NISA、つみたてNISA、iDeCoは3つのシチュエーション別に使い分けるべし!おすすめの証券会社7社比較

NISA、つみたてNISA、iDeCoの制度について

NISA、つみたてNISA、iDeCoの違いを理解する5つのポイント

@ それぞれ投資できる商品、非課税期間、投資可能金額が違う
A NISA、つみたてNISAは利益が発生しても税金は非課税
B iDeCoは掛け金が全額所得控除の対象
C NISA、つみたてNISA、iDeCoはSBI証券が最もお得に取引できる

NISA、つみたてNISA、iDeCoの違い

NISA、つみたてNISA、iDeCoは有利に投資を行うことができる個人向けの制度です。

それぞれの違いを理解し、最も自分に向いている口座で取引をしましょう。

NISA つみたてNISA iDeCo
非課税枠(年間) 120万円 40万円 最大81.6万円
(属性により)
運用期間 5年 20年 最長70歳まで
運用開始期限 2023年 2037年
投資可能商品 国内株式
投資信託
外国株式
一部の投資信託
(口座により銘柄が異なる)
一部の投資信託
(口座により銘柄が異なる)
所得控除

全額可
運用益非課税

受取額、受け取り方法による
資金の引き出し制限

なし

なし

原則60歳まで不可
おすすめ口座

NISAについて。特徴を確認しよう

NISAとは、通常株式や投資信託に投資した際に得られる配当金・分配金や売却益に対して20.315%の税金(所得税・住民税・特別復興 所得税)がかかりますが、その税金が非課税になる制度です。

年間120万円までの投資を非課税で運用可能

年間120万円まで買い付けを行うことができます。

発生した利益には通常20.315%の税金がかかりますが、NISAならそれが非課税になります。

50万円の利益が発生した場合
つみたてNISAの場合 一般口座の場合
利益
50万円
税率 0% 20.315%
税金額 0円 101,575円

非課税期間は5年間

投資後5年間の配当や値上がり益は非課税となります。

5年で売らなければならないわけでなく、5年経った時点で通常の口座へ移され、売らなかったために損をすることはありません。

株式、投資信託へ投資可能

NISAで運用できるのは、「国内外の株式」「投資信託」です。

株式が運用できる非課税制度はNISAのみです。

資金はいつでも引き出せる

いつでも保有している株式や投資信託を売却して資金を引き出すことができます。

つみたてNISAと併用不可

NISAとつみたてNISAは併用することができません。

つみたてNISAとの切り替えは年に1回のみ行うことができます。

NISA口座におすすめ証券会社

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投資信託本数
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つみたてNISAについて。特徴を確認しよう

つみたてNISAはNISAと同様、利益に対して非課税になる制度です。

ただし、投資できるのは金融庁が定めた約160銘柄の投資信託のみとなります。

投資先が少ないからと言って劣っているわけではなく、投資家にとって有利な条件の投資信託を厳選されています。(手数料、運用実績など)

そのため、つみたてNISAは投資経験の有無を問わず気軽に始めることができる制度となっています。

年間40万円までの投資を非課税で運用可能

年間40万円まで買い付けを行うことができます。

発生した利益には通常20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでもそれが非課税になります。

50万円の利益が発生した場合
つみたてNISAの場合 一般口座の場合
利益
50万円
税率 0% 20.315%
税金額 0円 101,575円

非課税期間は20年

つみたてNISAは20年もの長期間非課税で運用することができます。

その間に得た配当、値上がり益が非課税になります。

金融庁が定めた条件の投資信託へ投資可能

投資信託は玉石混交です。そのため、初心者でも優良な投資信託を選べるよう金融庁が定めた条件を満たす投資信託のみ、つみたてNISAで運用することができます。

銘柄数は約160です。

資金はいつでも引き出せる

NISAと同様にいつでも保有している投資信託を売却して資金を引き出すことができます。

NISAと併用不可

NISAとつみたてNISAは併用することができません。

NISAとの切り替えは年に1回のみ行うことができます。

つみたてNISAにおすすめ証券会社

つみたてNISA
取扱い商品数
最低積立金額 還元率(ポイント) 詳細
投信'購入時'還元率 投信'保有時'還元率
172本 100円〜 Tポイント
三井住友カード決済で
1.5%
保有額の
0.03〜0.1%
152本 100円〜 松井証券ポイント
なし 保有額の
0.1%
151本 100円〜 マネックスポイント
なし 保有額の
0.03〜0.08%


iDeCoについて。他2つと大きく異なるので注意

iDeCoはNISA、つみたてNISAと同様に運用益が非課税になるだけでなく、所得控除のメリットも享受することができます。特徴を確認してみましょう。

掛け金は全額所得控除の対象

iDeCoの最も大きなメリットが所得控除の対象であることです。

具体的にどのくらい節税できるのかを年収400万円の方を例に確認してみましょう。

年収400万円の方の掛け金別節税額
年間の掛け金 年間の節税額
816,000円 122,400円
276,000円 41,400円
240,000円 36,000円
144,000円 21,600円

