IPOに当選したいなら2つのことを見直そう! IPO当選のチャンスを増やす4つの行動とは

IPOに当選しない3つの理由

IPOに当選できないのには、理由があります。

それは抽選申込をするときに当選確率を意識して申込みしていないからとも言えます。

実はIPOは当選確率を高くした上で申込すれば当選することができることを知っていますか。当選確率を上げずに申し込んでいる理由として考えられるのが以下の3つです。

 

1. 1つの口座からしか申し込みをしていない

 

1つの口座からしか申し込んでいないと抽選回数が少なくなり当選確率が下がります。複数口座に申込むことで抽選回数が上がり当選確率が上がります。

 

2. IPOの割当が少ない口座から申し込みをしている

 

IPO株の募集・割当を行う場合、複数の証券会社で共同でシンジケート団を組成して引き受けます。引受シンジケート会社には引受株数が多い順に主幹事証券会社、引受幹事証券会社、委託証券会社の3種類あります。

 

・主幹事証券会社

IPOの上場審査や公募価格算定、上場後のサポートを主たる証券会社として行う会社で、募集・割当の株数が1番多くなります。

 

・引受幹事証券会社

IPOの募集・売出に際する調整や引受・販売を行います。

 

・委託証券会社

IPO株を主幹事証券会社や引受幹事証券会社から委託されて販売をします。

 

■ IPOの個人投資家配分数のうち抽選による配分

(例:銘柄コード4394 エクスモーション 2018年7月26日上場、1口=100株)

引受種類

証券会社

個人配分

個人・抽選分

主幹事証券会社

SBI証券

2,600口

1,270口

引受幹事会社

SMBC日興証券会社

63口

7口

マネックス証券

34口

34口

岩井コスモ証券

34口

4口

みずほ証券

158口

26口

東洋証券

31口

4口

極東証券

34口

0口

委託証券会社

岡三オンライン

3口

1口

(参考)日本証券業協会 新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況

http://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/shinkikoukai/index.html

 

まず個人投資家向け配分が、主幹事証券会社で圧倒的に多いことが分かります。全てが抽選には回されませんが、もともとの配分が多いため個人投資家向けの抽選による配分も圧倒的に多くなります。

したがって、割当の多い主幹事証券会社である証券会社に申し込むことが当選確率を上げるために非常に重要です。

 

3. IPOの取扱数が少ない口座から申し込みをしている

 

申し込みたいIPOの銘柄の取扱がないと申し込めないため、IPO取扱数の少ない証券口座をメインにしていれば当選することができません。IPOの取扱銘柄数が多い証券口座を持っておけば、IPOに申込む機会が増え当選確率を上げることができます。

 

IPOに当選する人がやっている4つの行動とは

 

1.入金不要で抽選ができる口座を複数開設している

 

IPOの当選確率を上げるために、1つだけではなく複数口座で申込むことが重要ですが、複数口座で申込むためには多額の資金が必要です。なぜなら、IPO申込には申込分の入金が必要な証券口座があり、申込期間中、当選・落選が分かるまでお金は証券口座に置いておかなければならないからです。

 

例えば、先程配分数を紹介した、エクスモーション (4394)は、仮条件が3,140~3,340円でした。当選するためには上限の3,340円、100株で申し込みするため、1証券口座に少なくとも33万4,000円必要となり、複数口座申込した場合2社で66万8,000円、3社で100万2,000円必要で、さらに当選するか分からないのに当選・落選が分かるまで資金を動かすことができません。

 

しかし、入金不要の口座を組み合わせて複数口座申し込みすれば多額の資金は不要となります。入金が必要でも割当が多い主幹事証券口座に1つ、2つ目に入金不要の口座で申込するのがおすすめです。ただし、当選した場合入金する猶予が長くても2日程度しかないため、インターネットバンキングの振込上限を上げておくなど即座に振込可能な状態にしておくと良いでしょう。

 

2.ポイント制の口座を使って当選確率を高める

 

ポイント制でIPO抽選に落選するごとにポイントが貯まり、ポイントが高い順から当選するSBI証券での申込が確実に当選する秘訣です。当選確率を上げても運が悪いと当たりませんが、SBI証券は落選1銘柄につき1ポイント受け取ることができるため、たくさんの銘柄数を申し込みするほどポイントが貯まり、いつかは必ず当選できる仕組みです。

 

3.主幹事になることが多い証券口座を保有している

 

主幹事証券会社は、その他の引受幹事証券会社や委託証券会社に比べると総配分数の約80%を取扱するため、配分数が多い分当選確率が上がります。主幹事証券会社になりやすい証券口座をあらかじめ開設しておきすぐに申込できる状態にしておくと良いでしょう。

 

■IPO上場シンジケート団種類別引受株数の割合

シンジケート団の種類

引受株数割合

主幹事証券会社

80%

副幹事証券会社

10%

幹事証券会社・委託証券会社

10%

 

4.完全平等抽選の口座を利用している

 

