ゆうちょ銀行でNISAをする5つのメリット・デメリット。ゆうちょ銀行と楽天証券のNISAの特徴を徹底比較

ゆうちょ銀行でNISAが出来るのか?

  ゆうちょ銀行
楽天証券
株式取扱 × 株式、ETF、RIET、外国株式、IPOなども対象
投資信託
投資信託銘柄数 118本 2,590本
投信積立時購入手数料 購入時手数料かかる 全額キャッシュバック
株式取引手数料 株式取引不可 NISAでの日本株式(買・売)、海外ETF(買のみ)の取引手数料恒久無料
相談窓口 ゆうちょ銀行窓口、電話 電話、インターネット

NISAとは?

NISAは、株式や投資信託などに投資して売却したときにかかる税金が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託に投資した際に得られる、配当金・分配金や売却益には、所得税・住民税・特別復興所得税の20.315%の税金がかかります。

例えば、80万円投資して、100万円まで値上がりしたので売却した場合、20万円の利益が得られたことになりますが、20万円全て受け取れるわけではなく20万円の利益に対して税金【20万円×20.315%=40,630円】がかかり、受取金額は【1,000,000円-40,630円=959,370円】となります。

NISA口座で投資すると、この税金が非課税となりこの例の場合4万円程度を税金として支払わなくて済むため、とてもお得な制度なのです。

このお得な制度であるNISAをゆうちょ銀行でも利用できます。 NISAには、「(一般)NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類ありますが、ゆうちょ銀行では全て取り扱いがあります。

■3種類のNISAの特徴

  一般NISA つみたてNISA ジュニアNISA
利用できる方 日本在住の20歳以上の方 日本在住の20歳以上の方 日本在住の0歳~19歳の方
(口座開設時の年の1月1日時点)
投資対象 株式・投資信託・ETF・REITなど 一定の投資信託 株式・投資信託・ETF・REITなど
口座開設数 1人1口座
つみたてNISAと併用不可
1人1口座
一般NISAと併用不可
1人1口座
非課税投資枠 新規投資金額毎年120万円上限
(合計600万円)
新規投資金額毎年40万円上限
(合計800万円)
新規投資金額毎年80万円上限
非課税期間 最長5年間 最長20年間 最長5年間
投資可能期間 2014年〜2023年 2018年〜2037年 2016年〜2023年
払出制限 なし なし 18歳まで(高校3年生の12月31日まで)払出付加

NISAを選ぶポイント

NISAとつみたてNISAは併用できない

NISAとつみたてNISAを同時に開設することはできずどちらかを選ばなければなりません。NISAとつみたてNISAの違いは主に3つです。

一般NISAとつみたてNISAの3つの違い
  一般NISA つみたてNISA
1,投資対象 株式や投資信託など 一定の投資信託
2,投資金額 毎年120万円上限 毎年40万円上限
3,非課税期間 最長5年間 最長20年間

1,投資対象
つみたてNISAでは金融庁で認定されている長期投資に適した投資信託のみが対象となり、投資信託買付時にかかる買付手数料はすべて無料の商品のみ投資対象となります。 初心者の方で何を投資したらわからない方や少額で長期に積立を考えている方には、つみたてNISAが適しているでしょう。

しかし、 つみたてNISAでは株式やETF、RIETなど証券市場に上場している金融商品や毎月分配型投資信託は対象となりません。投資の経験がある方や投資信託以外の商品にも投資したい方には一般NISAが適しているでしょう。

2,投資金額
毎年新規で投資する金額が大きければ一般NISAが適しています。

3,非課税期間
短期で売却を考えてない方、長期でコツコツ投資していきたい方は、つみたてNISAであれば非課税期間が20年間と長いのでおすすめです。

一般NISAとつみたてNISAはどちらかしか選ぶことができませんが、途中で変更することが可能となっています。

子供のための投資ならジュニアNISAがおすすめ

ゆうちょ銀行でNISAをするメリット・デメリットとは?