年間の掛け金の上限は属性によって異なる

iDeCoの掛け金の上限は属性(自営業、会社員など)で決まります。

属性 掛け金の上限(年)
自営業 816,000円
専業主婦(夫) 276,000円
公務員 144,000円
会社員(企業型DCなし) 276,000円
会社員(企業型DCのみあり) 240,000円
会社員(企業年金加入(DB)) 144,000円

最長70歳まで運用可能

NISAやつみたてNISAと異なり、運用可能年数は運用者の年齢によって決まります。

例えば、30歳の方がiDeCoを始めた場合は70歳までの40年間が非課税で運用できます。

証券会社が指定した銘柄に投資可能

非課税制度で唯一元本確保型(定期預金等)を選択できます。

銘柄数は5〜35程度です。(例外の口座あり)

運用手数料がかかる

iDeCoは運用するために毎月手数料を支払う必要があります。

手数料は口座にもよりますが、171円〜(月)です。

iDeCo手数料
支払先 国民年金基金連合会 事務委託先金融機関 運営管理機関手数料
加入者(掛金拠出) 2,829円(初回のみ)
105円(月額、税込)
66円(月額、税込) 金融機関によって異なる

資金は60歳以上でないと引き出せない

iDeCoで運用している資金は原則60歳以上にならないと引き出すことができません。

引き出す場合は一時金または年金として受け取ります。(どちらも所得控除あり)

30年勤続の方の税金がかからない上限額
一時金で受け取り 年金で受け取り
退職所得と合わせて
1,500万円まで
公的年金と合わせて
120万円まで(65歳未満の場合年70万円まで)

NISA、つみたてNISAと併用できる

NISA+つみたてNISAの組み合わせは併用できませんが、「iDeCo+NISA」もしくは「iDeCo+つみたてNISA」の組み合わせは併用ができます。

使わないと損な制度ですので資金に余裕がある方はぜひ併用するべきです。

iDeCo口座に最適なネット証券

iDeCo取扱商品数 口座運営管理手数料 口座開設時間※1(申込~取引まで)
87本 0円
最短で2営業日
41本 0円
最短で当日
25本 0円
約1〜2週間
12本 0円
最短1週間

手数料は全て税込。標準プランや最低条件の手数料を抜粋しております。 ※ 国民年金基金連合会や事務委託先金融機関(信託銀行)が設定する口座管理手数料等が別途発生します。※1 総合口座開設の所要時間

あなたに向いているのはどの制度?メリットデメリットで選ぼう!

NISA、つみたてNISA、iDeCo比較
一般NISA つみたてNISA iDeCo
年間投資限度額 120万円 40万円 14万4,000円~81万6,000円 (年金の種類による)
最低投資金額 100円 100円 月額5,000円
運用期間 最長5年間 最長20年間 60歳まで
利用可能年齢 20歳〜 20歳〜 20歳〜65歳
投資可能商品 国内株式 外国株式 投資信託 ETF、REITなど
(合計数千銘柄)
金融庁指定の投資信託
(合計約160銘柄)
iDeCo用の投資信託、預金、保険
(合計約30銘柄)
資金の引出し制限 なし なし 60歳まで引出不可 (60歳時点で運用期間が10年未満の場合は10年間引出し不可)
非課税対象 運用益 運用益 運用益、掛金が全額所得控除

3つの非課税制度をそれぞれ比較しましたが、あなたにはどの制度が向いているのでしょうか?

チェックポイントで確認してみましょう。



NISAが向いている人、向いていない人


NISAに向いている人

@ 年間40万円を超えて投資できる人
A 個別の銘柄の株へ投資し、株主優待などを得たい人
B 60歳になるまでに資金を引き出したい人

NISAは年間120万円の投資枠があり、非課税制度の中で最も大きな金額を非課税で投資できます。

つみたてNISAの投資枠の上限は40万円なのでそれを超えて投資できる方はNISAのほうがお得といえるでしょう。

また、国内株式の個別銘柄へ投資が可能なので、非課税で配当金や株主優待を受け取ることもできます。

NISAに向いていない人

@ 年間40万円以下の投資額
A 長期的に運用をしたいと考えている人(5年以上)
B 投資に関して知識が十分でないと感じている人

NISAは年間120万円までの投資が可能です。しかし、運用期間が5年と、つみたてNISAと比較し短いです。

年間40万円以上投資できる方でないとNISAの投資可能枠を無駄にしてしまうので、つみたてNISAを選択したほうがお得といえるでしょう。

また、NISAはほぼすべての投資信託、国内株式と一部の海外株式に投資できます。

そのため、自分で選択し運用する知識が必要になります。

NISA口座開設数
投資信託取扱い数
つみたて投資枠対応商品数
最低積立金額 100円
NISAでのポイント投資
つみたてスタイル
毎月、毎週、毎日から選択可能
手数料(取引ごと)
10万円まで 20万円まで 30万円まで 50万円まで 100万円まで
0円
SBI証券のNISA口座を選ぶ理由

