職場のつみたてNISAとは? 普通のつみたてNISAとは何が違う? メリット・デメリットを比較

職場つみたてNISAとは? 一般NISA、つみたてNISAとの違い

NISA,つみたてNISA,ジュニアNISAおすすめ口座比較

つみたてNISA対応投資信託本数 179本 176本 172本 -
NISA対応の投資信託本数 2,665本 2,680本 1,561本 88本
上場投資信託の米国ETF
最低積立金額 100円〜 100円〜 100円〜 5,000円〜
ジュニアNISA
ジュニアNISAで外国株式取引
ポイント投資

楽天ポイント

Tポイント
pontaポイント

NISAとは、通常、株式や投資信託等金融商品の利益に対して20.315%かかるところ、NISA口座で投資すると金融商品の利益が非課税になる制度です。

NISAには2種類あり、株式などに投資できて投資対象が広い「(一般)NISA」と積立を条件として長期資産形成に適した金融庁指定の投資信託に投資できる「つみたてNISA」があります。

<一般NISAとつみたてNISA>
NISA つみたてNISA
利用できる方 日本居住の20才以上の方
口座開設可能数 1人1口座NISAとつみたてNISAの併用不可
年間投資限度額 120万円 40万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間
投資可能商品 国内株式
外国株式 投資信託
ETF
REIT 等
金融庁指定の投資信託のみで 積み立てによる投資に限定
投資可能期間 2023年まで 2023年まで2037年まで

一方、会社の給与から天引できるNISA制度として、「職場積立NISA」と「職場つみたてNISA」があります。

職場積立NISAは、(一般)NISAと同じ内容で、大きい金額で投資したい方におすすめです。

そして、職場つみたてNISAは、つみたてNISAと同じ内容で、毎月1~3万円の積立をしたい方におすすめです。つみたてNISAは、長期資産形成に適した低コストで、運用効率が悪くなる毎月分配型を除いた、金融庁指定の投資信託が厳選されているので、初心者でも安心して投資できます。

NISAという制度がせっかくあっても、「知らないから」「面倒だから」などの理由で資産形成を始められない方が多くいます。職場積立NISAと職場つみたてNISAは、給与天引で積み立てることができ、金融機関と連携して職員向けのセミナーや定期的なメルマガを配信することで、仕事で忙しい中でもNISAについて知ってもらうきっかけとなります。

さらに、福利厚生の一貫として、会社が職場積立NISAで積み立てる金額に、奨励金として、資産形成をサポートしてくれます。

<4制度比較>
職場積立NISA (一般)NISA 職場つみたてNISA つみたてNISA
非課税期間 5年 5年 20年 20年
年間投資額 120万円 120万円 40万円 40万円
給与天引 × ×
投資信託
株式 × ×

職場積立NISAと職場つみたてNISAのメリット・デメリット

奨励金も受け取れて、給与天引で積み立てることができる職場積立NISAと職場つみたてNISAですが、メリット・デメリットについて見てみましょう。

■メリット

1. 運用益は非課税

NISA制度は、金融商品に投資して得られた利益が非課税になります。

2. 給与天引で積み立てできる

会社の給与から天引で積み立てされるので、銀行や証券口座の残高を心配する必要がありません。また、給与の先取りとなるため、給与の天引後の範囲内で家計をやりくりすることになり、貯まりやすくなるでしょう。

3. 会社から奨励金がでるところもある

職場NISAを利用することで、複利厚生として奨励金を受け取ることができる会社もあります。会社から奨励金を受け取れるなら、NISAを始めてみようと思うきっかけになりやすいです。

■デメリット

1. 会社が連携している金融機関を利用するため、選択肢が狭まる

職場NISAは会社が金融機関と連携して実施します。金融機関は、従業員がNISAについて知ってもらえるように、セミナーなどを会社で行うため、仕事で忙しい中でも、投資について知ることができます。

しかし、会社が連携する金融機関で投資しなければいけないため、その金融機関が取り扱う銘柄が少なければ、投資したい銘柄が見つからない可能性があります。

例えば、職場積立NISAであれば、株式にも投資できますが、株式に投資できるのは証券会社のみとなっているため、連携している金融機関が銀行だと株式に投資できません。

そして、投資信託でも、銀行や大手証券の場合だと銘柄数が少ないこともあります。

2. 口座の切り替えがしづらい

会社が連携している金融機関で投資するため、他の金融機関に変えたいと思ったら、職場NISAをやめて、通常のNISAにする必要があります。また、積立額の変更、売却しての受け取りなど会社に報告と手続きが必要になるのが煩雑に感じるかもしれません。