ジュニアNISAは未成年しか口座開設者になれません。こどものために、大学などの学資金、結婚準備金、独り立ち準備金などを貯めておきたい場合に適しています。

ただし、18歳まで(高校3年生の12月31日まで)原則払出付加で資金は本人に帰属するため、高校学資金や親の使用資金としては使うことができません。 どうしても18歳になる前に払出する場合は、災害等を除き過去に遡って課税されてしまうため、払出をしなくても良い資金で投資を考えることをおすすめします。

メリット

・窓口で投資相談をすることができる
インターネットが苦手な方や投資について分からない方は、直接郵便局のゆうちょ銀行窓口で相談することができるので、安心して投資することができます。

・全国2万4,000箇所の店舗網
郵便局内に併設されるゆうちょ銀行窓口で投資相談ができるため、銀行や証券会社がない地方でも窓口に行けることができ、引っ越ししても窓口が近くにあることがほとんどです。

デメリット

・ネット専業証券のようにポイント還元がない
・投信取扱本数が少ない(株式やETF、RIETには投資できない)
・窓口で投資相談できるいえども証券会社のように詳しいプロはない

「インターネットができない高齢の方」「直接投資相談を受けたい方」にとっては、必ず近くにあるゆうちょ銀行でNISAができるのは大変便利です。 しかしながら、もしインターネット操作に対して抵抗がないならば、是非考えたいのがネット専業証券でのNISAです。ネット専業証券でダントツ1位の口座開設数・売上高を誇る楽天証券を例にして、ゆうちょ銀行との違いを比較してみましょう。

ゆうちょ銀行 vs 楽天証券
〜一般NISA編〜

ゆうちょ銀行と楽天証券のNISA特徴比較
  ゆうちょ銀行
楽天証券
株式取扱 × 株式、ETF、RIET、外国株式、IPOなども対象
投資信託
投資信託銘柄数 118本 2,590本
投信積立時購入手数料 購入時手数料かかる 全額キャッシュバック
株式取引手数料 株式取引不可 NISAでの日本株式(買・売)、海外ETF(買のみ)の取引手数料恒久無料
相談窓口 ゆうちょ銀行窓口、電話 電話、インターネット

ゆうちょ銀行では、NISAでの投資対象である株式取引ができません。株式や外国株式、新規上場する前の株式を購入できるIPOに興味があるなら、楽天証券のように証券会社でNISA口座を開設しておくと良いでしょう。
IPOは、これから上場する成長性のある新興株式を上場する前から割安に購入することができ、初心者でも利益が出やすい投資方法です。最近の政府保有のゆうちょ銀行株式を証券市場に上場する前に購入できたのもこのIPOです(2015年11月4日)。

株式投資する予定がなくとも投資信託銘柄数も圧倒的に証券会社の方が多くなっています。例えば、楽天証券では、日本株式投資や米国株式投資などの普通の投資信託も豊富に揃っていますが、日経平均が下がると上がるベア型投信や日経平均が上がると2倍上がるブル2倍型、金などの実物資産に投資する投資信託など柔軟な投資方法が可能となります。

ゆうちょ銀行 vs 楽天証券
〜つみたてNISA編〜

ゆうちょ銀行と楽天証券のつみたてNISA特徴比較d
  ゆうちょ銀行
楽天証券
対応ファンド数 8本 152本
投信通常購入時最低投資金額 1万円以上1円単位 100円以上1円単位
投信積立時最低投資金額 店頭・電話:5,000円以上1,000円単位
インターネット:1,000円以上1,000円単位
100円以上1円単位
購入手数料 無料 無料

楽天証券最低投資金額が低いので、初めて投資する方でも試しに少額から始めることができて安心です。

また、 楽天証券なら取扱銘柄数が多いため、自分が投資したい投資先を選ぶことができます。例えば、ゆうちょ銀行にはなく楽天証券には取扱がある商品を挙げていきます。

銘柄名 特徴
ニッセイ日経平均インデックス・ファンド 日経平均に連動する投資信託で、日経平均は毎日ニュースになるから初心者でも値上がり値下がりが分かりやすいです。
米国株式インデックス・ファンド 株価が高値を更新し続けている米国市場に投資する投資信託です。
日本株式・Jリート 日本株式と日本の不動産市場に投資して家賃収入による定的な値上がりを目指します。
ひふみプラス 日経平均が値下がりしているときでも安定的な値上がり目指します。

この他にも楽天証券のつみたて対象商品は豊富なため、自分が投資したい投資先を必ず見つけることができるでしょう。

ゆうちょ銀行vs 楽天証券
〜ジュニアNISA編〜

ジュニアNISAで投資できる投資信託は一般NISAと同じです。ゆうちょ銀行でも118本の投資信託から選ぶことができますが、楽天証券であれば2,590本の投資信託、株式、IPO、9カ国の海外株式に投資することができます。 ジュニアNISAでも、日本株式の取引手数料と海外ETF買付手数料が恒久無料となります。

