若者がなぜインデックス投資を始めるのか?インデックス投資の5つのメリットとおすすめの投資信託5選。S&P500とは?

インデックス投資とは?

インデックス投資とは、日経平均やTOPIXなどの株式等の指数に連動するように運用することをいいます。このインデックス投資は、投資信託の運用方法の一つです。

投資信託は、投資家から小口で集めた資金を一つの大きなまとまりにして、プロの運用投資家が株式や債券などに投資し、その損益を投資家は享受する金融商品です。

運用方法には大きく分けて、インデックス運用とアクティブ運用があります。

インデックス投資は、投資信託の運用方針で示される指数に連動させる運用を行っていますが、その指数はTOPIXなら3,000銘柄日経平均なら225銘柄などかなりたくさんの銘柄に分散投資できます。

なので、例えある企業の株価が大きく値下がりしても、他の銘柄でカバーすることができるのです。

■インデックス運用の対象とされる株式指数

  
指数 対象 特徴
日経平均 日経新聞社が選ぶ東証一部上場の225銘柄 大企業のみ
株価が高い銘柄の変動の影響を受けやすい
TOPIX 東証一部に上場する約3,000銘柄 時価総額が大きい企業の比率が高い
株の値動きが把握しやすく初心者でも投資しやすい
S&P500 ニューヨーク、NASDAQに上場する大企業500銘柄 機関投資家が投資する
ニューヨーク市場の80%をカバー
NYダウ ニューヨーク、NASDAQに上場する大企業30銘柄 コカ・コーラなどの老舗企業も併せた大企業が中心
NASDAQ総合指数 NASDAQに上場する全銘柄 新興企業、ハイテク企業が上場
NASDAQ100 NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄 ハイテク企業の中でもアップルやフェイスブックなどの大企業

SBI証券のインデックス投資
SBI証券
spec-home-img

最低投資額

100円〜

投資信託数

2,680銘柄

SBI証券
限定ファンド

3つ
信託報酬0.1%以下

積立NISA



投資信託は買付時に買付手数料、保有期間中に管理コストである信託報酬がかかります。買付手数料は最初に一度だけかかるだけで、ネット証券なら無料であるところも多くなっていますが、信託報酬は日々保有資産から引かれます。

しかし、インデックス投資の場合この信託報酬は非常に低いのが特徴です。

インデックス運用はプロの投資家が運用しているといっても、その銘柄選択は指数と同じにすれば良いだけであるため、投資信託にかかるコストが非常に低く抑えられます。

また、信託報酬は非常に低くなっているため、初心者が資産形成するのに最適な投資方法といえます。


インデックス投資が初心者の資産形成に最適な投資である理由

@多くの銘柄へ分散投資されているので、リスク低減
A管理コスト(信託報酬)が安いので、長期間でも運用しやすい

一方で、投資信託の運用方法にはアクティブ運用という方法もあります。インデックス運用と異なりどのような特徴があるのか次に解説していきます。

   
インデックス投資におすすめのネット証券



購入手数料
投資信託本数 2,680本 1,571本 1,236本
口座開設時間 最短即日 最短即日 最短4営業日
つみたてNISA
対応商品数
178本 172本 155本
最低積立額 100円〜 100円〜 100円〜
ポイント投資
 

SBI証券限定のインデックスファンドを
超低コストで取引できる


@SBI証券でお取り扱い中のインデックスファンド約390本のうち、350本超が買付手数料無料
ANISA・つみたてNISAや米国株取引にも対応
B取引コストは業界最低水準
Cスマホで最短翌営業日から取引可能
D三井住友カードで積立投資をすると、積立額の最大3%のポイントが貯まる
ESBI証券限定のインデックスファンド3つを厳選

インデックス運用とアクティブ運用の違い

前述の通り、投資信託の運用方法はインデックス運用とアクティブ運用の2つに分けることができます。

インデックス運用は、日経平均、TOPIXなど指数に連動する投資信託で、たくさんの銘柄に分散投資し、指数通りの銘柄に投資すれば良いため管理に手間がかからず、コストが低いのが特徴です。

それに対して、アクティブ運用は、インデックスのなどの指標とされる指数を上回る運用成果を目指し、プロの運用投資家による分析等に手間がかかっている分コストは高くなります。