職場積立NISA、職場つみたてNISA、一般NISA、つみたてNISAは併用できない

NISAは、1人1口座となっているため、NISAの併用はできません。ただし、口座の切り替えは可能で、例えば、つみたてNISAから(一般)NISAに変更することは可能です。

会社からの奨励金がない場合は証券会社のつみたてNISAがおすすめ

<金融機関別つみたてNISA取扱銘柄数>
金融機関 野村證券 中京銀行 楽天証券 SBI証券
取扱銘柄数 6銘柄 8銘柄 152銘柄 153銘柄

会社が連携する金融機関として考えられるのが、大手証券会社や取引のある銀行です。

しかし、大手証券会社や銀行のつみたてNISAの銘柄数は少ないため、初心者の方は選びやすい反面、投資したい投資信託がない可能性もあります。

また、証券会社が提供する投資信託のラインアップは、コストが低いものばかりで、長期で資産形成するならコストの低い投資信託で運用した方が良いでしょう。

投資信託のコストは、主に買付手数料と保有期間中に日々基準価額から1、2円程度引かれる信託報酬があります。

つみたてNISA対象の投資信託は全て買付手数料が無料のため、どの証券会社で購入しても買付手数料はかかりません。

信託報酬は投資信託の銘柄によって異なり、信託報酬が低いほど長期運用での運用パフォーマンスは良くなります。

<同じ外国株式インデックスに連動する投資信託のコスト比較>
中京銀行 楽天証券
銘柄名 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) ニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬(年率) 0.209% 0.10989%

職場NISAは、奨励金が出るのであれば、福利厚生として会社から受け取れるので、職場NISAで運用した方が得します。しかし、職場NISAが奨励金を実施していない場合は、コストの低い商品が揃っており、ラインナップが豊富なことからネット証券のつみたてNISAで積立投資をするのがおすすめです。

また、会社に引き出しなどを報告することなく、いつでもインターネットで手続き、積立額の変更、資金引き出しが可能です。

つみたてNISAなら楽天証券がおすすめである5つの理由

1. 楽天ポイントで投信積立ができる! 積立なら投信買付手数料が全額ポイントバック

楽天市場などの楽天グループ、マクドナルドなどの楽天ポイントが貯められる実店舗、楽天カードで楽天ポイントを貯めることができますが、そのポイントを1ポイント→1円として投信購入代金に充当することができます。投資信託積立時にポイントを自動充当させる設定もできるため、ポイントの使い忘れの心配もありません。

また、買付手数料のかかる投資信託でも、積立なら買付手数料が全額ポイントバックされます。

2. 年会費永年無料の楽天カード決済可能

投資信託購入代金を楽天カードの決済で購入することができます。また、楽天カード決済分の1%がポイント付与されるため、積立時に自動で1%の利益が出ていることになります。

3. 「投信あしあと」で運用状況が分かりやすい

投信あしあとは、積み立てた金額と利益額を時系列でグラフにしてくれるので、今まで頑張ってコツコツ貯めてきた記録を見ることができ、今後もコツコツ貯めていくモチベーションが上がります。

4. 楽天グループ連携でさらにお得!投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる

楽天証券を楽天銀行と連携させる「マネーブリッジ」に登録すると、楽天銀行の普通預金金利が大手銀行の100倍の0.1%になり、楽天証券の購入代金を銀行から振替したり振り込んだりしなくても楽天銀行にある資金で投資することができます。

また、マネーブリッジのハッピープログラムで、投資信託を保有しているだけで残高10万円ごとに4ポイント付与されます。

また、楽天市場で買い物する方は、楽天証券を利用すればするほどお得になるコースを選ぶこともできます。

5. 取扱銘柄数がトップクラス

2019年10月現在つみたてNISA対象の投資信託銘柄数は152本となっており、低コストを中心に充実のラインアップとなっています。

ここで、楽天証券の豊富なラインアップの中からおすすめのつみたてNISA対象の投資信託をご紹介します。

つみたてNISAを始める人におすすめしたい投資信託の銘柄4選

楽天証券のつみたてNISA対象の投資信託でおすすめは以下4本です。

なお、基準価額と分配金情報は、2019年12月11日時点のものです。

1.ひふみプラス

国内外の長期的な経済循環や経済構造の変化、経済の発展等を総合的に判断して、株式を選別します。また、徹底的な調査・分析を行い、業種や企業規模にとらわれず将来価値に対して割安になっている株式を選びます。さらに、株価水準が割高で割安な銘柄がないと判断したときは現金比率をあげ好機を待ちます。