楽天証券と他のネット証券との比較

上記のように、ゆうちょ銀行と比較すると楽天証券の方が手数料や商品数の点において、断然有利となります

しかしながら、楽天証券とで比較しましたが、その他のネット証券と比較するとどうなのかご紹介いたします。

楽天証券と他のネット証券特徴比較
 
楽天証券

マネックス証券

松井証券
NISA取扱商品 日本株式、外国株式、投資信託、ETF、REIT 日本株式、外国株式、投資信託、ETF、REIT 日本株式、投資信託、ETF、REIT
投資信託銘柄数 2,590本 1,177本 755本
つみたてNISA取扱銘柄数 152本 145本 146本
投信通常購入時最低投資金額 100円以上1円単位 100円以上1円単位 100円以上1円単位
投信積立時最低投資金額 100円以上1円単位 100円以上1円単位 100円以上1円単位
NISAでのIPO対応
NISAでの投信積立時購入手数料還元 全額キャッシュバック 全額キャッシュバック 全額ポイントバック(松井証券ポイント)
NISAでの株式取引手数料 日本株式(買・売)取引手数料・海外ETF買付手数料恒久無料 日本株式(買・売)取引手数料恒久無料、外国株式国内取引手数料全額キャッシュバック 日本株式(買・売)取引手数料無料

楽天証券の特徴

@ NISA積立対応本数が最多
A 毎月積立、毎週積立、毎日積立から選択可能
B 100円から投資信託の積立が可能
C 利益率の高いIPO(新規公開株)取引にもNISA口座で対応

マネックス証券の特徴

@米国・中国株(ETF含む)の買付手数料が無料
Aマネックス証券の米国株取扱はネット証券随一!
B100円から投資信託の積立が可能

松井証券の特徴

@松井証券のNISA口座は手数料が恒久無料!
AもちろんNISAでIPOの申込みも可能
B情報ツールが充実しており、サポート体制もgood!

取扱商品数の点においては、圧倒的に楽天証券が豊富です。
さらに、楽天証券は米国・香港・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアの9カ国の外国株式への投資がNISAで非課税にて投資可能です。 一方、マネックス証券は外国株式が米国・中国のみ、松井証券は外国株式の取扱がありません。

初めて投資するときは、商品数が少なくても問題ないと感じるかもしれませんが、投資に慣れてきて経済ニュースなどを見て勉強するようになってきたら、成長性を感じるIPOや日本株式、海外株式に投資したいと思うかもしれません。そんなときに取扱がないとNISA口座を他社に変更するのは面倒です。(他社に変更する場合は、一度保有しているNISA口座を廃止手続きして、廃止されている旨の証明書を発行してもらい、変更先の金融機関に提出する必要があります。)
しかし、楽天証券のように、手数料が安く、業界最高水準の商品取扱数である金融機関でNISA取引を始めれば、投資に慣れてきたときに投資先が見つからない心配がありません。

楽天証券でNISAをする4つのメリット

1. 業界最低水準の取引手数料

日本株式取引手数料、海外ETF買付手数料が恒久無料で、投信自動積立時の購入手数料全額がキャッシュバックされます。 さらに、投資信託を保有していると月間保有金額に対して年率0.03~0.1%(1,000万円以上は0.1%の投信銘柄に対して0.2%)のポイントが付与されるため売買していなくてもお得です。

2. 豊富な商品数

NISAで購入できる投資信託銘柄数は2,680本、つみたてNISAで購入できる投資信託銘柄数は192本と他社と比較しても業界屈指のラインアップを誇ります。

3. 100円から投資可能

投信通常購入、投信自動積立ともに100円から1円単位で気軽に始めることができます。「最初に大きな金額を投資するのは怖い」と感じる方でも、ワンコインから気軽に始めることができます。
楽天証券は、NISA口座が開設手続き後最短翌営業日に開設されるため、通常NISA口座は税務署審査があるため開設手続きに時間がかかるのですが、いち早くNISAを始めることができます。オンラインで開設が郵送不要でインターネット手続きのみで完了するのでおすすめです。

4.忙しくても夜間取引が可能

楽天証券は、証券取引所外で行われるPTS取引を扱っているため、朝8:20~深夜23:59まで取引ができるので、証券取引所が開いている9:00~15:00に取引する時間がなくても取引できるので安心です。楽天証券のPTS取引は、国内最大規模のジャパンネクストPTSに接続されているので安心です。

取引手数料が最安水準の証券会社。
楽天ポイントを1ポイント1円として投資をすることも可能!

さらに、手数料から1%の楽天ポイントがキャッシュバックされるなど、手数料を徹底的に抑えたい方に最適な口座になっています。

手数料
(1注文)
手数料
(1日定額)
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