コストを上回るほどの好成績を出すことができればアクティブ運用の投資信託に投資した方が高い利回りで運用できます。

しかし、株式市場が下向きで動いているときにはコストは下落しているわけではないので、高いコストを支払っている分インデックスより大きい損失になります。

また、インデックス運用より銘柄も絞られていることが多いため、値下がり時にはその下落率も高くなることがあります。

■インデックス運用とアクティブ運用の違い

インデックス運用 アクティブ運用
運用目標 指数に連動する 指数を上回る
投資手法 分散投資 集中投資
コスト 低い 高い
リスク 低い 高い
株式市場上昇時 上昇 大きく上昇
株式市場下落時 下落 大きく下落

 インデックス投資の5つのメリット

インデックス投資は、初心者の方や長期で資産形成したい方に最適な投資方法です。

それは、以下のような5つのメリットがあるからです。

@知識のない初心者でも始めやすい

インデックス投資は、基本的には投資したい地域を対象とした投資信託を選べば投資できます。

例えば、日本株に投資したいのであればTOPIXに連動する投資信託、米国に投資したいのであればS&Pに動する投資信託というように国や地域を選んで投資すれば良いでしょう。

連動する指数は、ニュース等から情報を入手でき、価格の変動要因を初心者でも把握しやすい利点があります。

また、毎月一定間隔で同じ金額を購入設定することで、買付時期を分散させて高いところで買ってしまうリスクを減らすことができます。

A分散投資でリスク低減

インデックス投資はたくさんの銘柄に投資しているので、一つの銘柄に占める比率が低くある企業が倒産したとしてもその影響は非常に低く、他の銘柄の値上がりでカバーすることができます。

例えば、TOPIXなら3,000銘柄にも投資しているので、1銘柄が大きく値下がりしてもその影響は小さいです。自分自身で3,000銘柄に投資しようとすれば資金的にも、売買の手間的にも難しいですが、インデックス投資なら簡単に3,000銘柄に分散投資することが可能です。

B低コスト

インデックス投資は信託報酬が低く抑えられており、低コストで投資できます。同じ指数に連動しているなら基本は信託報酬が低い投資信託を選ぶのがおすすめです。信託報酬が低い方が選ばれる傾向があるため、運用会社側にも手数料競争が起きており現在非常にコストが低い投資信託が揃っています。

C手間がかからないから忙しくても続けられる

値動きの激しい『個別株』は頻繁に取引や見直しを行う必要がありますが、『インデックス投資』は、最初に銘柄を選んで毎月同額自動買付することでリスクを低減して資産形成ができます。

そのため、最初の銘柄選びだけすれば後はほったらかしでも大丈夫です。

D少額から始められる

ネット証券では、このインデックス投資を100円以上1円単位で始めることができます。

ただ、100円を毎月10年積立てて利回り3%で運用しても13,974円にしかならないため、できるだけ最低1~2万円以上の積立てがおすすめです。

積立額 利回り3%で運用した場合(10年間)
100円 13,974円
1万円 1,397,414円
2万円 2,794,828円
SBI証券

米国株式
取引手数料

約定代金の0.45%

投資信託本数

2680本

IPO実績

85社

単元未満株


インデックス投資をするためにはどんな商品を選べばよい?

インデックス投資は途中で売却・停止もできますが、リスクを低減して運用益を増やすには3~5年以上と長い期間積立をするのがコツです。

長期で積立を行うことが推奨されているので、最初の銘柄選択が重要です。

実際に、『5年間』と『20年間』の積立結果を比較すると、20年間積立時が2~8%の利回りでプラス運用ができている実績が出ています。 (金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書より)

積立期間 元本 運用結果(最低) 運用結果(最高)
5年間 100万円 72万円
(-28万円)
173万円
(+73万円)
20年間 100万円 185万円
(+85万円)
〜321万円
(+221万円)

これによると、最も利回りが高かったのは『日本、先進国、新興国の株式や債券に分散投資』した場合となっています。

海外株式や新興国株式は、日本株よりも成長力が高く、GDP成長率上位の『中国』『米国』『インド』に投資すれば、将来的にもその成長力が運用成果に反映されます。

国内の株式に比べると、海外の株式は、金利や為替、景気などから、大きな変動幅となることもあります。

そこで、おすすめなのは日本株式と海外株式をバランス良く組み合わせて、投資信託を買うことです。

(参考)金融審議会 市場ワーキング・グループ

インデックス投資におすすめの銘柄5選

投資信託の銘柄選びは、まずどの指数に連動する投資信託にするか選び、同じ指数に連動するならできるだけ信託報酬の年率が低いものを選びます。

コストで選ぶなら、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズと米国の運用会社バンガードがおすすめです。

