすめです。

ネット上でもダウンロードして見ることができ、資料請求で送ってもらうことも可能です。味のある絵で初心者でも分かりやすいパンフレットとなっており、iDeCoの仕組み・メリット、運用商品の選び方まで掲載されています。

そして、iDeCoについてなんとなく分かったら、iDeCoウェブセミナーを見ましょう。事前に顧客の質問をもとに構成されているため、分かりやすく、仕組みから運用商品への疑問をすっきり解決することができます。

楽天証券の証券資産とiDeCoの年金資産が共通のID

楽天証券で口座を保有しているなら、証券口座にログインするだけでiDeCoの年金資産も一緒に見ることができ、運用商品の入れ替えや掛金の配分比率変更もできます。

証券口座とiDeCoのIDが別になっている会社も多いので、証券口座を見るのが日課になっている方は、ついでにiDeCoも見ることができ便利です。

豊富な銘柄は、ファンドアナリストが厳選した、低コストで好運用実績の投資信託が中心

楽天証券では、ファンドアナリストが厳選した低コストで好運用実績の投資信託を中心に、幅広い商品が揃っています。

国内・海外株式や債券はもちろん米国株市場約4,000銘柄を対象とした「楽天・全米株式インデックス・ファンド」や新興国へ投資する「インデックスファンド海外新興国株式」、金に投資する「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」もあります。

特に金投資は、世界経済不況やドルが下がったときにリスク回避として有効ですが、ドルが下がるとドル建である金はその影響を受けてしまいます。この「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」は為替リスクを低減させているため、ドルが下がっても影響を受けにくくなっています。

■SBI証券のiDeCo特徴

加入者第1位

SBI証券のiDeCoは10年超の運用実績があり、加入者が圧倒的に1位であるという安心の実績を誇ります。

SBI証券も運営管理手数料無料

楽天証券同様、SBI証券の運営管理手数料は無料なため、iDeCoをお得に始めることができます。

ウェブセミナーが充実、迷ったらロボアドにも聞ける

SBI証券では、SBI証券厳選商品の商品全てを動画セミナーで紹介してくれるので、商品選択に参考になります。また、わかりにくいiDeCoの制度概要も動画で説明してくれます。

さらに、それでも商品選択に迷ってしまう場合は、「SBI-iDeCoロボ」にお任せです。AIを利用して、投資経験や資産運用に対するこだわりのポイントを聞いて、ニーズに合うぴったりの商品を提案してくれるので、商品選択で迷う心配がありません。

「セレクトプラン」と「オリジナルプラン」

セレクトプランは、低コストと好運用実績の運用商品を厳選した投資信託で、セレクトプラン一覧または【セレクトプラン】のマークで見つけることができます。

一方、確定拠出年金用に作られるた【オリジナルプラン】投資信託は、一般に売られている投資信託と比較して、信託報酬が安くなっているので大変お得に運用できます。

<投資信託コスト比較>
日経225インデックス
  iDeCo専用ファンド 一般ファンド
ファンド名 DCニッセイ日経225インデックスファンドA ニッセイ日経225インデックスファンド
買付手数料 無料 無料
信託報酬 0.18252% 0.27%
<投資信託コスト比較>
世界株式アクティブ運用
  iDeCo専用ファンド 一般ファンド
ファンド名 キャピタル世界株式ファンド
(DC年金用)
キャピタル世界株式ファンド
買付手数料 無料 3%(税込)
信託報酬 1.5406% 1.6702%

既に証券口座を楽天証券で保有しているならIDがそのまま利用できる楽天証券がおすすめで、運用商品の豊富なところが良い場合はSBI証券がおすすめです。

まずは、iDeCoに加入できるかどうかや拠出できる金額は、年金の種類によって決まっているので、まずはSBI証券のシュミレーションツールで、どれだけ節税できるのか、将来どのくらい受け取れるのか見てみましょう。

SBI証券「iDeCo加入者判断&節税シミュレーション」
https://www.morningstar.co.jp/tools/sbisec/ideco/diagnosis/index.html

楽天証券「節税シミュレーション」
https://dc.rakuten-sec.co.jp/feature/simulation/

取引手数料が最安水準の証券会社。
楽天ポイントを1ポイント1円として投資をすることも可能!

さらに、手数料から1%の楽天ポイントがキャッシュバックされるなど、手数料を徹底的に抑えたい方に最適な口座になっています。

手数料
(1注文)
手数料
(1日定額)
信用取引 IPO
0円 0円
日経225ミニ ミニ株 投資信託 特記事項
- 夜間取引可

口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
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