証券口座の中で抽選による配分であっても、資金力によって当選確率が異なることがあります。それは、単元株ごとに乱数字が割当され抽選されるため、100株申し込んだ方は1票、500株申し込んだ方は5票と、資金力があってたくさん申し込んだ方が当選確率が上がる仕組みです。

 

したがって、資金力があればたくさんの株数を申し込んだ方が、当選確率が上がります。一方、資金力がない方におすすめなのは1人1票の完全平等抽選の口座を利用することです。単元株数に関係なく1人あたり1票として抽選されるため資金力に関係なく平等に抽選されるので、たくさん申し込んだ人と同様の当選確率となります。

 

IPOに当選するために見直すこと

1 「口座選び」

通常の株式売買ならどの証券会社で取引しても同ですが、IPOは当選確率を上げるための証券会社選びが重要となってきます。どの点に気をつけて選べば良いのでしょうか。

 

ポイント制度を活用して必ず当選できる口座を選ぶ

IPOの抽選による配分はどうしても運が悪いと落選してしまいます。そこで、SBI証券のポイント制度なら運に関係なくIPO抽選に申込みするほど、さらに言えば落選するほどIPOに確実に当選することができます。

 

SBI証券のチャレンジポイント制度は、IPO抽選落選ごとに1ポイント受け取ることができます。SBI証券の個人配分の配分方法は、70%が抽選で残り30%がチャレンジポイント制度によりポイントが多い人から順に割当されます。故に、SBI証券でたくさんの銘柄に申込してポイントを貯めればいつか確実に当選することができます。

 

資金不要で申し込みできる口座から複数申し込む

IPO申込時に資金が入っていないと申込できない証券口座で複数口座申込するには、多額の資金が必要となってしまいます。しかし、資金不要の証券口座を組み合わせて複数口座申込すれば、資金力がなくても当選確率を上げることができます。

 

主幹事になりやすい口座からIPOを申し込む

主幹事の件数が多い証券口座を開設しておいて、めでたく主幹事証券会社になったらその証券口座で申込します。そうすることで、引受株数が圧倒的に多いので当選確率が飛躍的に上がります。

 

口座開設数が少ない口座から申込む

引受株数が多くても口座開設数が多く、申込数が多いと当選確率は下がります。引受株数が多い証券口座で申し込むのは必須ですが、そういった口座は申込数が多くなります。そこで、引受株数が少なくても、口座開設数が少なく申込数が少ない口座から申込と当選する可能性をさらに上げることができます。

 

ネット配分が多い証券会社を選ぶ

大手証券会社は主幹事証券会社になることが多いですが、対面チャンネルがあるため、日頃多額取引をしているお得意様などに配分される株数が多くなっています。一方、ネット専業証券会社は対面チャンネルがないため、引受株数の多く又は全てをネット抽選に振り向けるため、ネット抽選申込者にとって有利に当選することができます。

 

良い証券口座を選んだら、IPOに回せる資金をどの口座に分けるかを考えます。

 

IPOに当選するために見直すこと

2「資金の配分」

 

証券口座の特徴を鑑みて資産配分を決めます。主幹事証券会社になることが多くて引受株数が多く、株数が多いほど当選確率が上がる証券口座にできるだけ資金を集中させます。

 

一方、完全平等抽選で1人1票の証券口座は、たくさん株数を申し込んでも当選確率が上がるわけではないため1単元分の資金のみ入金しておくだけで良いでしょう。資金不要の口座は、資金を事前に入れておく必要がないため当選後の入金準備だけはしておいた方が良いですが、資金不要なので申し込みするべきです。

 

特に口座選びは大切! IPOに当選しやすい口座まとめ

IPOに当選するために口座選びは大切ですが、特に当選しやすくおすすめな証券口座は、SBI証券・マネックス証券・松井証券・岡三オンライン・SMBC証券です。

 

 

SBI証券

マネックス
証券

松井証券

岡三オンライン

SMBC日興証券

2018年IPO取扱銘柄数

86社

50社

9社

47社

66社

2018年主幹事数

11社

0社

0社

0社

20社

ネットへの配分

50%

100%

70%

100%

10%

口座数
(2018年12月時点)

426万口座

180万口座

14万口座

20万口座

237万口座

IPO申込時点
入金要否

必要

必要

不要

不要

必要

ポイント制度

×

×

×

×

抽選方法

完全抽選70%、IPOチャレンジポイント

完全平等抽選

完全平等抽選

完全平等抽選

完全平等抽選

当選しやすさ

★★★★

★★★

★★

★★

 

 

SBI証券

IPOチャレンジポイントを貯めれば必ずいつかIPOに当選できる仕組みで、主幹事数が多く対面チャンネルのある大手証券会社を入れた主幹事数ランキング5位です。

 

■2018年主幹事実績上位5位

 

順位

証券会社

主幹事数

1

野村證券

23社

2

みずほ証券

22社

3

SMBC日興証券

20社

4

大和証券

12社

5

SBI証券

11社

 