インデックス投資におすすめの銘柄5選

@三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
ASBI SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
B三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
C三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
D楽天・全米株式インデックス・ファンド

三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準のコストを目指している投資信託のシリーズです。三菱UFJグループまたはネット専業証券で購入できる投資信託で、同じ指数に連動する他の運用会社の投資信託の方が信託報酬が低ければ、同じ水準以下に引き下げます。

バンガードは、世界最大の運用会社で、インデックス投資信託でコストの低さから世界中の人から選ばれており、個人が投資する投資信託のインデックス運用の約4割、第1位のシェアを誇っています。

@三菱UFJ国際投信
 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

米国株式市場全体に投資するならS&P500に投資するのが最適です。

米国株市場の約80%をこの指数でカバーすることができます。eMAXIS Slimなら低コストで運用できます。

■上位10業種別構成比


■上位10銘柄構成比

月間販売ランキング 4位
投資対象 S&P500
純資産(百万円) 455,928
信託報酬 0.1%
トータルリターン 43.53%
つみたてNISA
(一般)NISA

ASBI SBI・V・S&P500
 インデックス・ファンド

上記eMAXISシリーズと同じS&Pを投資対象でさらにコストが低い投資信託です。SBI証券と低コストで評判のバンガードが協力することで、顧客が喜ぶ低コストの投資信託を生み出す目的でつくった投資信託です。年率0.0938の非常に低いコストでS&Pに投資できます。

■上位10業種別構成比


■上位10銘柄構成比

月間販売ランキング 1位
投資対象 S&P500
純資産(百万円) 237,914
信託報酬 0.0938%
トータルリターン 46.65%
つみたてNISA
(一般)NISA

B三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim
全世界株式(オールカントリー)

全世界の成長をまんべんなく取り込みたいという方におすすめの投資信託です。投資先の国別に比率は、米国58.3%、日本6.9%、フランス2.8%、スイス2.8%、中国5.2%と米国の比率が高くなっており、新興国の比率は全体の12.4%と低くなっています。

■全世界株式(オールカントリー)業種別構成比


■対象インデックス 国・地域別構成比

引用:三菱UFJ国際投信 交付目論見書より
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20200723.pdf

月間販売ランキング 2位
投資対象 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
純資産(百万円) 192,928
信託報酬 0.11%
トータルリターン 44.76%
つみたてNISA
(一般)NISA

C三菱UFJ国際投信
 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

自分で地域や資産を分散させる必要なく、この一つの投資信託で分散できる投資信託です。国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート(不動産)、先進国リートの8資産に平等に分散投資しているので、自分でリスクを低減するために地域や資産を分散する手間がありません。

分散投資をすることでリスクを低減している分値上がり率は大きくないものの、値下がり時も他の投資信託に比べて値下がり率が低くなります。

■eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)銘柄別構成比

■各マザーズファンドの投資対象・運用目標・投資割合

引用:三菱UFJ国際投信 交付目論見書より
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/252760/252760_20210127.pdf

月間販売ランキング 16位
投資対象 合成ベンチマーク
純資産(百万円) 97,621
信託報酬 0.15%
トータルリターン 24.69%
つみたてNISA
(一般)NISA

D楽天・全米株式インデックス・ファンド

低コスト運用で評判のバンガードが運用するインデックスを対象とする投資信託です。連動する指数は米国株式市場の大型株から小型株までの100%をカバーする指数です。S&Pより広い範囲、米国株式市場全体に投資したいときにおすすめです。

■楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比


■上位10銘柄とグループ別構成比


月間販売ランキング 13位
投資対象 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
純資産(百万円) 281,144
信託報酬 0.16%
トータルリターン 47.03%
つみたてNISA
(一般)NISA

