SBI証券でTポイントを使ってつみたてNISAを始めることはできる? ポイント投資ができる証券会社4社を徹底比較

SBI証券でTポイントを使う・貯める方法

SBI証券は、2019年7月20日から「Tポイント」で投資信託(以下投信という)を購入できるようにし、Tポイントで投資信託を購入できるのは、国内初となっています。

対象の投信は、SBI証券が取り扱う2,600本超の投信全てとなっており、SBI証券では100円から投信が購入でき、Tポイントを1ポイント→1円として購入代金の全額または一部に充当することができます。

<SBI証券でのTポイント使用方法>
使用方法 投資信託の買付時にTポイント利用が可能
利用単位 1ポイント→1円
利用上限・下限なし
投信購入単位 100円以上1円単位
→100ポイント以上からポイントのみの購入が可能
銘柄 SBI証券が取り扱う全ての投信
(2,600本超)
対象ポイント 通常Tポイント
SBI証券の期間固定Tポイント
Tカードで貯めたTポイント
他のポイントサービスから交換したTポイント
対象外 SBI証券以外で貯めた期間固定Tポイント
積立による投信買付時による利用
ジュニアNISA口座での買付
新規募集中の投信、外貨建MMF

SBI証券では、新規口座開設するだけでもTポイントが貯まります。他にも、SBI証券での取引で貯める方法や投資をSBI証券で保有してだけで貯める方法もあります。

<SBI証券でTポイントを貯める方法>
方法 ポイント種類 ポイント数
新規口座開設 期間固定
Tポイント
一律100ポイント
投信マイレージ
(投信保有残高)
Tポイント 対象投資信託の月間保有残高が1,000万円未満は保有残高に対して年率0.1%、1,000万円以上は年率0.2%
国内株式現物取引 Tポイント スタンダードプラン手数料、現物PTS取引手数料の月間合計手数料の1.1%
金・プラチナ・銀取引 Tポイント スポット取引手数料、積立買付手数料の月間合計手数料の1%
国内株式入庫 Tポイント 1回の移管入庫につき100ポイント

Tポイントは、そもそもTUTAYAが始めたポイントサービスですが、現在提携先は広がり全国約100万店舗でTポイントが貯まります。

SBI証券で使えるポイントは、Tカードに貯まったポイントや他のポイントから交換したTポイントも利用できるため、おまけで貯めたポイントだけで投資することで、投資の第1歩を気軽に始めることができます。

SBI証券以外でTポイントを貯められる方法もご紹介します。

<SBI証券以外でTポイントが貯められる方法>

・Yahoo!ショッピングなどのYahoo!サービスで通常ポイントを貯める

(期間限定ポイントはポイント投資には利用できない)

・年会費永年無料のYahoo!JAPANカードを発行して、利用すると利用代金の1%付与

Yahoo!JAPANカード決済で決済額の1%がTポイントで付与されます。

なお、現在、消費者還元制度(2019年10月~2020年6月)は対象店舗でキャッシュレス決済すると最大5%ポイントが還元されますが、PayPayと Yahoo!JAPANカードでの還元は、PayPayボーナスライトといって、60日の有効期限のあるPayPay残高で還元されるため、Tポイントは5%貯めることはできません。

・ファミリーマートやTUTAYA、ガスト、吉野家、洋服の青山などの実店舗で100円→1ポイント付与

(エディオンがクレジットカード決済でもTポイントカード提示で200円→1ポイント貯まるようになりました。以前は、現金払いのみでした。)

・携帯をソフトバンクにする

利用料金1,000円につき5ポイント付与(還元率0.5%)されます。さらに、ソフトバンク携帯の方は、Yahoo!ショッピングのポイント倍率が常に10倍で利用料金の10%(通常1%)のTポイントが付与されます。(ただし、ソフトバンク携帯で上がった倍率分のポイントは期間固定ポイントになります。)

・ポイントサイトで稼ぐ

「ECナビ」「Pex POINT EXCHANGE」「ちょびリッチ」「ハピタス」などのポイントサイトで、アンケートに答えたり、飲食店の覆面調査、クレジットカード発行、インターネットショッピングサイトの経由により、独自ポイントが貯められます。そのポイントをTポイントに交換することで、貯めたポイントで投資することができます。