NISA対象の投資信託、IPOなどの取り扱い数業界NO.1など、とにかく商品数が多いです。

あなたにあった投資信託を診断!100円から投資できる「かんたん積立アプリ」が最大の魅力です。

また、2021年6月30日から始まる「三井住友カードつみたて投資サービス」により、投信積立額の1.5%のVポイントをプレゼントするキャンペーンが始まります。
NISA口座でも対応しているので、株初心者でも使いやすくなっています。



つみたてNISAが向いている人、向いていない人


つみたてNISAに向いている人

@ 年間40万円以下の投資額の人
A 投資に関して知識が十分でなく、運用はプロへ任せたい人
B 長期的に運用したい人
C 60歳になるまでに資金を引き出したい人

つみたてNISAでは金融庁が指定した条件に合致した優良な投資信託へのみ投資ができます。

そのため、投資経験がない方でも始めやすいでしょう。

NISAの運用期間が5年なのに対してつみたてNISAは20年と長期運用が可能なので、複利で利益を大きく伸ばすことも可能です。

つみたてNISAに向いていない人

@ 年間40万円を超えて投資をしたい人
A 個別の株式へ投資し株主優待を得たい人

つみたてNISAの非課税枠は年間40万円です。
これを超えた分は通常の口座で買付したものとされ20.315%の税金が課税されます。

年間40万円以上投資したい方はNISAがおすすめです。

また、つみたてNISAで投資ができるのは一部の投資信託に限られます。個別の株式へ投資し、株主優待を得たい方はつみたてNISAでは行うことができないので、NISAがおすすめです。



iDeCoが向いている人、向いていない人


iDeCoに向いている人

@ 収入がある人
A 老後に必要な資金が年金だけでは足りない人
B 長期的に運用したい人
C 60歳になるまでに資金を引き出さなくても大丈夫な人

iDeCoは掛け金が全額所得控除となるので、収入があり住民税、所得税を納めている方ならだれでも納税額を減らすことができます。

そのため、上記の向いている人の条件に当てはまるのならNISAや、つみたてNISAを始める前にiDeCoを始めたほうが良いでしょう。

もちろん、iDeCoの掛け金を超えて投資する余裕がある方はiDeCoに加えてNISAやつみたてNISAを始めることができるので、併用するとより大きなメリットを享受できます。

iDeCoに向いていない人

@ 収入がない人
A 60歳になる前に資金を引き出したい人
B 継続的に掛け金を拠出できない人

iDeCoでは一度拠出した資金は原則60歳まで引き出すことができません。

また、収入がない方でもiDeCoへ加入できますが、所得控除ができないのでメリットを最大限享受することはできません。このような方はつみたてNISAを選択するとよいでしょう。

さらに、毎月手数料が171円かかるので拠出額が少ない方は手数料が利益を上回ってしまい資金が目減りしていくことになります。
そのため、iDeCoでは継続して掛け金を拠出できることが理想です。

SBI証券(iDeCo)
 SBI証券(iDeCo)

手数料(月額)

167円

投資信託

84本

定期預金

4本

サポート

つみたてNISAとiDeCoの併用が最強!

NISAとつみたてNISAの併用はできません。税制メリットを最大限活用するなら【つみたてNISA+iDeCo】です。もしつみたてNISAの年間投資金額40万円より大きく投資したい場合は、【NISA+NISA終了後つみたてNISA+iDeCo】です。

新NISAは2028年に終了しますが、最大5年間の非課税期間を使うと、120万円×5年=600万円の非課税枠となります。

つみたてNISAは2056年まで投資できるため40万円×20年=800万円の非課税で最長20年間非課税期間があるので、つみたてNISAの方が税制メリット は大きくなります。しかし、1年の投資金額が40万円までのため、5年以内の売却を考え投資金額が大きい場合は、現行NISAが終了する2023年までNISAで運用してその後つみたてNISAにすると良いでしょう。

つみたてNISAとiDeCoの積立額のシミュレーション

つみたてNISAとiDeCoを併用すると、どのくらいの金額が積立できるのでしょうか。

例として公務員の方がつみたてNISA、iDeCoを利用して年利5%で運用できた場合を見てみましょう。

つみたてNISAとiDeCoの最終積立金
つみたてNISAのみ
(年利5%)
iDeCoのみ
(年利5%)
つみたてNISA +iDeCo
毎月の投資金額 33,333円 12,000円 45,333円
10年後 5,176,017円 1,863,382円 7,039,399円
20年後 13,700,974円 4,932,394円 18,633,368円
30年後 27,741,662円 9,987,087円 37,728,749円

なんと月45,333円を積み立てると30年後には約3,800万円にもなります。利益を再投資することでさらに利益が増える「複利」によるもので、投資期間が長いほど効果が大きくなります。

この積立金以外にも、iDeCoの拠出金月1.2万円×12ヶ月=14.4万円が所得控除でき、所得税・住民税を軽減できるメリットがあります。


NISA、つみたてNISA、iDeCoなら「SBI証券」がおすすめ!

ネット証券比較(2022年9月)
つみたてNISA銘柄数 iDeCo銘柄数 ポイントで投資可能

178本

87本

投資信託
(Tポイント)

152本

12本

投信3銘柄のみ
(松井証券ポイント)

149本

25本


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