※月間販売ランキングはSBI証券の2021年6月7日時点のもの

   
インデックス投資におすすめのネット証券



購入手数料
アプリ対応
つみたてNISA
対応商品数
178本 172本 155本
最低積立額 100円〜 100円〜 100円〜
ポイント投資
詳細

SBI証券でのインデックス投資で3.0%のポイント還元

SBI証券はネット専業証券第1位の証券会社です。

投資信託の種類が豊富で、インデックス運用の投資信託が448本あります。

また、利益が20年間非課税になるつみたてNISA口座を開設できるので、長期積立投資の利益に対して通常20.315%かかる税金を非課税で運用できます。

SBI証券のつみたてNISA口座対象の投資信託は176本で、上記おすすめ銘柄も全部揃っています。そして、全銘柄買付手数料は無料です。

さらに、投資信託の積立や保有でポイントが貯まるサービスもあります。

SBI証券は貯めたTポイントで投資信託を購入することができます。100円以上1円単位で購入できるので、ポイントだけで購入することもできます。また、保有期間中は投資信託の月間保有残高に対して年率0.1%(1,000万円以上は0.2%)のTポイントが還元されます。

さらにSBI証券では、新たに投資信託をクレジットカードで積立購入できるサービスがスタートしました。積立購入をクレジットカード決済できることで、投資信託の購入代金に対してクレジットカードのポイントを貯めることができます。

SBI証券の投資信託積立時に決済できるのは三井住友カードで、積立金額の3.0%のVポイントが還元されます。また、Vポイントを投資信託購入代金に充当することもできるようです。

SBI証券で三井住友カードの決済でVポイントを貯めるにはVポイントの連携が必要になります。Vポイント連携するとTポイント連携ができなくなるため、連携するポイントで以下のような違いがあります。

ポイント投資 保有マイレージ クレカ決済
Tポイント
0.1%~0.2%還元
Vポイント ×
0.5%還元
pontaポイント
0.1%~0.2%還元

さらに、サービス開始特典として、2021年6月30日〜12月10日までの積立期間中Vポイントの還元率が3.0%の6倍になります。

毎月最大5万円まで積立できるので、その期間中の買付日が8月2日、9月1日、10月1日、12月1日、1月5日の計6回で最大4,500ポイントが付与されます。

■証券会社インデックス投資比較

つみたてNISA対象投資信託 投資信託運用によるポイント還元 投資に利用できるポイント
SBI証券 176本 保有残高0.1%のTポイント
クレカ決済で3.0%のVポイント還元
Tポイント
Vポイント
pontaポイント
楽天証券 177本 保有残高50万円以上で年率約0.048%還元
クレカ決済で1%の楽天ポイント還元
楽天スーパーポイント
松井証券 172本 信託報酬が0.3%超える分を現金還元 松井証券ポイント

 SBI証券でのインデックス投資の始め方

SBI証券の口座開設は簡単で、最短翌営業日に取引することができます。

SBI証券の口座開設手順

@SBI証券のホームページから【口座開設申込】をタップし、メールアドレスを登録
Aメールで届いたアドレスにアクセスし認証コードを入力
B住所などを入力
C規約に同意
Dネットで口座開設を選択
Eメールで届いたユーザーネームとパスワードでログイン
Fマイナンバーカードまたは運転免許証とマイナンバー通知カードを撮影
Gログインして連絡先、振込先金融機関などを登録

メールで口座開設完了の通知を受取ったら、取引を開始することができます。

通常NISA口座の開設は税務署の審査があるため開設までに日数を要しますが、SBI証券では仮開設が可能で、税務署の審査が完了する前にNISA口座での取引を開始できます。

投資信託の積立設定は、投資信託の銘柄を選び、銘柄名の下にある【積立買付】を選択します。NISAで購入する場合には【つみたてNISA買付】を選択します。

金額を入力し、積立タイミングを選択したら目論見書を確認し、パスワードを入力したら完了です。クレジットカード決済にする場合で三井住友カードがない場合は事前にカードの申込みをしておきます。

積立代金は、SBI証券の口座に入れておくか、銀行から無料で自動振替することもできます。

SBI証券は住信SBIネット銀行の資金を利用することもできるので、住信SBIネット銀行の口座があるとさらに便利です。

口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
人気のIPOをと多数取り扱っているところも◎ また夜間取引が可能という点も初心者から上級者まで幅広い方に支持される理由のひとつ!

さらに、独自のサービスとして 銘柄条件検索機能は初心者には助かる機能です。まさに死角のない証券口座です!

手数料
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日経225ミニ ミニ株 投資信託 特記事項
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