主幹事ランキングTOP5唯一のネット専業だから、引受数が多いにもかかわらずネット配分が多いため、IPO抽選参加者が当選しやすい口座となっています。SMBC日興証券の場合ネット配分が10%しかないのに比べてSBI証券は50%も配分があります。

また、SBI証券はIPO申込に資金が必要ですが、同時期に複数のIPO抽選に申し込んでも同一資金で良いためIPO銘柄が同時期に重なっても安心して申し込みできます。

 

一方、ネット専業で第1の口座数を誇り証券口座が426万口座もあるため、IPO申込もそれだけ多くなってしまうのが難点です。そして、抽選方法は単元株数ごとに乱数時が割り当てられ抽選されるため株数を多く申し込むほど当選に有利になります。

 

マネックス証券

ネット配分が100%で、1人1票の完全平等抽選のため資金力に関係なく当選する可能性があり、取扱銘柄数も多いのでたくさん申し込みする機会があります。

しかし、主幹事数が少ないため引受株数が少ないことと、同時期にIPO銘柄が重なった場合それぞれの銘柄で申し込み時に資金が必要になります。

 

松井証券

IPO申し込み時に入金が不要な証券口座で、1人1票の完全平等抽選のため資金力に関係なく当選することができます。また、ネット配分が70%と高く口座数が少ないため意外に穴場として当選します。

反面、主幹事数が少なく、取扱銘柄数が少ないので、松井証券が取扱する銘柄をこまめにチェックするようにして、申込時資金は不要なのIPO取扱銘柄には忘れずに申し込みしましょう。

 

岡三オンライン

IPO申し込み時に入金が不要な証券口座で、1人1票の完全平等抽選で資金力に関係なく当選することができ、ネット配分は100%と非常に高いです。

IPO取扱銘柄数が多いのでIPOに参加する機会が多く口座数が少ないので当選機会が多くあります。

しかし、主幹事証券会社になることが少ないため絶対的引受数は少なくなります。

 

SMBC日興証券

主幹事数が多く、取扱銘柄数が多いですが対面チャンネルがあるため、ネット配分は10%に留まり口座数も多いため、引受株数は多くなりますが抽選配分は少なくなってしまいます。ただ、ネット配分が少ないといっても、元の引受数が多いので当選する可能性は高いでしょう。

 

ネット配分に関しては完全平等抽選で資金力に関係なく当選することができますが、

同時期にIPOが重なった場合は、申し込み時それぞれに資金が必要となっています。

 

IPOってどれくらい儲かる? 2018年、儲かる額を公開!

 

■ 2018年IPO全銘柄に当選し、初値売りした場合の勝率と利益

 

IPO件数

90社

初値で値上がり

80社

初値で値下がり

10社

勝率

88.89%

初値売りの売却益

2,189万6,200円

 

IPO銘柄の初値で売った場合の勝率は高く、その利益額も大きいため絶対に当選したいところです。

中には利益が出ずに初値売りで損をした銘柄もありますので利益が出ない銘柄を見極める必要があります。→リンク

 

銘柄ごと利益額→リンク

 

IPOに当選したいなら口座複数持ちが基本! 資金別おすすめの口座

 

資金が少なめの人(~30万円)

SBI証券+松井証券+岡三オンライン

 

SBI証券が主幹事で大きな利益が出そうな人気IPO銘柄に当選するためにはIPOチャレンジポイントを200ポイント程度貯めておく必要があります。SBI証券の2018年の年間取扱銘柄数が90社なので貯めるためには1年~2年程度かかります。その間抽選枠で当選する可能性もあるのでチャレンジポイントを貯めつつたくさんの取扱銘柄数を申し込み、SBI証券は申込時資金が必要なため通常はSBI証券に資金を預けておき、資金不要の松井証券と岡三証券でも抽選を申し込みましょう。

 

資金が多めの人(~60万円)

SBI証券+マネックス証券+松井証券+岡三オンライン

 

SBI証券とマネックス証券はIPO申し込み時に資金が必要であるため2つの証券口座に資金を預けておく必要があります。マネックス証券は完全平等抽選で1口だけでも申し込んでおけば当選確率が上がります。さらに申し込み時に資金不要の松井証券岡三オンラインに申し込み当選確率を上げます。

 

資金が潤沢な人(60万円~)

SBI証券+マネックス証券+松井証券+岡三オンライン+SMBC日興証券

 

SBI証券とマネックス証券、岡三オンラインはIPO申し込み時に資金が必要な口座です。1銘柄20万円程度に申し込むと3口座で60万円以上必要になってきますが、当選確率は大きく上がります。さらに、資金不要の松井証券とマネックス証券に申し込みすれば当選回数が多くなり当選確率が飛躍的に上がります。

 

資金力や証券口座の特徴によって、2019年のIPOが本格的に始まる前に証券口座を開設しておき、IPOの情報がメールに届くように設定してIPO抽選を逃がさないようにして必ず当選させて利益を上げましょう。

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