日々の生活の中で、少しだけTポイントを念頭に置くだけでたくさん貯められるようになります。

SBI証券でTポイント投資をする4つのメリット・デメリット

SBI証券で、Tポイントから投資する際のメリット・デメリットをご紹介します。

■メリット

1. Tポイントは貯めやすい

Tポイントを貯められる店舗は、TUTAYAやファミリーマート、エディオンなど全国にたくさんあるので、TカードまたはモバイルTカード(スマホの画面にあるバーコードを読み取ってもらう)を持っていれば、たくさんポイントを貯められます。また、覆面調査やアンケート、クレジットカード発行などのポイントサイトで貯めてTポイントに交換した場合でも、ポイント投資することが可能です。

さらに、インターネットショッピングのメインがYahoo!やLOHACOの方なら、ポイントが貯めやすいでしょう。

2.100ポイントからポイントのみで購入可能

SBI証券の投資信託は100円以上1円単位で購入できるので、Tポイントが100ポイント以上あれば、自己資金を使わなくてもTポイントだけで投資をすることができます。

3.実質的にTポイントを現金化できる

Tポイントを1ポイント→1円として、投資信託購入することで、投資信託をいつでも換金することができるため、換金すれば現金化することができます。

Tポイントの通常ポイントの有効期限は1年(新たに通常Tポイントを獲得・利用すると保有Tポイントも有効期限が1年延長される)ですが、SBI証券で投信を購入すれば有効期限はなくなります。

■デメリット

4.積立・口数買付、「ジュニアNISA」「つみたてNISA」での投資ができない

投信を毎月自動で積立する際にポイントを自動充当することができないため、積立時にポイントを利用することができません。したがって、積立による購入が条件となる「つみたてNISA」での投信積立時にポイント利用することができません。

また、口数買付やジュニアNISAでの買付時にポイント利用することもできません。

NISAとは、投資による分配金や売却益等の利益が全て非課税になる制度で、(一般)NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類あります。20歳以上の方が投資する場合、(一般)NISA・つみたてNISAですが、積立が条件となるつみたてNISAはTポイント投資の対象とはなりません。

しかし、金額指定して通常購入するのであればポイント投資はできるため、(一般)NISA口座での買付時にポイント利用することは可能です。買付時に【ポイント利用するかどうか】【預かり区分:NISA預かり】に設定することで、NISA口座でポイント投資することができます。

どうしても「つみたてNISA」でポイント投資したい方は…

つみたてNISAは積立による投信購入が条件となっています。投信積立にポイント利用できるのは、楽天ポイントで投資できる楽天証券で、「つみたてNISA」「(一般)NISA」でのポイントによる投資が可能となっています。

楽天証券は、株式・投資信託への投資にポイント利用でき、投信の積立購入の際にポイントを自動充当することも可能になっています。また、投信積立購入時に楽天カード決済ができるので、投信購入代金の1%がポイント付与されます。

一方、楽天証券もSBI証券同様ジュニアNISAでのポイント利用ができないことに加え、ポイントに利用上限があり、他社ポイントから交換した楽天ポイントや期間限定ポイントは利用できません。そのため、Tポイントのように、ポイントサイトで貯めたポイントを楽天ポイントに交換して投資することはできません。

<SBI証券と楽天証券のポイント投資比較>
SBI証券 楽天証券
投資対象 投信 投信、投信積立、株式
ポイント価値 1ポイント→1円 1ポイント→1円
投信購入単位 100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
(一般)NISA
つみたてNISA ×
ジュニアNISA × ×
ポイント利用
上限
なし ダイヤモンド会員以外
・1日3万ポイント
・1ヶ月10万ポイント
ダイヤモンド会員
・1日50万ポイント
・1ヶ月50万ポイント
対象ポイント ・Tポイントカードで貯めたポイント
・SBI証券で貯めた通常・期間固定ポイント
・Yahoo!サービスで貯めたポイント
・ソフトバンク携帯の利用で貯めたポイント
・他社ポイントから交換したTポイント
・楽天ポイントカードで貯めたポイント
・楽天証券で貯めたポイント
・楽天グループで貯めたポイント

ポイント投資ができる証券会社4社比較

投資信託や株式を購入するポイントでの運用には、「ポイント運用」「ポイント

投資」の2種類があります。

■ポイント運用(擬似投資)

「ポイント運用」とは、ポイントのまま運用し、ポイントが増減する仕組みです。

運用先が限られているから、初心者でも選びやすく、証券口座の開設もいらないので手軽にできます。

・dポイント

・セゾン永久不滅ポイント

・楽天ポイント(ポイント運用・楽天Point Club)