ひふみプラスは常に人気ランキングの上位に位置しています。それは、今までの圧倒的な実績で、5年で76.61%、3年で44.62%となっており、基準価額1万円で始まったのが、今では40,000円代となっています。

最低投資金額
基準価額 40,279円
直近分配金 0円
信託報酬 1.078%
純資産総額 5780.85億円
リターン(年率) 4.86%
投資地域 日本:85.33%
海外:12.67%

長期で資産形成するなら、手数料の安いインデックス投信がおすすめですが、ひふみプラスは手数料が低く、さらに指数を上回る大きな利益を出している実績があります。

一方、手数料の低いインデックス投信で長期資産形成を行いたいなら、次のファンドがおすすめです。

2.<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く世界主要先進国の指数であるMSCIコクサイ・インデックスに連動します。この指数は、1986年3月31日に算出が開始されてから30年の実績があり、多くの投資家に日本を除く先進国株式投資の物差しをされています。

構成上位銘柄がアップル、マイクロソフト、エクソンモービル、アマゾンとアメリカの大企業が占めており、アメリカの株式の大きな値上がり率を享受できます。日本以外の先進国株式をコストを抑えて、幅広く買いたい方におすすめです。

最低投資金額 100円
基準価額 16,900円
直近分配金 0円
0円信託報酬 0.10989%
純資産総額 1,420.78億円
リターン(年率) リターン(年率)10.04%
投資地域 アメリカ:68.2%
イギリス:6.3% フランス:4.1%
カナダ:3.8%
スイス:3.4%

3.楽天・全米株式インデックスファンド

世界最大級の運用会社で、コストが低いファンドを運用している「バンガード」が運用する、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を投資対象としています。このETFは、米国株式市場を網羅し、投資可能銘柄のほぼ100%の約4,000銘柄で構成された時価総額平均型の株価指数で、米国市場に余すことなく投資することができます。

最低投資金額 100円
基準価額 12,161円
直近分配金 0円
信託報酬 0.162%
純資産総額 697.60億円
リターン(年率) 10.27%
投資地域 アメリカ100%

4.eMAXIS Slim バランス(8資産平均型)

国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国債リート・先進国リートの8資産の代表的な指数を合成させて連動させています。

合成ベンチマークの具体的な構成としては、TOPIX、MSCI コクサイ インデックス、MSCI エマージング・マーケット・インデックス、NOMURA-BPI総合、FTSE世界国債インデックス、JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド、東証REIT指数、S&P先進国REITインデックスをそれぞれ12.5%ずつ組み合わせた合成指数となっています。

最低投資金額 100円
基準価額 11,452円
直近分配金 0円
信託報酬 0.154%
純資産総額 401.94億円
リターン(年率) 8.15%
投資地域 日本:37.7%
アメリカ:25.6%
ユーロ圏:7.2%
香港:3.3%
イギリス:2.3%

これらの投資信託へ投資するなら楽天証券のつみたてNISAがおすすめ

<つみたてNISAに適した証券会社比較>
ポイント つみたてNISA投資信託買付代金ポイント充当 ポイント投資 ポイント投資つみたてNISA銘柄数
楽天証券 楽天ポイント
または楽天証券ポイント
152本
SBI証券 Tポイント × 153本
松井証券 松井証券ポイント × 148本

つみたてNISAは、投資信託を積み立てるのが条件となっているため、投資信託の買付代金にポイントを自動充当するためには、積立時ポイント自動充当設定できる必要があります。

投資信託をポイントで投資できるのは、楽天証券の楽天ポイント(または楽天証券ポイント)・SBI証券のTポイント・松井証券の松井証券ポイントです。

中でも、楽天証券が唯一、つみたてNISAでポイント投資をすることができます。

また、積立時にクレジットカード決済が可能なため、その買付代金自体にもポイントが付与されるので、つみたてNISAは楽天証券で投資するのが断然お得です。

楽天証券の口座は無料で口座開設でき、楽天会員であれば入力作業も少なくて済みます。

つみたてNISAまたはNISA口座は、口座開設時にチェック欄があるので、同時に開設してしまいましょう。

NISA,つみたてNISA,ジュニアNISAおすすめ口座比較

つみたてNISA対応投資信託本数 179本 176本 172本 -
NISA対応の投資信託本数 2,665本 2,680本 1,561本 88本
上場投資信託の米国ETF
最低積立金額 100円〜 100円〜 100円〜 5,000円〜
ジュニアNISA
ジュニアNISAで外国株式取引
ポイント投資

楽天ポイント

Tポイント
pontaポイント

口座開設数最多の大人気ネット証券会社。
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