■ポイント投資(実際の投資)

「ポイント投資」は、ポイントを現金として取り扱い、実際証券会社で投資信託などの商品に投資することができます。

・楽天証券→楽天ポイント

・松井証券→松井証券ポイント

・SBIネオモバイル証券(Tポイント)

・SBI証券(Tポイント)

ポイント投資ができる4社を比較してみましょう。

証券会社 ポイント NISA対応 対象商品 現金併用
SBI証券 Tポイント (一般)NISA 投資信託
SBIネオモバイル証券 Tポイント × 株式
楽天証券 楽天ポイント
楽天証券ポイント
(一般)NISA
つみたてNISA
投資信託
投信積立
株式
松井証券 松井証券ポイント × 投信積立
(3銘柄限定)
×

上記を踏まえると、意向に沿ったポイント投資先は以下のようになります。

■Tポイントを使いたい、ポイントサイトから交換したポイントで投資したい、投信へ投資したい→SBI証券

■Tポイントを使いたい、株式投資を少額でしたい→SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイル証券は、Tポイントから投資でき、株も1株から購入することができます。通常、株式購入は、単元株制度といって100株単位での購入となるため、楽天証券でポイントによる株式購入を考えると最低でもほしい銘柄の株価×100株のポイントを含め投資資金が必要となります。SBIネオモバイル証券は1株から購入できるため、ポイントだけの購入も銘柄によってはそんなに難しくありません。

■楽天ポイントを使いたい、ポイントを利用したつみたてNISAでの投資、投信積立がしたい方→楽天証券

SBI証券でのTポイントサービス申込方法

はじめに、SBI証券で、SBI証券以外で貯めたポイントで投資するには、Tポイントカード番号の登録が必要です。登録しなくても、SBI証券で貯めたポイントなら投資をすることができますが、Tカードは持っておくと、見せるだけでもポイントが貯まるので是非持っておくのがおすすめです。

Tポイントの種類
ポイント種類 獲得元 有効期限 Tカード番号登録時利用可否 Tカード番号未登録時利用可否
通常Tポイント SBI証券 最終利用から1年(新たに通常Tポイントを獲得・利用すると保有Tポイントも有効期限が1年延長される)
SBI証券以外 ×
期間固定Tポイント SBI証券 獲得時に決められた特定日付
SBI証券以外 獲得元による × ×

Tポイントカードには、ポイントカードのみの機能、クレジットカード機能が付帯されているもの等があり、クレジットカード機能があればクレジットカード決済をするときにTポイントが付与され、Tポイントを貯めやすいです。

■Tポイントカードの発行例

・TUTAYA会員証

・ENEOS

・ウェルシア

・オートバックス

・Yahoo!JAPANカード

・三井住友カード

・カメラのキタムラ

・ファミリーマート

・キャラクターデザイン(ドラえもん、すみっこぐらし、シナモン、けいおん!、くまもん、ガンダムなど)

新規発行しなくても、お財布の中のクレジットカードの隅にTポイントマークがあれば、Tポイントカードとして利用できます。また、カードでなくても、スマホアプリの「モバイルTカード」でバーコードを読み取ってもらい貯めることもできます。(ただし、バーコード読み取りに対応していない店舗もあります。)

■モバイルTカード利用可能アプリ

・Tポイントアプリ

・ウェルシアグループアプリ

・ファミペイアプリ

・エディオンアプリ

・TUTAYAアプリ

・オートバックス

・洋服の青山アプリ

・LINE

・PayPayなど

Tカードを発行できたら、SBI証券 で利用登録をしましょう。

1. Tカード番号を確認

2. 口座管理→【お客様情報 設定・変更】→ポイントプログラムのタブをクリック

3.Tポイントの【保有Tポイント数・履歴はこちら】→SBI証券Tポイントサービス【申し込む】をクリック

4.利用規約に同意して【申し込む】をクリックで完了

5.再度、Tポイント利用状況・保有ポイント数の画面で【Tカード番号登録】をクリック

6.Tカード番号を登録したら、Tポイントの連携完了

ポイントで投資する際は、NISA口座での買付ならNISA口座になっているか、ポイント利用するにしているかを確認して、発注しましょう。

貯まったTポイントを是非生かして投資を始めてみましょう。

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